1. トップ
  2. 恋愛
  3. 仕事か家庭か。悩みすぎて「どちらも中途半端」になった30代の私。限界の果てに辿り着いた『人生の教訓』

仕事か家庭か。悩みすぎて「どちらも中途半端」になった30代の私。限界の果てに辿り着いた『人生の教訓』

  • 2026.2.9

仕事も育児も、理想を追い求めるほど心に余裕がなくなってしまうものです。キャリアと家庭の板挟みになり、自分を追い詰めてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

画像: 仕事か家庭か。悩みすぎて「どちらも中途半端」になった30代の私。限界の果てに辿り着いた『人生の教訓』

理想を追い求めた30代

30代の頃、私は仕事と育児の両立に必死で、毎日が綱渡りのようでした。

時短勤務の引け目から、職場では必要以上に気を遣って仕事を抱え込む日々。
家でも「子どもには母親の手作り料理じゃなきゃ」と深夜までキッチンに立ち、“ちゃんとしている母親像”を追いかけていました。

「キャリアも家庭も妥協したくない」
その欲張りが自分を追い詰め、いつしか心に余裕がなくなっていたように思います。

気持ちが折れた瞬間

しかし、完璧を目指した結果はボロボロでした。

仕事では焦りからミスを連発し、家では疲れて子どもに当たり散らしてしまい自己嫌悪。
完璧どころか、何もかもが中途半端な自分が情けなくて仕方ありませんでした。
毎日「こんなはずじゃなかったのに」と嘆いていたものです。

ある日、スーパーで買い物しているとき、不意に「もう無理……」と涙が溢れました。
今から思うと、私の心は限界を超えていたのだと思います。

その瞬間、自分の中で何かが吹っ切れたのです。

家族にとっての幸せ

その夜は手作りをやめて、買ってきた惣菜で夕食を済ませることにしました。

スーパーで買った唐揚げを見て、子どもたちは残念がるどころか、「やったー! 唐揚げだ!」と大喜び。

眉間にしわを寄せながら時間をかけて作った煮物より、笑顔で一緒に食べる惣菜のほうが、家族にとっては最高のご馳走だったのです。

全てが完璧ではなくていい。
自分が笑っていられることが、結局は家族の幸せにも繋がるのだと、そのときやっと気づきました。

完璧な母親という役割より、機嫌の良い「私」でいることを選ぶことにしたのです。

60点の自分を許すこと

今振り返ってみて、当時の自分に伝えたいのは、諦めるのではなく「優先順位をつける」大切さです。

スーパーウーマンになろうとせず、60点の自分を許して、認めてあげること。
完璧主義の鎧を脱ぎ捨て、「今日はこれで十分!」と自分を労わってあげること。

適度に肩の力を抜くことで、今は以前より穏やかに子どもと向き合えるようになり、忙しい日々でも幸せに過ごせています。

皆さんも、どうか自分を追い詰めすぎないでくださいね。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

元記事で読む
の記事をもっとみる