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【ガーデニングQ&A】冬の間に増えて大きくなったクンシラン。コンパクトに育てる方法は?

  • 2026.2.10

【ガーデニングQ&A】冬の間に増えて大きくなったクンシラン。コンパクトに育てる方法は?

植物を育てていくうえで、わからないことや悩んでいることはありませんか? ここでは、読者の皆さんから寄せられたガーデニングにまつわる疑問や質問、お困りごとに、園芸研究家の山口まりさんが回答します。今回のテーマは「クンシラン」です。

Q クンシランが冬の間に増えすぎて困っている

クンシランがどんどん増え、葉も大きくなり、冬の間の庭の場所を占領します。どうしたらコンパクトに育てられますか?(熊本県上益城郡 73才)

A たくさん増えるのは栽培管理がとても適切にされていること。もともとコンパクトに育つダルマ系統の品種もおすすめ

クンシランは南アフリカ原生で、日本に渡来したのは明治初期だといわれています。現在栽培されているクンシランは、クリビア・ミニアータ(Clivia miniata)という原種から改良されたもので、森林の半日陰でそばに小川が流れているような土地に自生しています。そのため、強光線・滞水・強い寒さには弱いのですが、暑さ・日陰には耐えます。無霜地帯では露地植えが可能です。

ご相談者は、クンシランを愛培されじゃまになるほど増やされているとのこと。栽培管理がとても適切に行われていることと思います。クンシランをコンパクトに栽培したいとのことですが、株により大きさの大小などの差があります。

クンシランは、親と同じ性質の株を増やす株分けや株元の鱗茎状の部分を放射状に切り分けて増やす栄養繁殖と、タネから増やす実生繁殖があります。市販されている多くのクンシランは、タネから増やされた株で、同じ両親から誕生した子どもでもみんな性質が異なるように、クンシランも花序の大きさ・花色・花被片の幅、葉の幅や長さにかなりの変異を生じます。草姿や葉の幅や長さ、斑入り葉など伝統園芸植物のように葉や株の変異を楽しめるようさまざまな改良がなされてきました。特に、葉が短く幅広の株が好まれ「ダルマ系統」として流通し、鉢花としてコンパクトに楽しめる品種もあります。栽培管理の方法で株をコンパクトにするのは、なかなか難しいため、もともとコンパクトに育つダルマ系統の品種を栽培されることをおすすめします。

管理場所

6月中旬~10月中旬は、屋外の風通しがよい明るい日陰、4~6月上旬と10月下旬〜11月下旬は軒下に。初冬~3月ごろまでは、室内のレースのカーテン越しの光が当たるところ。

水やり

乾いたらたっぷり。冬季は、3~7日に1回。

植えかえ

開花後の4月上旬~5月中旬に、水はけ・水もち・肥料もちのよい弱酸性の土で。

肥料

生育期の4~6月、9月中旬~10月上旬に効果が出るように、N:P:Kが等量の緩効性化成肥料を置き肥するか液肥を与えます。

病害虫

ナメクジ。過湿にすると6月上旬〜10月上旬に軟腐病の発生が見られます。

クンシランの栽培カレンダー 暖地(関東南部以西太平洋側)

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草花、花木、観葉植物、野菜など、園芸に関することでわからないことや困ったことがありましたら、ハガキか封書、メールで相談内容をお送りください。相談内容は、できるだけ具体的にお書きください。写真を添えていただいてもけっこうです(返却はできません)。なお、お答えは誌上に限らせていただきます。

【宛先】〒141-0021 東京都品川区上大崎 3-1-1 目黒セントラルスクエア 主婦の友社 園芸ガイド編集部「園芸相談室」

【メール】engei@shufunotomo.co.jp

※この記事は『園芸ガイド』2026年冬号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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