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『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』が『ズートピア2』9連勝を阻止!興収8億超、前作対比197%の動員で堂々No. 1発進

  • 2026.2.3

1月30日から2月1日までの全国映画動員ランキングが発表。昨年12月からほかを寄せ付けない無類の強さを発揮し、8週連続で首位独走を続けてきた『ズートピア2』(公開中)がついに後退。新たに首位に立ったのは、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』(公開中)だ。

【写真を見る】スタートダッシュを決めた『キルケーの魔女』、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』以来の“50億突破”なるか!?

好調著しい「ガンダム」シリーズ、『キルケーの魔女』はどこまで伸びるのか?

【写真を見る】スタートダッシュを決めた『キルケーの魔女』、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』以来の“50億突破”なるか!? [c]創通・サンライズ
【写真を見る】スタートダッシュを決めた『キルケーの魔女』、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』以来の“50億突破”なるか!? [c]創通・サンライズ

3部作で展開する「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」シリーズの第2作となる『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』。IMAXを含む全国431館で公開され、初日から3日間の成績は観客動員51万1500人、興行収入8億4900万円を記録。前作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(21)との比較で動員が197%、興収が162%(2月1日がファーストデイだったため、興収はわずかに落ちる傾向がある)という、見事なスタートダッシュを飾った。

その前作は最終的に興収22億3000万円を記録し、それまで「ガンダム」シリーズ歴代最高興収だった『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(82)に迫る大ヒット。以後、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(22)は最終興収11億円、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(24)が同53億8000万円でシリーズ最大のヒットとなると、昨年1月に公開された『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(25)も同36億2000万円を記録。

腐敗した地球連邦政府に反旗を翻すハサウェイ・ノアの闘いが描かれる [c]創通・サンライズ
腐敗した地球連邦政府に反旗を翻すハサウェイ・ノアの闘いが描かれる [c]創通・サンライズ

もともと1979年のシリーズ第1作の放送開始以来、衰えることのない安定した人気を保ちつづけている「ガンダム」シリーズだが、ここ数年の劇場版作品の好調ぶりは目を見張るものがある。ちなみに『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の初動成績と比較すると、今作はおよそ80%。単純計算でも興収40〜45億円あたりに着地すると推定でき、2026年公開作として最初の大ヒットとなることは確実だ。

これも例外なく、近年の国内アニメ映画全体の好調ぶりによるものと見受けられる。先日発表された2025年の全国映画概況を見てみると、ヒットの目安となる興収10億円を超えた日本映画は(一昨年12月から昨年11月までの公開作品で)38本で、アニメ映画は14本。興収100億円超のメガヒット作が3本あるが、50から100億円は1本もなく、30から50億円が3本。残りはすべて30億円未満となっており、14本のうち13本がシリーズものやメディアミックス作品などの非オリジナル作品であった(残りの1本は再上映の『もののけ姫 4Kデジタルリマスター』)。

国内アニメ映画好調の波に乗り、近年ヒット連発中の「機動戦士ガンダム」シリーズ [c]創通・サンライズ
国内アニメ映画好調の波に乗り、近年ヒット連発中の「機動戦士ガンダム」シリーズ [c]創通・サンライズ

オリジナルは伸び悩み、既存の人気作品がヒットし、とりわけファンダムの強い作品が上位に来る。そのなかでも特に幅広い層に支持される作品がメガヒットになるというのが、現在のアニメ映画の傾向だ。とはいえ「名探偵コナン」シリーズがメガヒットのラインを突破するようになってからは、ヒット群から頭ひとつ抜けだした“50から100億円”のゾーンはほぼ空白状態。ファンの熱量も高く歴史も長い「機動戦士ガンダム」シリーズこそ、その空白を埋めるのにふさわしいだけに、今作がひと伸びしてそこに食い込んでくることを期待したい。

『クスノキの番人』『ランニング・マン』などが初登場

ここからはランキングに戻ろう。『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』のほかに5作品の新作が初登場を果たし、トップ10圏内の様相は一変。首位の交代も丸2か月ぶりだが、トップ10のうち過半数が入れ替わるのも3か月ぶりと久々だ。

東野圭吾作品初のアニメ映画化!『クスノキの番人』は3位にランクイン [c]東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会
東野圭吾作品初のアニメ映画化!『クスノキの番人』は3位にランクイン [c]東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会

3位に初登場を果たしたのは、数多くの著作が映画化やドラマ化されてきた直木賞作家の東野圭吾が2020年に発表した同名小説をアニメ映画化した『クスノキの番人』(公開中)。メガホンをとったのは『劇場版 ソードアート・オンライン −オーディナル・スケール−』(17)の伊藤智彦監督で、高橋文哉、天海祐希、齋藤飛鳥らが声の出演。初日から3日間で動員9万4500人、興収1億2500万円を記録している。

次いで4位には、スティーヴン・キングが“リチャード・バックマン”名義で発表し1980年代に一度映画化されたディストピア小説を、エドガー・ライト監督がグレン・パウエル主演で再映画化した『ランニング・マン』(公開中)がランクイン。こちらは初日から3日間で動員7万7500人、興収1億1300万円を記録した。

サム・ライミ監督17年ぶりの長編ホラー『HELP/復讐島』は6位に入る大健闘 [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
サム・ライミ監督17年ぶりの長編ホラー『HELP/復讐島』は6位に入る大健闘 [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

また、サム・ライミ監督が久々にホラー作品でメガホンをとった『HELP/復讐島』(公開中)は6位にランクインし、JO1の初の東京ドーム公演の模様を収録したライブフィルム『JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME – LIVE FILM』(公開中)は9位に。中国製フル3DCGアニメ『白蛇:縁起』(19)と『白蛇2:青蛇興起』(21)の続編『白蛇:浮生 ~巡りめぐる運命の赤い糸~』(公開中)は10位に初登場を果たしている。

9週連続のNo. 1を逃した『ズートピア2』は2位となったものの、週末3日間で動員27万6600人、興収3億5400万円と、前週比91%の動員をキープ。累計成績では動員1034万人&興収140億7700万円を突破し、ついに『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)を抜き、日本歴代興収ランキング21位、海外アニメとしては『アナと雪の女王』(13)に次ぐ歴代2位に浮上。次週末からは3D版4Dバージョンの上映がスタートするので、さらなる伸びに注目だ。

V9は叶わずも、累計動員1000万人の大台を突破した『ズートピア2』 [c]2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
V9は叶わずも、累計動員1000万人の大台を突破した『ズートピア2』 [c]2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

そして公開35週目を迎えた『国宝』(公開中)は今週もトップ5圏内を守り抜き、累計成績では動員1397万人&興収197億6000万円に到達。日本歴代興収ランキングでは『ハウルの動く城』(04)を抜いてトップ10入りを果たしており、実写邦画としては前人未到の“興収200億円”に着々と近付いている。

以下は、1~10位までのランキング(1月30日〜2月1日)

1位『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』

2位『ズートピア2』

3位『クスノキの番人』

4位『ランニング・マン』

5位『国宝』

6位『HELP/復讐島』

7位 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』

8位『映画ラストマン -FIRST LOVE-』

9位『JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME – LIVE FILM』

10位『白蛇:浮生 ~巡りめぐる運命の赤い糸~』

次週末は、浜辺美波と目黒蓮がダブル主演を務めた『ほどなく、お別れです』(2月6日公開)、ゆりやんレトリィバァが映画監督デビューを飾った恋愛ホラー『禍禍女』(2月6日公開)、福山雅治が自ら監督を務め自身のフリーライブを映画化した『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』(2月6日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

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