1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【60代エンタメ】市川中車&市川團子親子共演!宙乗りあり!早替りあり!こえかぶあり!かつてないエンタメ歌舞伎『獨道中五十三驛』が歌舞伎町に上陸!!

【60代エンタメ】市川中車&市川團子親子共演!宙乗りあり!早替りあり!こえかぶあり!かつてないエンタメ歌舞伎『獨道中五十三驛』が歌舞伎町に上陸!!

  • 2026.2.7

今年5月に東京「THEATER MILANO-Za」で、歌舞伎町大歌舞伎と銘打ち、三代猿之助四十八撰の内『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』が上映されます。その製作発表会見が2月5日に行われ、出演する歌舞伎俳優の市川中車、市川團子が登壇。作品にかける思いを熱く語りました。その模様をお届けします!

『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』は、『東海道四谷怪談』や『桜姫東文章』などを手掛けた四世鶴屋南北、当時の江戸で人気を博していた十返舎一九の『東海道中膝栗毛』から着想し、それとは逆に京都を起点に江戸を目指しながら、五十三次の宿場で展開されていく物語です。

長らく上演が途絶えていましたが、三代目市川猿之助(二世市川猿翁)さんが1981年に歌舞伎座にて復活上演。これまで12回再演されており、『三代猿之助四十八撰』のひとつに数えられる名作です。その人気の秘密は澤瀉屋さんらしい宙乗りあり、早替りありのスペクタクルな演出。

右から、市川中車さん、市川團子さん、

見どころはまず、十二単をまとった猫の怪が宙を飛ぶ「岡崎無量寺の場」。上演されるTHEATER MILANO-Zaでは初の試みとなる宙乗りをつとめるのは、市川中車さん。ご自身にとっても初役となります。

「父・二世市川猿翁が1980年代、江戸時代から百年以上も埋もれていた作品を復活させるべく心血を注いだ大切な演目を、私と息子の團子でつとめさせていただきますこと、この上ない光栄に存じます。私が今回担当する「岡崎無量寺の場」は、奇怪かつ不思議な魅力に満ちた化け猫騒動です。父は老婆や鬼女を得意としておりましたので、父のスピリットをひとりでも多くのお客様にお見せできるよう、研鑽を積んでまいる所存です(中車さん)」

また、上演会場となるTHEATER MILANO-Zaは、現在改修中のシアターコクーン同様、東急文化村の劇場。2002年、シアターコクーンで蜷川幸雄さん演出の『桜の園』にてロパーヒン役を演じた中車さんは当時を振り返り、「毎日を命懸けで過ごし、悔しさも喜びも血肉となった、あの忘れ得ぬ日々から24年たちました。2026年の今、父が愛した演目に化け猫として十二単で宙乗りをする姿を、蜷川さんはどうご覧になるでしょうか」と、俳優としての深い思いも。

右から、株式会社東急文化村代表取締役社長・嶋田創さん、市川中車さん、市川團子さん、松竹株式会社副社長・山根成之さん

そして、もうひとつの大きな見どころは大詰、常磐津を用いた早替り舞踊『写書東驛路』。スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』にてヤマトタケルを演じ、家の芸である『義経千本桜』にも挑戦し喝采を浴びた歌舞伎界のホープ、市川團子さんが、老若男女から雷までの十三役を早替りにてつとめます。

「THEATER MILANO-Zaという場所で上演することもあり、緊張もありますが、これまで歌舞伎を観たことのない方にも、歌舞伎に触れていただけるとてもよい機会になるかと思います。皆様に楽しんでいただける公演になるよう精一杯努め、祖父の持っていた誠実さと情熱といったスピリットを伝えていきたいです。また、早替りをする時はスタッフさんにたくさん支えられているので、今回も息を合わせて一緒に作り上げたいと思います(團子さん)」

また、今回の上演は、古典歌舞伎を人気声優陣が語り演じる朗読劇「こえかぶ 朗読で楽しむ歌舞伎」とコラボレーションする新基軸。歌舞伎ビギナーには親しみやすく、見巧者にもあらたな魅力が発見できる演目となりそうです。

「3月に大学卒業予定で、社会人として初めて挑む公演になるので、自分がしっかりしないとという意識を強く持ちつつも、一番大事なことは舞台のクオリティを上げること。集中して取り組みたいです(團子さん)」

「初めての地・新宿にて、父も見守ってくれていると信じ、澤瀉屋一門が一丸となって舞台に打ち込みます。『澤瀉屋ここにあり』という気概を込め、歌舞伎の新たな一ページを刻みます。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます(中車さん)」

伝統芸能の歌舞伎と、声の表現を極めた「こえかぶ」の融合という大胆な試みが、どんな化学反応を起こし、これまでにないエンターテインメントとなるのか、期待が高まります。

歌舞伎町大歌舞伎
三代猿之助四十八撰の内
『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』
作:四世鶴屋南北
出演:市川中車、市川團子、市川笑也、市川笑三郎、市川寿猿、市川青虎 「こえかぶ」
出演(日替り・出演日順)
置鮎龍太郎<3日(日・祝)11:00、4日(月・祝)11:00/16:30>
福山潤<3日(日・祝)16:30、10日(日)11:00>
細谷佳正<5日(火・祝)11:00/16:30>
小林裕介<6日(水・休)11:00、10日(日)16:30>
内田直哉<8日(金)11:00/11日(月)11:00>
櫻井孝宏<9日(土)11:00/16:30>
石谷春貴<12日(火)11:00>
蒼井翔太<13日(水)11:00/16:30、16日(土)16:30>
野島健児<14日(木)11:00、16日(土)11:00>
山口勝平<15日(金)11:00、22日(金)11:00>
速水奨<17日(日)11:00/16:30>内田夕夜<19日(火)11:00、21日(木)11:00>
東地宏樹<20日(水)11:00/16:30>
関智一<22日(金)16:30、26日(火)11:00>
岡本信彦<23日(土)11:00/16:30>
森久保祥太郎<24日(日)11:00/16:30>
吉野裕行<25日(月)11:00> 劇場:THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6F)
公演日程:5月3日(日・祝)~5月26日(火)
一般販売:2026年2月28日(土)10:00~ チケット料金(税込・全席指定):1等席 13,500円、2等席 8,000円、3等席 4,000円
チケットに関するお問合わせ:Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999 (10:00~15:00)
公演に関するお問合せ:Bunkamura 03-3477-3244 (10:00~18:00) www.bunkamura.co.jp 主催:Bunkamura、TSTエンタテイメント、東急
企画・制作:松竹株式会社
製作:Bunkamura
後援:新宿歌舞伎町大歌舞伎祭実行委員会

撮影/阿部章仁 文/杉村道子

この記事を書いた人 杉村道子

カルチャー系を中心にインタビュー記事を執筆しています。趣味は歌舞伎、落語、ミュージル、ストレートプレイに小劇場と、ひたすら雑食舞台鑑賞。年に何本見ているのか、最近は怖くて数えていません。

元記事で読む
の記事をもっとみる