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【なぜ?】「もう雪を投げるところがない」札幌で続く大雪…気象予報士が教える「要注意ワード」

  • 2026.2.6

「もう雪を投げるところがない…」

今シーズンは札幌で雪が多くなっています。
2月2日の時点で、札幌の積雪は111センチ。
これは、平年の1.7倍に迫る量です。

雪を投げる場所がなくなり、バスや電車は大幅に遅れ、渋滞も多発。
歩道も狭く、でこぼこで買い物にいくのも一苦労。

札幌では雪の少ないシーズンが続いていただけに、改めて雪の大変さを思い知らされた気がします。

そこで、今回は、HBCウェザーセンターの気象予報士・篠田勇弥が「札幌」に注目。

なぜ今シーズンは札幌で雪が多いのか?
天気予報でこんな言葉が出たら要注意!

そんなポイントを、できるだけわかりやすく解説します。

Sitakke

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

なんで札幌で雪が多いの?

今シーズンの札幌の大雪は、北海道のすぐ西海上に発生する「小さな低気圧」が原因となっていることが多くなっています。

小さな低気圧は、冬型の気圧配置が緩んだ時にできやすく、北海道の内陸で冷えた空気と、大陸から吹く風が海の上に集まることで発生します。

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東の低気圧が離れ、冬型の気圧配置が緩む頃に、小さな低気圧が発生しやすくなります(札幌管区気象台HPより)

この低気圧は狭い範囲に集中的に雪を降らせるのが特徴で、今シーズンは冬型の気圧配置が長続きせず、そのたびに札幌周辺で大雪となるパターンが続いているのです。

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2026年1月25日 札幌で記録的なドカ雪となった時の写真(筆者撮影)雪雲の動きと天気図(気象庁より)

この日は小さな低気圧が居座ったことで、札幌で強い雪が降り続きました。## 「要注意ワード」があるんです!

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HBCテレビ「今日ドキッ!」(1月21日放送)天気コーナーより

1月21日の夜中、札幌市北区では40センチを超えるドカ雪となりました。

天気予報でこんな言葉を聞いた時は札幌周辺で雪が強まる可能性があります。

・小さな低気圧
・石狩湾小低気圧
・冬型が緩む+大雪

「石狩湾小低気圧」は「小さな低気圧」を専門的に呼んだもので、札幌周辺で大雪が予想されるときによく使われる言葉です。

また、「冬型が緩む」は、天気が回復するときにもよく使われますが、「大雪」の言葉が一緒についてきたときは要注意です。
札幌など、かえって雪の強まることがあります。

2月8日(日)は小さな低気圧が発生?

2月6日(金)から7日(土)は発達する低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で、北海道は荒れた天気になりますが、札幌では極端に雪や風が強まることはなさそうです。
しかし、8日(日)は冬型の気圧配置が緩むことで小さな低気圧が発生し、石狩湾周辺の地域で局地的に大雪となる可能性があります。

小さな低気圧の予測は難しく、札幌でも急に雪の強まる恐れがあるため、最新の気象情報に気をつけて下さい。

さいごに…目立たないけど非常にやっかい!

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「小さな低気圧」は、発達した低気圧や強い冬型の気圧配置に比べると目立ちにくいですが、狭い範囲に集中して雪を降らせる非常にやっかいな存在です。

普段の天気予報で今回紹介したキーワードを聞いたときは少しだけ意識してみてください。

緊急排雪も始まり、少しずつ日常を取り戻しつつある札幌ですが、日々の天気の情報を味方にして、この冬を乗り切っていきましょう。

毎日の天気予報は、児玉気象予報士の記事でも解説しているので、よければ参考にしてみてくださいね!

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

Sitakke

文: HBCウェザーセンター 気象予報士 篠田勇弥
札幌生まれ札幌育ちの気象予報士、防災士、熱中症予防指導員。 気温など気象に関する記録を調べるのが得意。 趣味はドライブ。一日で数百キロ運転することもしばしば。
HBCウェザーセンターのインスタグラムでも、予報士のゆる~い日常も見られますよ。

※掲載の情報は記事執筆時(2026年2月5日)の情報に基づきます。

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