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高橋優「僕はただの歌が好きな一般人」「両想いになれない」デビュー15周年で辿り着いた渾身の一作【インタビュー】

  • 2026.2.5

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年2月号からの転載です。

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デビュー15周年を迎え、ベストアルバムをリリースした高橋優。彼が歌詞を紡ぎ、歌う曲は、いつの時代もストレートかつ、鋭利な言葉が並ぶ。

「人間って、大人になるほど、頭を回転させなくても会話ができるようになるんです。でもその会話は、本当に無意味で、そこに人が存在していないような気持ちになり、怖くなるんですよね。なので、曲を書く時や表現をする時は自分の言葉に体重を乗っけることを大事にしています。そうしないと、僕である意味がなくなる気がしていて。でも、クセのある言葉がメロディに乗ることによって、美しく聴こえるのが音楽の面白さなんです。あまりにも濃い言葉が並びすぎると気軽に聴けなくなるので、この15年で曲と歌詞のバランス感覚は考えるようになりました」

そうして生まれた曲にはドキッとするような問題提起も含まれている。

「僕は音楽に片想いをしているんです。特別な才能もないですし、ただの歌が好きな一般人なんですよね。本当のロックスターは、いるだけで相手を魅了するけど、僕はただ、歌にしがみついて、“歌わせてくれ"と言うしかなくて。だからこそ悔しさもあれば、世の中に対しての疑問もたくさん生まれてくるんです。決して音楽と両想いになれないからこそ、幸せになれないんですよ。それなら、何度でも会いに行き、名を名乗り、告白を続けようと思ったんです。その想いを歌った『黎明』という曲も、このアルバムの新曲として収録されています」

“夜明け前"という意味を持つこの『黎明』が、最後の曲として収録されている今作は、過去を振り返りながら未来を感じさせる仕上がりに。今後も彼が片想いをし、生み続ける楽曲がさらに楽しみになる、まさに渾身という言葉が似合うベストアルバムをぜひ聴いてもらいたい。

取材・文:吉田可奈

たかはし・ゆう●2010年4月、デビュー前に「福笑い」がCMソングに起用され、7月に「素晴らしき日常」でメジャーデビュー。13年に初の武道館公演を敢行し、16年に地元である秋田で野外音楽フェス『秋田CARAVAN MUSIC FES2016』を開催。25年12月末からベストアルバム『自由悟然』を掲げたツアー『自由たる覚悟、然として奏ず』を公演中。

高橋優 15th ANNIVERSARY BEST『自由悟然』 高橋 優 発売中 ワーナーミュージック・ジャパン
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