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スターバックスと霧島酒造がコラボ! 隈研吾建築の新施設が宮崎にオープン

  • 2026.2.9
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2026年1月27日、宮崎県都城市に新たな複合施設「KIRISHIMA GREENSHIP icoia(キリシマ グリーンシップ イコイア)」が誕生した。本施設は、都城市に本社を構える霧島酒造株式会社とスターバックス コーヒー ジャパン株式会社によるコラボレーションプロジェクトから生まれたもの。施設内には植物園をはじめ、「スターバックス」の店舗、霧島酒造直営の「KIRISHIMA LIFE STORE ipomea(キリシマ ライフストア イポメア)」を併設。さらに屋上庭園や芝生エリアも設けられ、自然を身近に感じながら思い思いの時間を過ごせる空間が広がっている。

このプロジェクトの始まりは、2017年に行われた「スターバックス」の社内研修。霧島酒造を訪問したことをきっかけに交流が始まり、それぞれが取り組む環境活動や持続可能な未来への想いに共感。「都城に、誰もがくつろげる憩いの場をつくりたい」という考えのもと、本施設の開発が進められた。

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設計を手掛けたのは、建築家の隈研吾。これまでも「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」や「スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店」など、地域の風土や景観に寄り添う「スターバックス」の店舗建築を数多く担当してきた。本施設でも、霧島山や沖水川を望む立地に呼応し、都城の風土に調和する建築が目指された。内部に入ると、晒竹(さらしだけ)のゆるやかな曲面天井が続き、竹本来の温かみが広がる開放的な空間が来場者を迎える。

店舗では、コーヒーかすや九州南部の土壌を形成するシラスを混ぜ込んだ内装ボードを壁面に使用。九州南部のシラスで左官職人が仕上げたサイレンロゴをはじめ、来店客を迎えるカウンターには天井と同じ晒竹を採用し、施設との一体感を演出している。バーカウンター背面には、「スターバックス」のコーヒーかすと霧島酒造の焼酎づくりで生じるサツマイモの繊維を活用したオリジナルボードを設置し、原材料を余すことなく活用する両社の姿勢を表現している。

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隣接する霧島酒造直営店舗「KIRISHIMA LIFE STORE ipomea」では、進化系のおつまみや焼酎に合う新しい割り材、九州の匠による美しい酒器など、焼酎から広がるお酒の楽しみ方を提案するアイテムを販売。スターバックスの店舗とともに、ガラス越しに植物園を望める点も、本施設ならではの特徴だ。

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さつまいもの形をした植物園「めぐりの森」では、「暮らしを支える植物」「味覚で楽しむ植物」「彩りを添える植物」「水と共に生きる植物」という4つのテーマに沿って、約60種類の亜熱帯植物を展示。焼酎造りで発生する蒸留温排水の熱エネルギーを再利用するなど、環境配慮型の運営が行われている。施設で使用する電力は「サツマイモ発電」による再生可能エネルギー100%で賄われ、将来的には都城市内の「スターバックス」2店舗から出るコーヒーかすもメタン発酵させて発電に活用される予定だという。

このほか、霧島山や沖水川など都城の雄大な自然を一望できる屋上庭園「見晴らしの丘」や、芝生エリア「いこいの庭」も展開。自然、建築、エネルギー循環が一体となったこの施設は、地域に根ざした新たな憩いの場として注目を集めそうだ。

KIRISHIMA GREENSHIP icoia
宮崎県都城市下川東4-5869-8

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