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会社で気を使いすぎている人、コミュ力に自信のない人必見! 「社会人あるある」から共感と笑いを誘う、前向きになれるオフィスギャグ『働く!くよくよ犬』【書評】

  • 2026.2.4

【漫画】本編を読む

「雑談力」という言葉もあるほど、会社に入ると対外的にも対内的にも、コミュニケーション力の高さは重視される。同僚や上司、取引先とうまく関係づくりができる人の活躍は目立ち、評価もされやすいだろう。だがその一方で、コミュニケーションが苦手な人にとっては切実な悩みのタネとなる。『働く!くよくよ犬』(ろふ/KADOKAWA)は、そんな悩める社会人の心の内を面白おかしく描いたギャグ漫画。Xで多くの共感と笑いを呼び、書籍化された作品だ。

主人公の「イヌ」は繊細で気を使いすぎるタイプの社会人。自分の発した言葉が変だったことに気づいてそれを一日中引きずったり、休憩室で一緒になった別部署の人との会話に困ってどう乗り切るべきか焦ったり、そんな「社会人あるある」のエピソードが描かれる。会社に所属し、コミュ力に自信がない人は思わず頷いてしまうことだろう。

だが本作はそんな共感ネタは単なる導線にすぎず、そこからさらに濃いキャラクターたちが笑いを誘う展開になる。明るく適当な性格の後輩「ネコ」や、引っ込み思案のオタク女子社員「ヒツジ」、食べることしか考えていない女子社員「キツネ」、発する言葉がほぼダジャレの部長(アザラシ?)などなど、ゆかいすぎる会社の仲間たちが登場し、「イヌ」がついくよくよと悩んでしまうことを、図らずも彼らが解決してあげたり、かき消してあげたりするのだ。

実はみんなも自分と同じような悩みを持っている。心配するほど人は自分に対して悪い印象を持っていない。そんな気付きを笑いとともに教えてくれるのが本書の魅力。今、人間関係のことで立ち止まっていたらぜひこの作品に触れてみてほしい。「考えすぎていたかもしれない」と前向きな気持ちにさせてくれるはずだ。

文=西改

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