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「鳥の巣頭」は実在した!? キジバト・リンちゃんとご主人の信頼関係にSNSほっこり

  • 2026.2.15
「鳥の巣のような頭」という言葉がありますが、まさか本当に頭の上が〝産卵場所〟になるという珍事が起きました!
「鳥の巣のような頭」という言葉がありますが、まさか本当に頭の上が〝産卵場所〟になるという珍事が起きました!

「鳥の巣のような頭」という言葉がありますが、まさか本当に頭の上が〝産卵場所〟になるという珍事が起きました!

ぽぅぽぅのいる世界さん(@popoko0501)のXより
ぽぅぽぅのいる世界さん(@popoko0501)のXより

ぽぅぽぅのいる世界さん(@popoko0501)のXより

そんなことが起きたのは、脚に障害があり、自然に帰ることが出来ないキジバトを、届出をした上で保護している「ぽぅぽぅのいる世界」(@popoko0501)さんのご主人の頭です。産んだのは、キジバトの「リンちゃん」。詳しく話を伺いました。

ご主人の頭は鳥の巣のようだったのか?

少し前から発情期に入り、産卵が近い様子だったというリンちゃん。「ぽぅぽぅのいる世界」さんによると、リンちゃんはメス個体のために巣作りが苦手で(本来ならばオスが巣材を運ぶため)、いつも箱の中などお気に入りの場所を探して産卵していたといいます。

当日、ご主人の頭にずっととまっているリンちゃんを面白く思い、ぽぅぽぅのいる世界さんが動画を撮り始めたのがすべての始まりでした。

ぽぅぽぅのいる世界さん:「主人の頭の上で大人しく座り込んだので、娘と『もしかして…?』と確認してみると、リンが威嚇してきたんです(翼で相手を叩く、卵を守る行為)」

育ての親であり、寝起きをともにする大好きなご主人を信頼しきっているリンちゃん。手に乗せてそっと退かしてみると、そこには見事な卵が!

家族一同、「笑っていいのやら、この状態どうするの!?」と驚きと困惑に包まれたといいます。

天然パーマが「いい仕事」をした!?

産卵後も、リンちゃんはご主人の頭の上で抱卵(卵を温める)体制に。

ぽぅぽぅのいる世界さん:「結局、3時間ほどリンを頭に乗せたまま過ごしておりました。鳩の体温は40℃程あるので凄く頭が温かったそうです。流石に卵が落ちたら大変なので、その後は箱に卵を移し、その場所で抱卵してくれたので一安心でした」

ぽぅぽぅのいる世界さん(@popoko0501)のXより
ぽぅぽぅのいる世界さん(@popoko0501)のXより

ぽぅぽぅのいる世界さん(@popoko0501)のXより

それにしても、なぜ「頭」だったのでしょうか?

ぽぅぽぅのいる世界さん:「主人が白髪混じりの天パ頭で、それがいい仕事をしたのだと思います。天パに守られて卵が落ちないんですよね。投稿のコメント欄にもあるように『鳥の巣頭』とはこのことなんだなと思いました」

しかし、実際に頭に卵を産む鳥さんはほかにもいるのでしょうか。

ぽぅぽぅのいる世界さん:「鳩が人の頭を巣にすることはまずないと思います。リンも頭の上に産卵をするのは初めてです。ただほかの鳥さんで、手のひらに産卵したという話は聞いたことがあります」

命を繋いだ「奇跡」と、共に生きる覚悟

微笑ましい光景の裏側には、切実な命の物語がありました。実はリンちゃんは、孵化直前に親バトが外敵に襲われ、放置された卵から奇跡的に産まれた子です。

本来、キジバトは鳥獣保護管理法により飼育が禁じられていますが、リンちゃんには幼鳥の頃から両脚に「脚弱症(足の指が開かない)」という重い障害がありました。自然界での生存は難しいという獣医の診断のもと、関係機関に終生飼養許可を申請し、現在は「命尽きるまで」という条件で大切に保護されています。

自分も人間と同等だと思っているほど、家族に心を開いているリンちゃん。 ご主人の頭の上で産んだ卵は、彼女がこの家を、そしてご主人を「世界で一番安全な場所」だと確信している証なのかもしれません。

ライターコメント

障害を持ち、野生では生きられなかった命が、温かいご主人の〝天然パーマ〟の「鳥の巣頭」の上で安心して卵を産む…。なんてすばらしい信頼関係なのでしょうか。3時間も頭を温めていたご主人の優しさにも、胸を打たれました。温かな「ぽぅぽぅのいる世界」さんご家族の姿が、私が大好きな獣医師で写真家の竹田津実さんと重なりました。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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