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【ネタバレなし】「クソ上司をコテンパンに!」…笑いと恐怖で爽快度MAX!サム・ライミ節全開の『HELP/復讐島』を映画ファンはどう観た?

  • 2026.1.31

「死霊のはらわた」「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督による予測不能な復讐エンタテインメント『HELP/復讐島』(公開中)。パワハラ上司によって昇進の芽を摘まれた主人公が、その上司と無人島でまさかの2人きりに…!上司と部下の関係から一転、復讐に次ぐ復讐の連続で結末がどうなるのかまったくわからない作品となっている。本国アメリカでも大絶賛されており、映画批評を集積、集計するサイト「ロッテントマト」で94%の高評価(1月28日時点)を獲得し、『スパイダーマン2』(04)を超えてサム・ライミ監督の最高得点を記録している。

【写真を見る】サム・ライミ節、全開!卓越したサバイバルスキルで、あれもこれもやってのける主人公リンダ

そんな本作を日本の映画ファンはどう見るのか?MOVIE WALKER PRESSでは、公開に先駆けて試写会にてアンケートを実施!「衝撃度」と「爽快度」が共に10段階評価で8~10と答える人が続出する結果に。また、「さすがサム・ライミ!」(30代・女性)、「そんなワケあるかい!とツッコミつつも非常におもしろい」(30代・男性)、「起こることすべてに感心&感動」(40代・女性)といった感想も寄せられるなど、エンタメ作品として大いに楽しんでいた様子だ。これら印象的なコメントをピックアップしながら、本作の見どころ、おもしろさにネタバレギリギリで迫っていきたい。

※以下、物語の核心に触れる部分は、「●●●●」と伏せ字で表記いたします。

無人島で遭難…だけどこれは胸糞パワハラ上司に復讐するチャンス!

コンサル会社で働くリンダ(レイチェル・マクアダムス)は、数字に強く誰よりも有能。しかし、新たに上司になったブラッドリー(ディラン・オブライエン)に目を付けられ、理不尽なパワハラに遭うなど鬱屈した日々を送っていた。そんな時、パワハラ上司との出張でタイへ向かう途中、飛行機が墜落してリンダとブラッドリーは無人島で2人きりになってしまう。怪我で動けないブラッドリーを尻目に、リンダは持ち前のサバイバルスキルを発揮。食料を確保し、火を起こし、状況の立て直しを図っていく。やがて、2人の力関係が逆転し始め、リンダのなかに抑え込まれていた怒りと復讐心が静かに膨れ上がるのだった。

飛行機事故で無人島に漂着し、憎いはずのブラッドリーを介抱するリンダ [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
飛行機事故で無人島に漂着し、憎いはずのブラッドリーを介抱するリンダ [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「驚愕のラストに向けてジェットコースター」…予測不可能な展開に最初から最後まで目が離せない!

力関係が逆転したリンダとブラッドリーが迎える結末はどうなる?先の展開がまったく予測できない怒涛の復讐劇が本作の魅力。大嫌いな上司と2人きりなんて想像しただけでも吐き気がするが、職場で虐げられてきたリンダによる復讐が始まり、立場が入れ替わっていく様がとにかく楽しい。試写会参加者からも興奮と驚きにあふれた感想が数多く寄せられている。

「想像していたはるか上をいく壮絶な映画。凄まじいバトルから片時も目が離せない」(50代・男性)

「すべてが予定調和でなく、予想を超えた展開の数々で先が読めず楽しめました。お見事」(60代・男性)

「笑いと恐怖と爽快感のミックス定食!」(30代・女性)

「A級キャストとスタッフ、スタジオが集結したジャンルてんこ盛り映画」(50代・男性)

「シチュエーションを大胆に超えて、ツイストに次ぐツイスト!驚愕のラストに向けてジェットコースター」(50代・女性)

リンダの怒りと復讐心が静かに膨れ上がる [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
リンダの怒りと復讐心が静かに膨れ上がる [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「サバイバルスキルでムカつく上司に立ち向かう」…生存能力が高すぎるリンダに共感の声

主人公はレイチェル・マクアダムス演じるリンダ。仕事ぶりは優秀で昇進も約束されていたのに、パワハラ上司ブラッドリーの登場で立場を追われてしまう。しかし、サバイバルのリアリティ番組を観るのが趣味で、そこで培ったサバイバルスキルを生かしながら上司への復讐を果たしていく。『アバウト・タイム~愛おしい時間について』(13)や『ドクター・ストレンジ』(16)で見せたマクアダムスの清廉なヒロイン像から一転、役立たずのブラッドリーに優雅な無人島ライフを見せつける“したり顔”が印象的だ。

「サバイバルスキルでムカつく上司に立ち向かう姿がカッコよかった!」(40代・女性)

「どんな悲惨な状況でも自分のプライドと信念は意地でも曲げないストイックさ」(50代・男性)

「クソ上司をコテンパンにしちゃう!」(30代・女性)

「『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスしか知らない人にプッシュしたい」(40代・女性)

パワハラ上司ブラッドリーに昇進の芽を摘まれたリンダ [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
パワハラ上司ブラッドリーに昇進の芽を摘まれたリンダ [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

程度の差はあれ、職場や学校、家庭でリンダと似たような経験をした人は少なくないはず。そんな彼女がブラッドリーをやり込め、これまでの鬱憤を晴らすかのようにやり返す姿がとにかく痛快!リンダに共感するところ、同じ境遇になったらどうやって仕返しする?という質問にも様々な回答が集まっている。

「普段は変わり者だと言われても、無人島なら気楽に自分らしくいられる」(30代・女性)

「男性優位社会において女性が働くことで起こる様々な困難に共感します」(50代・女性)

「得意ジャンルの力が発揮できるなら(嫌なやつを)社会的に抹殺したい」(40代・女性)

「気付くか気付かないような地味な嫌がらせをしてこっそり気分を晴らします」(30代・女性)

【写真を見る】サム・ライミ節、全開!卓越したサバイバルスキルで、あれもこれもやってのける主人公リンダ [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
【写真を見る】サム・ライミ節、全開!卓越したサバイバルスキルで、あれもこれもやってのける主人公リンダ [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「失敗する姿がなんとも」「情けない顔は必見」…嫌な奴だけどかわいそうなブラッドリー

パワハラ上司ブラッドリー役にはディラン・オブライエン。「メイズ・ランナー」シリーズや『ラブ&モンスターズ』(21)など等身大の好青年を演じてきたイメージだが、いつの間にこんな嫌味な役もやるようになったのかとうれしいようなどこか複雑な気持ちに…。

無人島でも我が物顔で振る舞おうとするブラッドリーだったが… [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
無人島でも我が物顔で振る舞おうとするブラッドリーだったが… [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

父の跡を継ぎ若くしてCEOに就任したエリート気質のブラッドリーだが、自分好み(!?)なブロンド美女を雇おうとしたり、オフィスに堂々と婚約者を招き入れたりと、経営者としてはモラルに欠ける行動が…さらに、父が決めていたリンダの昇格を勝手に撤回してしまうなど、自分本位な男だ。そんな彼も無人島ではまったくの無力で、食料や水を自分で確保できない、日よけもうまく作ることができないなど、ただ寝そべっている姿がどうにも情けない。だが今回の感想コメントを読んでいると、そんなところがかわいそうにも見えなくない?

「トライしようとして失敗する姿がなんとも」(30代・女性)

「リンダに●●●●をぶちまけられたところはざまーみろと思った」(50代・男性)

「●●●●を切られそうになる時の涙の顔が印象に残った」(20代・男性)

「情けない顔は必見」(30代・男性)

いまにも泣きだしそうなブラッドリーの顔 [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
いまにも泣きだしそうなブラッドリーの顔 [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「いい意味でのチープさ」「怖いけど笑える」…ファンも大満足のサム・ライミ節

グロテスクだけどユーモアも忘れないサム・ライミ監督ならではのエッセンスも詰まっている。例えば、リンダが食料を求めて狩猟をするシーンでは、これでもかと手製の槍で刺し続け、ドバドバと鮮血が噴きだすのだが、やり過ぎと思える一連の流れに思わず笑いが込み上げてしまう。ほかにも、仰向けになったブラッドリーにリンダが●●●●をぶちまけたり、あるシーンでは死霊(!?)に憑かれたような人物も登場するなど、サム・ライミ監督作を愛好してきた映画ファンも大満足の内容になっている。

「メイクやカメラワークに“らしさ”を感じた」(50代・男性)

「血糊の多さ、●●●●のいい意味でのチープさ」(30代・男性)

「全てにおいての演出にサム・ライミ監督作品らしさを感じる」(20代・男性)

「●●●●と格闘するシーンでの、●●●●と思わせてからの大暴れ」(50代・男性)

「怖いけど笑えるところもあってエンタメ性が高い」(50代・女性)

上記以外にも「無人島サバイバルの知識が身につく!」(50代・女性)や「職場であまり言い返せない人に『スッキリするよ』とオススメしたい」(40代・女性)、「理不尽な思いをしている人に観てほしい。ハラハラしつつスッキリできます」(30代・男性)、「人を見抜く力が養われます」(60代・男性)といったコメントが。さすがに本作のような復讐はいろいろとアウトな部分も多いが、理不尽にただじっと耐えるのではなく、なにか行動を起こそうと考えるきっかけになる作品でもあるようだ。

リンダとブラッドリーのサバイバルはどうなってしまうのか? [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
リンダとブラッドリーのサバイバルはどうなってしまうのか? [c]2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

部下から上司への復讐劇にとどまらない『HELP/復讐島』。リンダとブラッドリーのサバイバルはどうなってしまうのか?そもそも2人は生還することができるのか?サム・ライミ節も楽しみながらその結末を劇場で見届けてほしい。

構成・文/平尾嘉浩

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