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ゴルフ研究家が教えるスピンコントロール術!球遊びをアプローチに適用する

  • 2026.2.8

ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。その原因が「細胞や脳に関係する」とわかり、自身も素早く100切りを達成した研究結果をレポート。斬新な視点と理論が、レベルアップを目指すゴルファーに新しい上達のヒントをもたらす!

なぜ短い箸でも長い箸でも同じように使えるのか

前号は、ピックルボールでのボールのスピンコントロールの話をしました。今月はその続きで、その感覚をゴルフに適用してみます。実際にパドルを購入して打ってみた人は少ないと思いますが、打ってみただけでなく思いどおりに操作し、スピンボールが打てたという妄想のうえでお付き合いください。

これができているということは、脳がパドルを手の平の延長として認識している状態と考えられ、道具をうまく扱うというレベルのひとつ上の次元になります。前号でパドルを持ち出したのは、この感覚をぜひ感じてもらいたかったからなのです。

今月は、パドルでのスピンの利いた、制御されたボールなぜ短い箸でも長い箸でも同じように使えるのかを、打つ感覚そのままをアプローチショットに摘要してみたいと思います。パドルが自由に扱える状態になると不思議なもので、長いゴルフクラブを握ったときでもフェースが大きく感じられた人もいるのではないかと思います。

これは、パドルで繊細なボールコントロールができるようなったことで、感覚が拡張されフェースを手の平と同じように認識できているからです。じつは、これと同じことを私たちはすでに日常生活で体験済みです。

普段、当たり前のように自由に箸を使っている私たちですが、揚げ物などで使う長い菜箸に持ち替えても何の違和感もなく普通に取り上げられると思います。これはなぜかというと、箸の先端に意識がマッピングされていて菜箸の長さはそれを阻害せず、まさに指先のように操作できるからです。

ゴルフでは、私たちはフェースは遠くて小さいものと思い込んでいて、上級者は別としても繊細なフェースコントロールは難しいものと決めつけているところがあります。しかし、パドルを使ってさまざまなスピンボールを打ち分けられたように、ゴルフでも同じことができるはずなのです。

それを踏まえたうえで、前号で説明した3つのパドルワークをアプローチショットに適用するという形で打ってみたいと思います。

パドルでできたことはアプローチでもできる

まずは、パドルを平行に下方スライドさせて、バックスピンのかかった低弾道のボールを打つ打ち方からやってみます。20ヤードほどをメドにボールの北半球にフェースを斜め上から押し当て、ボールを直接拾うイメージでクリーンヒットします。

わからなくなったらパドルでのショットに戻って再確認してください。飛球線を横切るカット打ちはNG。飛球線に沿って押し出す感覚でボールをフェース面に乗せて、ズリッとなるようにすればスピンの効いた低弾道のボールを打ち出せます。

次のアプローチにトライしてみましょう。前号説明した6時の位置からヘッドを入れて、フェースをタテにしながら押し込み、左サイド(7時、8時)に抜いてサイドスピンをかける打ち方です。この打ち方は2024年5月号の第22回ですでに説明しているのですが、やり方をもう1度説明すると、フェースをオープンにして大胆にアウトサイド・インで入れます。

インパクトに合わせフェースをヒールアップして、立てはじめながらもターゲット方向にフェースを向けてボールを押し出し、最後はボールの7時、8時のあたりで手首を右方向に90度近く回転させ、ボールの左サイドを舐めるように抜きます。

これでしっかりうしろから押し出しながら強いサイドスピンをかけることができます。難しい作業と思うかも知れませんが、フェースがタテになってボールをとらえているためフェースがボールの下の芝に潜ってしまったり、トップしたりするミスが起こりにくく、私はつい多用してしまうアプローチです。

最後が、ショートバウンドを利用したテニス(ピックルボール)的にいえばハーフボレー的な打ち方です。ボールのバウンドからヒットまでの間隔をどんどん短くしていくと、タ・タンッとバウンドしているのがわからないようなタイミングのショートバウンドで処理できるようになるのですが、クラブを使う場合は、逆にバンスをボールの南極のギリギリ手前の至近距離でショートバウンドさせ、このタイミングでタ・タンッとボールをとらえてやります。

この状態でグリップを脱力させ、衝撃を吸収させてやることでドロップボレーのような勢いが削がれたやわらかなボールが打てるようになります。この感覚がわかってしまえば、難しくはないはずです。もちろん地面を利用するため、簡単なライ、難しいライはありますが、状況を読んで打てるかどうかを判断します。

今月の話は、ゴルフのアプローチショットだけにかぎりません。フェーススポーツの基本は、どれだけ小細工を手の平で扱うようにしてできるかです。想像力を働かせ、遊びのなかでさまざまな球種を試してみてください。

ウッドが苦手、ロングアイアンが苦手と自ら制限を加えてしまう人が多いように思いますが、私はウッドもロングアイアンもユーティリティもどれも好きで得意。これはテニスをやっていた賜物なのかも知れません。

フェース系のスポーツで上達のカギを握っているのは、どれだけフェースを体の一部(手の平)のように感じられるかどうかだといっても過言ではない。フェースが手の平であれば、状況に応じて、そこで何ができるのかは自ずと見えてくる。高度な技の習得は、まずはこういう感覚があってのものだといえる

いかがでしたか? ぜひ、参考にして練習へ活かしてください!

文・イラスト=サンドラー博士
●ゴルフ好きの研究者。ゴルフの専門家ではないが、ゴルフ理論は「教える側」という「外側からの視点で組み立てられているから難しい」ということに気づいてから、「それをどう解決するか」の研究に没頭。出た答えを多くのアマチュアに伝えたく、毎月レポートする。

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