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モラハラ夫に殺されたサレ妻が、彼とその不倫相手の赤ちゃんに転生!? 第2の人生を懸けた命がけの復讐が始まる!【書評】

  • 2026.2.5

【漫画】本編を読む

『クズ不倫夫に殺された私が転生して不倫相手の娘になりました』(Meg:原作、モリナガアメ:漫画/KADOKAWA)は、そのタイトル通り、身勝手なクズ夫に殺されるも、彼の子どもに転生した妻の復讐劇だ。

優しい性格と育ってきた家庭環境が似ていることに惹かれ、同じ会社のエリート社員・芳雄と結婚した安枝。しかし芳雄は結婚した直後にDVモラハラ夫の本性を見せ、安枝に対して酷い態度を取るようになる。安枝はお腹の子どもを守るため、そして彼に捨てられては生きていけないために我慢の日々を送っていたのだが、無理がたたって流産し、しかも夫が不倫していることを友人から知らされてしまう。我慢の限界に達した安枝は不倫の証拠と離婚届を夫に突きつけるが、会社と社会的な立場が危うくなることを恐れた芳雄は安枝をゴルフクラブで殴り、瀕死の安枝を工事現場に生き埋めにする。埋められながら意識が遠のいていく安枝だったが、次の瞬間、目を覚ます。なんと芳雄と不倫相手の女との間に生まれた赤ちゃんに転生したのだ。安枝はこれをチャンスとしてふたりに復讐を誓うのだった。

本作はそんな転生モノだが、安枝は前世の記憶を持っているだけ。だから彼女は子どもらしく振る舞い、周りの大人たちに芳雄の罪を知らせようと知恵を絞るのだが、子どもなので信用してもらえず思うようにいかない。その間、芳雄のクズさはエスカレートしていき、文字通り絵に描いた悪役っぷりを見せる。そんな芳雄に安枝は前世と同様にまた痛めつけられるが、それでも復讐をあきらめない姿を見ると応援したくなるはずだ。

「夫とその不倫相手との子どもに転生」というファンタジー設定がキモだが、そのほかに超常的な出来事はなく、とにかく手強いモラハラ夫への復讐劇となっているので読み手を選ばないのも本作の魅力だろう。反吐が出そうになる場面や少々痛々しい場面もあるが、最後に得られるのはこの作品ならではのカタルシスなので、ぜひ最後まで読んでほしい。

文=278XR

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