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【日本初上陸】「Bacha Coffee 銀座」をリポ! 200種類以上のコーヒーと至福のコーヒーガストロノミー体験

  • 2026.2.14
東京・銀座に2025年12月にオープンした「Bacha Coffee 銀座」の1階の内観。 Hearst Owned

2025年12月、銀座5丁目にひときわ華やかな光を放つ旗艦店が誕生した。モロッコ・マラケシュ発の伝説的なコーヒーブランド「Bacha Coffee(バシャコーヒー)」だ。

1910年、マラケシュの壮麗な邸宅「ダール・エル・バシャ」で産声を上げたこの場所は、かつて政治家のチャーチルや喜劇王チャップリンといった、時代をつくった名士たちが集い、きらめくコーヒーポットを囲んで社交を繰り広げた象徴的な地。その115年の物語を今に伝える日本初の複数階建ての店舗が、ついに東京の中心にその幕を上げた。

五感を揺さぶる意匠

中へ足を踏み入れた瞬間、思わず「わあ……」とため息が漏れた。足元には黒と白の市松模様の大理石の床が広がり、壁一面には色鮮やかなキャニスター。入り口のすぐそばでは、目移りしてしまう各種ベーカリーが迎えてくれる。そこには、街の喧騒を一瞬で忘れさせるような、優雅で洗練された別世界が広がっている。

テイクアウトセットに、人気のスイートクロワッサンを合わせて。 Hearst Owned

1階のコーヒーブティックはテイクアウトとリテール専門のフロアで、コーヒーマスターによる没入型の体験を楽しむことができる。なかでも目を引くのが、街歩きを格上げしてくれる贅沢なテイクアウトセットだ。オレンジとシルバーを基調とした、まるで宝石ボックスのようなトレイに収まるのは、アラベスク模様(幾何学模様)が緻密に描かれたロイヤルブルーのコーヒーとシャンティークリームのカップ。琥珀色のシュガースティックも添えられ、もはや“持ち歩けるアート”のよう。

Hearst Owned

そして上階へと続く、モロッコにインスパイアされたアイアンワークが美しい階段を上ると、2階は「1910」、3階は「Marrakech(マラケシュ)」と名づけられた趣の異なるコーヒールームが。デザインの異なるアンティーク調のチェアが並び、まるで宮殿に招かれたかのような感覚に陥る。

表紙のあまりの可愛さに、思わず顔がほころんでしまうメニューブック。 Hearst Owned

テーブルには、心ときめく美しいデザインのメニューブックや、コーヒーの歴史や文化をひもとくオリジナルブックが置かれている。絵本や図鑑のようなデザインと内容は、眺めるだけでも、もちろんじっくり読むのも楽しい。贅沢な調度品に囲まれて過ごす、まさに至福の時間。誰かと来るのはもちろん、一人で訪れて自分だけの世界に浸るのもおすすめしたい。

こちらはBacha Coffeeマラケシュ本店の内観。銀座にいながら、100年前へタイムスリップしたかのような錯覚に陥るほど、その壮麗な美しさが見事に再現されている<strong>。</strong><strong></strong> Hearst Owned

200種超!ブラックで味わう「コーヒーの妙味」

Bacha Coffeeのメニューに「ラテ」という文字はない。あるのは、純粋にブラックで提供されるアイスかホットのコーヒーのみ。200種類以上あるコーヒーそれぞれが持つ妙味をストレートに味わってほしいという、ブランドの揺るぎないこだわりがそこにある。

このゴールドのポットもBacha Coffeeのシンボルとなる存在。2~3杯は楽しめるので、友人と異なるフレーバーを頼んでシェアするのもおすすめ。 Hearst Owned

ぜひ、手元にある圧倒的なリストを見てほしい。特定の農園が放つ唯一無二の個性が光る「シングルオリジン」調和の美学が詰まった「ファインブレンド」、天然の香料が織りなす華やかな「ファインフレーバー」と、そのラインナップは驚くほど多彩だ(あまりの厚さに、驚くこと間違いなし!)。

正直、デカフェにこれほど多くの種類があるのは見たことがない。これほど膨大な選択肢から「今の気分」にぴったりの一杯を選び抜けるなんて、コーヒー好きにとってこれ以上ないほどエキサイティングで、最高の贅沢だ。

コーヒーガストロノミーの衝撃

今回の滞在でもっとも新鮮だったのが、コーヒーを美食として楽しむ「コーヒーガストロノミー」という体験だ。

「モロッコ伝統の『ケフタ』ミートボール 細切りフライドポテト添え」 Hearst Owned

選んだ料理は、モロッコのスパイスが香る伝統の「ケフタ」ミートボール。これに合わせたのは、オレンジの香りが立ち上るフレーバーコーヒーだ。「食事にフルーツ系のコーヒー?」と少し意外な気もするが、一口飲んでその調和に感動……。肉の旨味とスパイスの刺激を、コーヒーの爽やかなシトラスノートが鮮やかに引き立てる。それはまさに、上質なワインと料理を合わせるマリアージュそのもの。

「ヴィエナドーンコーヒーのティラミス」 Hearst Owned

ペストリーやデザートもコーヒーと合わせて楽しみたい。なかでも、「ヴィエナドーンコーヒーのティラミス」は、瓶の中にたっぷりと詰められた贅沢な一品。スプーンですくうたびにコーヒーの香りが重なり合う、濃厚で奥行きのある味わいがたまらない。

Bacha Coffeeの料理やデザートはどれもなかなかのボリュームがあるので、友人や家族と訪れていくつか注文し、シェアしながら「多彩な味の旅」を楽しむのが、この場所をもっとも満喫できるスタイルかもしれない。

Bacha Coffee 銀座は、一杯のコーヒーを味わうという日常のひとときを、時空を超えた贅沢な「旅」へと変えてくれる場所だ。

往年の人々が愛した日々に思いを馳せ、大理石の床を歩き、豊富な選択肢から自分だけの一杯を見つけ出す。それは、銀座にいながらにして遠い異国の地へと招かれるような、至福のひととき。ここには、これまでのコーヒーの常識を心地よく塗り替え、心を豊かに彩ってくれる新しい発見に満ちていた。

ギフトやお土産にぴったりのアイテムも店内にたくさん。宝石箱のようなパッケージに包まれた、Bacha Coffee自慢のギフトセレクション。 Hearst Owned

「Bacha Coffee 銀座」
東京都中央区銀座5-6-6
11:00~21:00

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