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子どもの頃に我慢が多かった人の特徴とは?大人になって現れやすい「とある傾向」

  • 2026.2.20

幼少期に感情を抑えることが多かった人は、大人になってから特有の傾向や生きづらさを抱えやすい傾向にあります。

「自分の気持ちを言葉にするのが苦手」「つい相手に合わせてしまう」「人間関係で疲れやすい」などが顕著な場合、もしかすると子どもの頃に身につけた「我慢のクセ」が、大人になった今も続いているのかもしれません。

子どもの頃の我慢が心に与える影響や、大人になってから現れやすい特徴とは。神谷町カリスメンタルクリニック院長・松澤 美愛先生監修のもとお届けします。

子どもの頃、我慢が多かった人はどんな特徴が出やすい?

幼少期に我慢することが多かった人は、大人になってから以下のような特徴が見られることがあります。

1. 自分の気持ちや欲求がわからない

「何が食べたい?」と聞かれても答えられない。「どうしたい?」と聞かれると困ってしまう。

これは、子どもの頃に自分の気持ちを表現しても受け止めてもらえなかった、あるいは否定された経験から、感情を感じること自体を無意識にシャットダウンしてきた結果です。

長年にわたって自分の内面に目を向けることを避けてきたため、大人になっても「自分が本当は何を感じ、何を望んでいるのか」にアクセスしにくくなっています。

2. 人に頼ることが苦手

子どもの頃に「頼っても助けてもらえなかった」「弱音を吐いたら叱られた」という経験があると、「人に頼ることは危険だ」「自分のことは自分で何とかしなければ」という信念が形成されます。

自立心として評価されることもありますが、本人にとっては孤独や疲弊の原因になっていることも少なくありません。

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3. 他人を優先しすぎる(過剰適応)

幼少期に親の機嫌を読んで行動することで家庭内の平和を保ってきた人は、大人になっても無意識に同じパターンを繰り返します。

常に相手の気持ちを優先する、自分の意見を言う前に相手の反応を予測してしまう、「NO」と言えない。

相手に合わせることで一時的には人間関係がスムーズになりますが、自分の本当の気持ちを抑え続けることで、心身の疲弊や、ある日突然関係を断ち切りたくなるといった反動が起きることもあります。

4. 完璧主義・自分に厳しい

「もっと頑張らなければ」「この程度では認めてもらえない」など、自分に対して非常に厳しい基準を設け、常に100%を目指そうとする傾向があります。

これは、幼少期に「条件付きの愛情」を受けてきた人に多く見られます。「良い子でいれば愛される」「成果を出せば認められる」という経験から、「ありのままでは価値がない」という信念が形成され、常に自分を追い立て続けてしまいます。

努力家として成功を収める一方で、燃え尽き症候群になりやすい、失敗を極端に恐れる、他人にも同じ基準を求めてしまうといった問題が生じることがあります。

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5. 感情のコントロールが難しい

長年にわたって感情を抑圧してきた反動として、普段は感情を抑えているのにある日突然爆発してしまう。些細なことで涙が止まらなくなるなどが起こることもあります。

また、幼少期に感情を適切に扱う方法を学ぶ機会がなかったため、大人になっても感情との付き合い方がわからないというケースもあります。

次:我慢が当たり前になりやすい家庭の「共通点」とは

我慢が当たり前になりやすい家庭の「共通点」とは

子どもが我慢を強いられやすい家庭には、いくつか共通した特徴があります。

親の感情が不安定な家庭

親の機嫌が読めない、急に怒り出す、感情的な言葉をぶつけられるなどの環境では、子どもは常に緊張状態に置かれます。

「今日の親は機嫌がいいだろうか」「何をしたら怒られるだろうか」と常にアンテナを張り続けることで、自分の気持ちよりも親の気持ちを優先するようになります。

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過度に厳格・支配的な家庭

ルールが非常に厳しく、子どもの意見や感情が尊重されない家庭も、我慢が常態化しやすい環境です。

「言うことを聞きなさい」「子どものくせに」「口答えするな」といった言葉が日常的に使われる環境では、子どもは自分の考えや気持ちを表現する権利がないと学習します。

親の期待に応えることだけが求められ、子どもらしい感情の発露は抑え込まれていきます。

親が過度な困難を抱えている家庭

親の病気や経済的困窮などがある状況では、「心配をかけてはいけない」「自分のことで親を煩わせてはいけない」という思いから、子どもは自分の感情やニーズを後回しにすることを覚えます。

また、こうした家庭では、本来親がすべき役割を子どもが担う「親子の役割逆転」が起きることもあります。

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次:専門家に聞く!我慢ばかりだった人が大人になってから“生きづらさ”を改善するには?

専門家に聞く!我慢ばかりだった人が大人になってから“生きづらさ”を改善するには?

子どもの頃から自分よりも誰かを優先してきたあなたは、今までどんなに我慢を重ねてきたことでしょう。そんな行動は意識的なこともあれば無意識のうち、ということもあると思います。

しかし子どもの頃のこの行動は決して悪いことではなく、その場を生き抜くためには必要な知恵でした。誰かに気に入られるため、嫌われずに生きるためには必要なことだったのです。

しかしそんな自分も大人になりました。これからは自分の力で生きていけます。それならば、少しずつ人生の主役を自分に、誰かよりも自分を優先するように変えていきましょう。

まずは自分の内面に目を向けて、自分がどう感じているか=気持ちを知る、自分は何を望むのか=我慢や無理のない形に気付く、そんな癖を付けていきましょう。

ありのままの自分自身を受け容れられるようになると、自然とあなたらしさが出てきます。そのあなたらしさは無理したものではないので周りの人は魅力的に感じます。

監修者プロフィール

神谷町カリスメンタルクリニック院長 松澤 美愛先生

東京都出身。慶應義塾大学病院初期研修後、同病院精神・神経科に入局。精神科専門病院での外来・入院や救急、総合病院での外来やリエゾンなどを担当。国立病院、クリニック、障害者施設、企業なども含め形態も地域も様々なところで幅広く研修を積む。2024年東京都港区虎ノ門に「神谷町カリスメンタルクリニック」を開業、院長。精神保健指定医/日本精神神経学会/日本ポジティブサイコロジー医学会
URL https://charis-mental.com/
InstagramURL https://www.instagram.com/charismentalclinic

<Text:外薗 拓 Edit:編集部>

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