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“目と鼻を持たない少女”の実話「SERI~ひとつのいのち」が再始動!新バージョンとなって2月19日より公演スタート

  • 2026.2.2

2026年2月19日(木)より東京・池袋にある劇場「あうるすぽっと」にて、ミュージカル「SERI~ひとつのいのち 2026」の公演がスタート。ニューヨークで暮らす日本人夫婦のもとに生まれた、目と鼻を持たない女の子・千璃(せり)さんと、彼女とともに歩んだ母・美香さんの8年間の葛藤と愛を綴った実話となっている。

オリジナルミュージカルとして2022年に誕生した本作品。2023年にはニューヨークでも上映会が行われ、大きな反響を呼んだ。今回は、待望の新バージョンとして再始動する。

ミュージカル「SERI~ひとつのいのち 2026」の製作発表会の様子
ミュージカル「SERI~ひとつのいのち 2026」の製作発表会の様子

「SERI~ひとつのいのち 2026」とは?

まず、本作品のあらすじは以下のとおり。

「ニューヨークで暮らす美香と丈晴は子どもを授かった。『千璃』と名付けられた女の子。初めての子どもに未来への希望と夢に膨らむ2人だったが、生まれた子どもには両眼ともに眼球がなく、知的障害も抱えていた。絶望し、途方にくれる夫婦。特に母である美香は自身を責め、周りの目を気にし、そして意思疎通がままならない我が娘に困惑し疲弊していく。ある日、思い詰めた美香はマンションの屋上から千璃とともに身を投げようとするが、そのとき屋上から見下ろしたマンハッタンのある情景を耳にした千璃が笑う。初めて目にした娘の笑顔に触れ、“この子と生きていこう”と強く誓う美香。しかし、その決心の先には終わりが見えない千璃の手術、夫婦のすれ違い、周囲の非難、法廷闘争など、想像を絶する難題が幾重にも待ち受けていた」

本作品の原作となる『未完の贈り物』は美香さんの視点で綴られているが、ミュージカル版では千璃さんの視点も加わっているのが最大の特徴だ。彼女が感じたであろう痛みや喜び、苦しみを、演劇的かつ音楽的な演出で表現し、暗闇の中で生きる千璃さんにしか見えない光を届けてくれるような物語となっている。

【画像】目と鼻がない女の子・千璃さんと、その母・美香さんによる実話「SERI~ひとつのいのち 2026」
【画像】目と鼻がない女の子・千璃さんと、その母・美香さんによる実話「SERI~ひとつのいのち 2026」

高橋亜子×桑原まこ×下司尚実によるコラボレーションに注目

本作品の脚本を担当するのは、訳詞家として『ジャージー・ボーイズ』『メリー・ポピンズ』といった著名作品に携わる一方、近年は『アンドレ・デジール 最後の作品』『スキップとローファー』などの脚本でも注目を浴びる高橋亜子さん。

その脚本に音楽で寄り添うのは、舞台公演やイベントの企画・制作を行う「conSept」のオリジナル作品『いつか~ one fine dаy』『GREY』で、観客だけでなく評論家からも高い評価を得た桑原まこさんだ。

そして、これまで「conSept」の作品に振付家として参加してきた自由形ユニット「泥棒対策ライト」の下司尚実さんが、ミュージカルの演出に初挑戦する。自然体な身体表現作りに定評のある下司さんが、初演を経てどう進化させるかが見どころだ。

初演時の様子 (C)オノデラカズオ
初演時の様子 (C)オノデラカズオ

新キャスト&演出でパワーアップ!

今回の2026年版では、初演で言葉のない難役を圧倒的な身体表現で演じ、絶賛の声を浴びた山口乃々華さんが千璃役を続投。

さらに、韓国ミュージカル界のスターであり、『ジーザス・クライスト=スーパースター』のマリア役、『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』のイツァーク役などで歌唱力に定評のあるジェイミンさんが美香役として日本のミュージカル界に初登場する。「言語の壁があっても挑戦したい」とジェイミンさんが決心したほど、この作品には深い愛と熱量が込められているようだ。

また、2026年版では脚本と音楽の一部が改訂され、高橋亜子さん(脚本、作詞)と桑原まこさん(作曲)、下司尚実さん(演出、振付)のクリエイションにも磨きがかかり、さらにブラッシュアップされた舞台となる予感。

千璃役を山口乃々華さんが続投する (C)オノデラカズオ
千璃役を山口乃々華さんが続投する (C)オノデラカズオ

私たちの日常を、優しさと愛情で満たしてくれる本作品。この冬、大切な人と劇場に行って、“ひとつのいのち”が放つ輝きを体感してみてはいかがだろうか。

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