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駅で息子が「うわぁぁん! おりたくない!」って絶叫していたのに! 父の『提案』を聞き、笑顔で降りたワケ

  • 2026.2.8

イヤイヤ期真っ只中の2歳息子とローカル列車に乗車した筆者。降車拒否で大号泣する息子を前に、途方に暮れる中、迎えに来た父が見せた“ある声かけ”。その一言が、場の空気を一変させました。

画像: 駅で息子が「うわぁぁん! おりたくない!」って絶叫していたのに! 父の『提案』を聞き、笑顔で降りたワケ

電車が大好きな2歳児

二人目の出産を控え、私は上の息子と一緒に実家へ帰省していました。
当時2歳だった息子は、とにかく電車が大好き。地元を走る一両編成のローカル列車を見るなり、「乗りたい!」と目を輝かせました。

そこで、私は息子と一駅だけ電車に乗り、父には車で次の駅まで先回りして迎えに来てもらうことにしました。
短い区間でしたが、憧れの列車に乗れた息子は終始ご機嫌でした。

「降りるよ」の一言が引き金に

ところが、乗車からわずか5分。次の駅に到着し、「降りるよ」と声をかけた瞬間、空気が一変します。
「うわーん! おりないー!」
イヤイヤ期真っ只中、全力の大号泣が始まりました。
「おじいちゃんが迎えに来てるよ」となだめても、「イヤだー!」の一点張り。

結局、半ば引きずるように電車を降りることに。ホームでも、駅の外でも、泣き声は止まりません。
正直、周囲の視線が痛くて、私の心もギリギリでした。
「早く泣き止ませなきゃ」と焦るほど、私の心から余裕が消えていきました。

じいちゃんの一言で泣き止む息子

そこへ迎えに来ていた父が、困り果てた私を見て一言。
「かわいそうだから、もう一回乗せてやれ」
その瞬間、さっきまでの泣き声がピタッと止まりました。
父は叱らず、子どもの気持ちを尊重するような優しい提案をしました。
「電車もいいけど、じいちゃんの車もかっこええやろ。もう一回だけ電車乗ったら、次はじいちゃん号に乗ってくれよ」
そう言って父は再び車で駅へ向かい、私たちはもう一度、上り列車に乗りました。

“終わらせる”より“次を見せる”

息子は約束どおり、今度はすんなり電車を降り、満足そうに父の車へ向かっていったのです。
もしあの場に私一人だったら、息子が飽きるまで列車に乗り続けるか、イライラが爆発するか、そのどちらかになっていたと思います。

「イヤイヤ期はどうにもならないもの」だと思い込んでいたけれど、子どもでも「もっとやりたい」という気持ちを認めてもらい、次の楽しみへ導かれれば、きちんと納得できるのだと初めて気づきました。
あのときの父の説得には感謝。今でも子育てのお手本のように心に残っています。

【体験者:50代・筆者 回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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