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余白が与えてくれるもの/夏南の法則Vol.154

  • 2026.2.9

大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新モデルの大屋夏南がありのままに自由でいるためのカナ的イズムを書き綴る♡

余白が与えてくれるもの/夏南の法則Vol.154

今年の冬休みは、例年通り夫の実家があるシドニーで過ごしました。

日本が冬の間、シドニーは夏。朝から明るい日差しが差し込み、青い空と強い日差し、柔らかい潮風に包まれているだけで、体の奥に溜まっていた力が、少しずつ抜けていくのを感じました。

特別な予定を入れなくても、ただその場所に身を置くだけで気持ちが整っていく。そんな時間が、とても久しぶりだったように思います。

今回は思い切って、YouTubeも3週間お休みしました。YouTubeを始めてから8年間で、パソコンを3日以上触らなかったのは初めてのことです。シドニーにいるあいだは、スマホのスクリーンタイムも1日1時間ほど。

気づけば、いつもは手元にあるはずの携帯やパソコンの存在をほとんど意識せずに過ごしていました。

スケジュールや自分の頭を仕事や情報でぎゅうぎゅう詰めにしないことで生まれたのは、単なる「空いた時間」ではなく、自分の中にできた静かなスペースだったように思います。

その余白の中で、自分に与えられている時間をこれからどう使っていきたいのか、何をしたいのか、どんな自分でいたいのか、行ってみたい場所はどこなのか。

そんなことを、誰に話すわけでもなく、答えを急ぐこともなく、ゆっくり考えることができました。

普段はどうしてもアウトプットすることに意識が向きがちですが、この冬休みは久しぶりにしっかりとインプットする時間でもありました。

新しい情報を詰め込むというより、自分の内側に耳を傾けるような、静かなインプット。部屋に差し込む光や、本のページをめくる音、何気ない会話の中で、少しずつ感覚が戻ってくるような感覚がありました。

新年は、多くの人が新しいことを始めたり、何かを足そうとしたりする時期かもしれません。でも私にとってこの冬休みは、「何を増やすか」ではなく、「何を手放していきたいか」を考える時間になりました。

全部を抱え込まなくてもいいし、全部やらなくてもいい。そう思えたことで、心が少し軽くなった気がします。

今年は、自分にとって本当に大事なものを、ちゃんと大事にする一年にしたいです。

余白を残しながら、自分のペースで進んでいくこと。その感覚を忘れずに、また日常に戻っていこうと思います。

素敵な1ヶ月でありますように♡

 (260693)

プロフィール

大屋夏南
大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。

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