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衝撃の「ぬい活」アイテムを生み出す「フェリシモ」提案の“大人のぬい活”とは?愛ゆえに抱える推し活問題も

  • 2026.2.9

「ぬい活」という言葉をご存知だろうか。推しのアイドルやキャラクターの“分身”となるぬいぐるみを持って、おでかけや撮影、着せ替えなどを楽しむ活動のことだ。2025年には「新語・流行語大賞」にノミネートされるほどの大ブームとなっている。

推し活の新たなスタイルとも言える「ぬい活」だが、ぬいぐるみといえば“子どもの遊び”というイメージがまだまだ強い。かく言う筆者も推しこそいるものの、「ぬい活」の魅力はよくわからずにいた。一体、大人がハマる要素はどこにあるのだろうか。

そこで、「ぬい活」を応援する商品の開発に力を入れている、株式会社フェリシモ(以下、フェリシモ)の川崎和美さんと山口由莉さんに話を聞くことに。日々推し活に励む2人が提案する、“大人のぬい活”とは?

株式会社フェリシモが力を入れる“大人のぬい活”の楽しみ方とは?
株式会社フェリシモが力を入れる“大人のぬい活”の楽しみ方とは?

あらゆる界隈の新定番に!「ぬい活」ブームが起きた理由

まず、なぜ「ぬい活」がここまで流行しているのか。単刀直入に聞いてみた。

山口さんは「最初はアニメグッズの定番だったものが、他界隈の推し活にも流入したという認識です。キャラクターの缶バッジやぬいぐるみ、アクリルキーホルダーなどがたくさん付いたバッグを見たことはありませんか?あのスタイルが全界隈に広がり、女子高生をメインに流行していったように思います」と話す。

続けて、「ここ数年は『ぬいぐるみキーホルダー』が特に流行っていますが、付けるだけで『私の推しはこの人!』と簡単に主張できるのもポイントです。アイドル以外だと、『サンリオ』のキャラクターや『ちいかわ』、『ミャクミャク』などですね」と、日常的な「ぬい活」の在り方について教えてくれた。

また、「アイドルやキャラクターは“みんなのもの”ですが、ぬいぐるみに関しては“うちの子”という感覚になれるんです。お洋服やアクセサリーも自分好みにカスタマイズでき、いつも一緒にいられるので、より愛着が湧きます」と川崎さん。

このように、「ぬい活」のブームには物理的な面と精神的な面の両方で理由があるようだ。

ぬいぐるみに着せてかわいい「おすわりできる ふわもこぬいのきぐるみの会」(月1個/2695円)
ぬいぐるみに着せてかわいい「おすわりできる ふわもこぬいのきぐるみの会」(月1個/2695円)
おしり部分にビーズが詰まっており、自立が難しいぬいぐるみを安定的に“おすわり”させることができる
おしり部分にビーズが詰まっており、自立が難しいぬいぐるみを安定的に“おすわり”させることができる

「ぬい活」は推しにも自分にもメリットが

川崎さんは韓国のアイドルを、山口さんは日本のアイドルを推しているそうで、どちらもグループ公式のぬいぐるみが販売されているという。まだ公式からぬいぐるみが販売されていない時代は、ファンが自作することもあったのだとか。

正直、筆者は「そこまでして?」と思わなくもないのだが、「ぬい活」には推し活に欠かせない、思わぬメリットがあるようだ。

「公式にぬいぐるみが販売されている場合、“グループにお金を落とせる(払える)”というのが最大のメリットだと思っています。やはり推しには、お金のかかったMV撮影や、豪華な衣装を体験してほしいですから(笑)。ぬいぐるみは比較的単価が高く、メンバー全員分を購入すればそれなりの金額になります。なので、持ち歩くのは一推しだけですが、ぬいぐるみは全員分買っています」と山口さん。

一般的に、アイドルグループはコンサートのチケットやグッズ、CD、DVDなどが売れれば売れるほど、その後のプロモーションやステージの規模が大きくなると言われている。グループが繁栄すればSNSや歌番組での“見つかる”頻度も増え、ファンが増加し、人気アイドルとなるのだ。

ちなみに、山口さんがメンバー全員分のぬいぐるみを購入するのは、「ずっとみんなで仲良くいて」という祈りを捧げるためでもあるそうだ。

推しを祀れる「尊いが集結するお部屋の聖地 引き出し収納付き推しお祀(まつ)り棚の会」(月1セット/2090円)
推しを祀れる「尊いが集結するお部屋の聖地 引き出し収納付き推しお祀(まつ)り棚の会」(月1セット/2090円)
なんと賽銭箱(貯金箱)付き。「尊い!」と思うたびにお金を入れれば、チケット代が貯められるかも?
なんと賽銭箱(貯金箱)付き。「尊い!」と思うたびにお金を入れれば、チケット代が貯められるかも?

さらに、川崎さんは「ぬい活をしていてよかった」と感じた実体験があるという。

「韓国のアイドルグループは日本のアイドルグループと違い、“メンバーカラー(メンバー一人ひとりに設定されたシンボルカラー)”がないこともあるんです。なので、コンサート会場やポップアップショップに行っても、みんなの推しが誰なのかがわかりにくいんですね。でも『ぬい活』をしていると誰を推しているかがひと目でわかるので、『私も〇〇推しです!』と話しかけてもらえたり、ランダムグッズを購入して推しが出なかったときに『よかったら交換しませんか』と声を掛け合えたり、うれしいことがたくさんあるんです!」

この川崎さんの話に、大きく頷く山口さん。異なる国のアイドルを推していても、「ぬい活」の必要性は変わらないらしい。

「ぬい活」の悩み解消に立ち向かうフェリシモ

ぬいぐるみに興味がなかった筆者も少しずつ気になってくるほどの、2人の熱い想いや楽しそうな体験談。しかし、「ぬい活」をするうえで悩みも尽きないそうで、それが「ぬい活」関連アイテムの開発のきっかけとなっているようだ。

まず、川崎さんが開発した「ふたを開ければぬいスタンドに ミニリュック型ぬいポーチの会」について解説してもらった。

「『ぬい活』をしていて特に困るのが、“汚してしまう”ことと“落としてしまう”こと。これを解決すべく開発したのが『ふたを開ければぬいスタンドに ミニリュック型ぬいポーチの会』です。一見、普通のリュック型ポーチなのですが、片面が透明窓でぬいぐるみがしっかり見えるようになっています。また、ファスナーをぐるりと開けて折り返すと“ぬいスタンド”になる仕様で、ぬいぐるみを倒さず、汚さずに記念撮影ができます。ストラップ付きなので、お手持ちのバッグに簡単に取り付けられるだけでなく、ボールチェーンのように『チェーンが切れて落ちてしまう』という心配もありません」

推し活グッズによくある赤、青、緑などの鮮やかなカラーリングではなく、スモーキーローズ、トワイライトブルー、シャンパングレーという、大人っぽいコーディネートに合わせやすいカラー展開も特徴。メンバーカラーを持たない韓国アイドルを推している川崎さんならではの発想だ。

川崎さんの「どうしてもぬいを自立させたい」という情熱から商品化にいたった「ふたを開ければぬいスタンドに ミニリュック型ぬいポーチの会」(月1個/2640円)
川崎さんの「どうしてもぬいを自立させたい」という情熱から商品化にいたった「ふたを開ければぬいスタンドに ミニリュック型ぬいポーチの会」(月1個/2640円)

続いて、山口さんが開発した「幕が上がる ステージカーテン開く舞台ポーチの会」。商品名からはどんなものなのか、まったく想像がつかないが…。

「先ほど、『推しを主張できる』『ひと目で推しがわかる』というのが『ぬい活』の利点だとお話したのですが、大人が推し活をする際には『誰を推しているかを隠したい』『推し活していることをバレたくない』という方もいらっしゃいます。実は私もそのタイプで、『どうすれば推しを隠しながら一緒におでかけできるのか』を考えて開発したのが『幕が上がる ステージカーテン開く舞台ポーチの会』です。『隠したい』だけでなく、『とにかく推しを舞台に立たせたい』という気持ちで作りました(笑)」

ストラップ付きでミニバッグとしても使えるポーチに、舞台の緞帳(どんちょう)のようなデザインを施した同商品。ぬいぐるみだけでなく、アクリルスタンドやフィギュア、写真なども収納できる大きめサイズで、ステージカーテンを閉じれば中身を隠すことができる。コンサート会場などで中身を見せたいときは、カーテンを開ければOK。幕が上がる瞬間のワクワク感も再現している。

「3色展開なのですが、こげ茶色の本体にえんじ色のカーテンを付けた『マチネ(昼公演)』、ブラウンの本体に明るい朱赤のカーテンを付けた『幕間(休憩時間)』、照明が落ちたような黒色の本体にダークレッドのカーテンを付けた『ソワレ(夜公演)』と、使用時にテンションを上げてもらえるよう、とことんディテールにこだわっています」

山口さんの舞台通いの経験が活きた「幕が上がる ステージカーテン開く舞台ポーチの会」(月1個/3630円)
山口さんの舞台通いの経験が活きた「幕が上がる ステージカーテン開く舞台ポーチの会」(月1個/3630円)

両商品、それぞれ入るぬいぐるみのサイズが違うようだが、ここが開発時に苦戦したところなのだとか。川崎さんは「さまざまなグループやキャラクターのぬいぐるみを持ち寄って、どのぬいぐるみのサイズに合わせるのがいいのかを試行錯誤しました。結果的にすべてのぬいぐるみにぴったり!とはいかず…。ただ、フェリシモは通販サイトなので、商品ページからサイズが確認でき、お手持ちのぬいぐるみに合うものを選んでいただきやすいと思います」と話す。

加えて、山口さんは「『幕が上がる ステージカーテン開く舞台ポーチの会』は、高さ約13センチ・横幅約19センチと少し大きめですが、グッズのハンカチなどを詰めていただければ小さめのぬいぐるみも安定しますし、よりかわいくなりますよ」と、おすすめの使い方を教えてくれた。

商品開発の話になり、2人とも口をそろえて言うのは「自分が欲しかったものを作った」。日々推しに熱中する川崎さんと山口さんだからこそ、かゆいところに手が届く商品を提案でき、人々の推し活を支えられるのかもしれない。

ちなみに、商品のプロモーションに使用されているぬいぐるみやアクリルスタンドはすべて自社のオリジナルで、「フェリシモ・ボーイズ」というグループ名が付けられている。「ぬいぐるみを作っているときは、さすがに『私は何をしているんだ?』と思いました(笑)」と、2人で笑い合っていた。

“推しの夢が見られる”!?まさかのアイデアに脱帽

商品の開発秘話を聞きながら、フェリシモの「ぬい活」関連アイテムをひと通り見せてもらったのだが、思わず「なに(開発)してるんですか」とツッコミを入れてしまうものがあったので紹介したい。

それが、2026年1月22日に発売されたばかりの新商品「ぬいと写真と一緒におやすみ 好きを夢見る枕カバーの会」。山口さんが開発した枕カバーなのだが、ただの枕カバーではないようだ。

「『推しと一緒に眠りたい』という願望を枕カバーにしました。頭の両脇にぬいぐるみが入れられるポケットが付いていて、そこにぬいぐるみを収納すれば、一緒に眠れます」

たしかに、ぬいぐるみをベッドに置いて寝る人は少なくないだろう。山口さんは「ぬいぐるみと寝たいけど、朝起きたら転がり落ちている」という悩みを解消したかったそうだ。実用性と愛を兼ね備える、衝撃的なひと品だ。

「ぬいと写真と一緒におやすみ 好きを夢見る枕カバーの会」(月1枚/3410円)
「ぬいと写真と一緒におやすみ 好きを夢見る枕カバーの会」(月1枚/3410円)
ポケットの中にゴムバンドが付いており、大切な推しをしっかり固定
ポケットの中にゴムバンドが付いており、大切な推しをしっかり固定

衝撃はそれだけで終わらない。「子どものころ、『好きな人の写真を枕の下に入れるとその人の夢が見られる』というおまじないが流行っていましたよね。この枕カバーも、裏側に写真を入れられるようにしてあります」と山口さん。筆者は「ファンのかわいらしい願望を、こんなふうに実現させる人がいるなんて」と驚きっぱなしだ。

写真を入れる部分はスリーブケースになっており、写真が折れる、滑り落ちるといった心配は無用。また、ケースはボタンで固定されているため、取り外して洗濯ができる。あらゆる生活雑貨を販売してきたフェリシモならではの抜かりなさだ。カラー展開はミルクブラウン、ダークブラウン、ライトグレーの3色で、どんな部屋にも合うのがうれしい。

写真を入れられるスリーブケース。推しの夢が見られるかもしれない、魔法のようなアイテムだ
写真を入れられるスリーブケース。推しの夢が見られるかもしれない、魔法のようなアイテムだ

最後に、川崎さんは「私たちは『大人でも思いきり推し活を楽しんでほしい』という想いから商品開発を始めています。今は100円ショップなどで気軽に推し活アイテムが購入できる時代。商品の差別化がとても大切なので、『活用しきれていない推しのグッズをどうするか』『巷の推し活グッズをより持ちやすくするにはどうするか』を日々考え、妥協は一切いたしません。これからも、大人だからこそ抱える“推し活問題”をどんどん解決していきたいですね。お困りごとがあれば、一度フェリシモの公式サイトを見てみてください。何かお役に立てるかもしれません」と意気込んだ。

日常の推し活に加え、コンサート会場や遠征でも役立つアイテムを販売中。画期的なものばかりで、もはや“フェリシモ推し”になりそうだ
日常の推し活に加え、コンサート会場や遠征でも役立つアイテムを販売中。画期的なものばかりで、もはや“フェリシモ推し”になりそうだ

これまで「初めての推し活」「遠征」「ぬい活」と、段階的に推し活をあと押ししてきたフェリシモ。現在は“聖地巡礼に便利なアイテム”や“推し活仲間を増やす商品”を思案中だそうで、今後の展開も見逃せない。

取材・文・撮影=ウォーカープラス編集部

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