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「私が最終チェックしてあげる」と言いながら手柄を奪う先輩。だが、資料に潜んでいた罠に気づかず大目玉を喰らう

  • 2026.2.6

「要領悪いね」とマウントを取る先輩

職場の1年上の先輩。

私にとって彼女は、まさに「天敵」そのものでした。

顔を合わせれば飛び出すのは、決まってこの言葉。

「本当に、要領悪いねぇ」

ため息交じりに私のデスクへドサッと置かれる雑務の山。

「これ、教育の一環だから。私、忙しいからさ」

「……はい、承知しました」

「教育」という名の、理不尽な仕事の押し付け。

(またか……) 内心募るイライラをぐっと飲み込み、黙々とタスクをこなす我慢の日々。

そんなある時、私が数ヶ月かけて心血を注いできたプロジェクトがいよいよ大詰めを迎えました。

資料作成からデータ分析まで、連日の徹夜で仕上げた渾身の自信作。

完成は目前。

そこに、獲物を狙うハイエナのような影が忍び寄ります。

「ねえ、その資料。私が最終チェックしてあげる」

「えっ、でももう上司に提出するだけなので……」

「いいから貸して!後輩のミスは先輩の恥なんだからさ」

強引に奪われるデータ。

そして翌日の重要ミーティング、嫌な予感は最悪の形で的中することに。

「今回のプロジェクト、私が仕上げました。後輩さんだと不安だったので、結局私が全部作り直したんです」

上司の前で、堂々と嘘をつく先輩。

私の成果物が、一瞬にして彼女の手柄へとすり替わっていました。

チラリとこちらに向けられた、勝ち誇ったような薄ら笑い。

悔しさに震える拳。

いや、違う。私は顔を伏せ、必死に堪えていました。

こみ上げる笑いを。

資料に仕組まれた罠

上司が資料をパラパラとめくり、静かに口を開きます。

「へぇ、君が作ったの?」

「はい! 苦労しましたけど、なんとか形にしました」

「ふーん。じゃあさ、なんで『作成履歴』も『最終更新者』も、全部彼女(私)の名前なの?」

「……えっ?」

凍りつく空気。

私は、先輩の常習的な手口を見越し、裏で手を回していました。

これまでの「押し付けメール」、ファイルの細かな「作成ログ」、そして会議の直前に上司へCCで送っていた『先輩に成果物を奪われそうです』という相談メール。

全て、上司の手元には共有済みだったのです。

「あ、いや、データをもらっただけで……修正は私が……」

「修正履歴も見たけど、君のアカウントからのアクセス、ゼロだよね?」

上司が冷ややかにモニターを向けると、そこには私が積み上げた「動かぬ証拠」の数々。

みるみるうちに血の気が引いていく先輩の顔。

「人の成果物を盗んで、平気で嘘の報告。……信用、ゼロだね」

上司からのトドメの一撃。

その日を境に、嘘つきのレッテルを貼られた彼女は誰からも相手にされず、針のむしろ状態に。

ほどなくして、逃げるように異動していきました。

一方、私はこの件で実力が認められ、異例の昇進。

自分の手を汚さず、証拠だけで完膚なきまでに叩きのめす。

自滅していく先輩の背中を見送った瞬間は、人生で一番の「スカッと」体験でした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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