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最新回の朝ドラ「ばけばけ」ウラの見所~パーフェクト庄田を断るおサワの気持ち…“シンデレラにはなれない”の理由、わかるよ。

  • 2026.2.1

【朝ドラのツボ!】

第17週「ナント、イウカ。」#85

(C)NHK
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トキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)のもとを、一人で訪ねてきた庄田(濱正悟)。しかし、とりとめのない話ばかりで一向に本題にはいらない。既に庄田の目的に気づいたトキは、理由を白状するよう問い詰める。庄田の目的とは?

その数日後、錦織(吉沢亮)のもとを庄田が訪れる。久しぶりに再会した錦織に庄田はある提案を持ち掛ける。その頃、サワ(円井わん)は一人必死に勉強に打ち込んでいた。

 

【本日のツボ】

逃した庄田と月給25円は大きい!?

※※以下、ネタバレあります※※

「虫の音より、おサワのことを聞きたいんですよね」と、おトキにじわじわ詰め寄られ、「まあ、はい」と庄田。

「私、この間、おサワと話して気づいたんですが…。おサワ、“半分弱”さんのこと、よう~け、気になっちょります。“半分弱”さんのお話をすると、妙に照れて。あげなおサワ、初めて見ましたけん」。そう言って遠くをみつめます。

「あっ…ただ。半分弱さんがおサワのことをどう思っちょるかは…わかりませんが」。

(C)NHK
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庄田の心を見透かしたような、からかうような茶目っ気たっぷりのおトキ。そんなおトキに翻弄され、隠していた本心を見せる庄田。

おトキの喋りが上手いのは、夜な夜なヘブンに怪談を語っていたからでしょうか。髙石あかりのコメディエンヌぶりが伺える一幕でした。

「差し出がましいようですが、おサワのこと、お願いしてもええでしょうか」。おトキに言われ、「はい、わかりました」と庄田。

この時までは、視聴者の多くが、おサワちゃん、いいひとが現れてよかったね、とおトキとともに喜んだのではないでしょうか。しかも、その後の「白鳥倶楽部」でのプロポーズですから。

がんばれ、おサワ!

「おサワさんに1番に報告したかったから」。そう言って、松江中学の英語教師になったことを伝えます。

それを聞いて、「こげなこと言うのもあれですが、教えちょる庄田さん、かっこいいですけん。ええと思います。おめでとうございます」とおサワ。「もうひとつ。そのために今日、教師になってきたというか…」。

そう言って、「ワシと夫婦になろう。惚れてるんだ、おサワさんに」と告白します。

(C)NHK
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「だから、教師になることにした。来月から月25円。それで、おサワさんちの借金返して、長屋を出よう」

「長屋を」

「うん」

ところが、ラスト5分で急展開。おサワはあの“顔よし頭よし性格よし”のパーフェクト庄田の申し出を断ったのでした。

そうとは知らず、お祝いの花を持って、おサワの前に現れるおトキ。

「知っちょるかね。馬鹿だよねえ、私。嬉しいし、嬉しかったし。天にも昇るような、というか、何ならもう天に昇っちょったのに…。断る理由なんてこれっぽっちもなかったのに…。つかめんかった。あの人の手、どげしてもつかめんかった」

おサワのまさかの言葉に「なして?」とおトキ。

「おトキのせいだわ。私はおトキにはなれん。おトキと同じ道は歩けん。シンデレラにはなれんけん」

「大好きだったのに~。おトキのせい、全部、おトキのせいだけんね~」。おトキに縋って泣きじゃくるおサワ。

おトキのせいではないことを、誰よりもおサワがわかっていたことでしょう。そんなおサワのどうしようもなくやりきれない気持ちを、しっかりと受け止めるおトキでした。

(C)NHK
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誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分の幸せは自分で掴み取る。今を生きる私たちなら、おサワの決断もわかるというものです。がんばれ、おサワ! がんばれ、私たち!

おサワが教員試験に受って、自分の力で長屋を出ていく日が来ますように。で、その先には庄田が笑って待っていてくれますように、と願わずにはいられません。

(桧山珠美/TVコラムニスト)

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