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シャンプーやタオルを取ろうとした一瞬の間に、溺れてしまうことも… 赤ちゃんとの入浴で大切なことを現役小児科医が語る【監修者インタビュー】

  • 2026.2.2

【漫画】『赤ちゃんに転生した話4』を読む

ブラック企業の過酷な業務で命を落とした23歳の和史は、成人男性の心を持ったまま赤ちゃん・エミに転生。やさしい両親のもとに生まれたものの、赤ちゃんの体は思い通りに動かせず、言葉も話せない。はじめて寝返りをうつだけでも、相当のがんばりが必要で…。もしかしたら、生まれたばかりの赤ちゃんはかなりブラックな環境にいるのでは――!?

すこしずつ成長する赤ちゃんのかわいらしさが微笑ましい反面、試行錯誤する和史の心の声や、和史が生前出会った人物との意外な展開に笑える漫画『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)。医療従事者でもある作者の茶々京色さんによって、赤ちゃんの発達段階や子育て中の安全対策などがこまやかに描かれているのも本作の魅力。エミに癒やされながら、わかりやすくて勉強になると話題です。

本稿では、監修を務めた現役小児科医のDr.しばさんに、最新巻『赤ちゃんに転生した話4』の魅力や赤ちゃんを安全に見守るコツなどを聞きました。

――4巻で「首浮き輪」の使用方法を間違えてしまい、赤ちゃんが水を飲んでしまうシーンが描かれていて、ドキッとしました。ほんの少しの油断が思わぬ事故につながるのですね。ほかに、乳幼児のお風呂ではどんな事故が多いのでしょう。

Dr.しばさん(以下、Dr.しば):実際に多いのは、「ほんの一瞬目を離した」ことで起きる事故です。シャンプーやタオルを手に取るといった数秒の間に、赤ちゃんの顔が水に浸かってしまったり、転倒してしまうケースは珍しくありません。床が滑りやすい浴室は、大人にとっては何でもない動きが、赤ちゃんにとっては大きなリスクになりうる場所。だからこそ、「便利グッズがあるから安心」ではなく、「大人の目と手が届く範囲で動く」という意識がとても大切だと思います。

――赤ちゃんとの生活で、お風呂の動線を整えることも大事といえそうですね。ほかにも、小児科医として今向き合っているような課題はありますか?

Dr.しば:今向き合っている課題のひとつは、「不安が重症化する前に受け止める医療」です。病気そのものよりも、情報の多さや周囲との比較で、親御さんが必要以上に追い詰められているケースを多く見ます。叶えたいのは、病気を治すだけでなく、子育ての不安が少し軽くなる場所としての小児科です。「こんなことで受診していいのかな」と迷わずに相談できる、敷居の低い医療を広げていきたいと考えています。医師と保護者が同じ目線で子どもを見守れる関係が理想ですね。

取材・文=吉田あき

※診療行為が必要な場合は必ず医療機関を受診の上で主治医もしくは助産師の指導に従ってください。また発達について気になることがあったら医師に相談しましょう。

Dr.しば

小児科専門医。小児科医として10年以上の実績を持つ。小さなお子さんのいるご家庭向けのお役立ち情報をSNSで発信中。(https://x.com/Shiba_kids)

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