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高橋文哉、宮野真守の言葉に「救われた」 天海祐希から受けた刺激も明かす『クスノキの番人』初日舞台挨拶

  • 2026.1.30

国民的ミステリー作家の東野圭吾による原作作品初のアニメーション映画化『クスノキの番人』の初日舞台挨拶が1月30日にTOHOシネマズ日比谷で行われ、高橋文哉、天海祐希、齋藤飛鳥、宮世琉弥、伊藤智彦監督が出席した。

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『クスノキの番人』の初日舞台挨拶が行われた
『クスノキの番人』の初日舞台挨拶が行われた

「その木に祈れば願いが叶う」と伝えられるミステリアスなクスノキと、その番人となった青年の物語を描く本作。長編アニメーション映画初主演となる高橋が、主人公の直井玲斗役を演じた。目頭をハンカチでおさえる人も見受けられるなど、上映後の会場には感動の余韻が漂っていた。公開前日まで「ドキドキしていた」という高橋は、「SNSを含めて、映画を観た皆さんの感想が本当に温かい。『こういう作品に出会いたかった』と言ってくださる方もいて、作品を届けることを生業にしている人間として、すごくうれしい1日」としみじみ。地元の友人も映画を観てくれたそうで、「『お前、すげえな』という一言に救われました」とうれしそうな笑顔を見せていた。

アフレコでは、たくさんの人に救われたという高橋。「監督もそうですし、天海さん、齋藤さん、琉弥も、一緒にアフレコをさせていただいた皆さんにすごく救われた」と前置きしつつ、「もう1人、救ってくださった方がいる。宮野真守さん」だと告白。

高橋文哉、「すごくうれしい1日」と笑顔
高橋文哉、「すごくうれしい1日」と笑顔

「『クスノキの番人』の初日に、たまたま隣で宮野真守さんが違う作品を録っていらっしゃった。宮野さんとは以前、ドラマで2回ほど共演をさせていただいていて。『実写と違って、また苦戦しながら頑張っています』とポロッと言ったら、『聞くよ』と言ってくださって。先輩に甘えさせていただき、まあまあな長文を送った。『こういうところがわからない、難しい』と送ったら、『仕事終わったら、電話するね』とその後で電話をくださって。『楽しい?』という話から始まって、『俺はこういうふうにやっているよ』と教えてくださった。『こういうふうにやりな』とは言わないんです」と50分の長電話で相談に乗ってくれたという。声優と俳優を行き来する宮野だからこそのアドバイスがあったと続け、「自分のなかで、『なるほど!』と思った。台本の表紙に、いただいた言葉を書いた。表紙を見ながら『忘れない、忘れない』と思いながら、やらせていただいた」と宮野への感謝を込めていた。

伊藤智彦監督、塩屋浩三さんへの想いを吐露
伊藤智彦監督、塩屋浩三さんへの想いを吐露

クスノキに想いを託す人々が登場する本作。伊藤監督は、本作を通して「託された」と実感することもあったと打ち明けた。「映画のエンドロールに、“スペシャルサンクス”として、僕の先輩だったり、年齢が近しい監督やプロデューサーにも意見を聞いたので、名前を載せている。その人たちの名前を見た時に、『この人たちの願いも背負って、俺は映画を作っていたんだ』と思った」と感無量の面持ち。さらに「塩屋浩三さんが先日亡くなってしまったんですが、実はこの作品に出ていまして。僕はそのクレジットを見るたびに、一人でこっそり泣くと思う。それも作品としてなにかを託されたのかなと、個人的には思っています」と吐露していた。

天海祐希は、高橋文哉&齋藤飛鳥&宮世琉弥との再タッグを願った
天海祐希は、高橋文哉&齋藤飛鳥&宮世琉弥との再タッグを願った

物語のカギを握る玲斗の伯母である柳澤千舟役を担当したのが天海だ。高橋をはじめ、佐治優美役の齋藤、大場壮貴役の宮世は、天海との共演に感激しきり。3人に向けて、天海から「受け取れるとしたら、どのような技術やマインドを受け取りたいか?」という質問が投げかけられ、フリップを使って回答する場面もあった。宮世は「覇気」とフリップを掲げ、「もともと天海さんのインタビューを読んでいて、役者業に活かしたりしていていて。すごくお会いしたかった先輩。実際に会った時、周りに覇気があった。その覇気にびっくりしてしまった」と天海のオーラに惚れ惚れ。「どうやったら出せますか?」と聞かれた天海は、「圧じゃない!?」と会場を笑わせながら「出していないから!」と照れ笑いをのぞかせた。

宮世琉弥、天海祐希は「すごくお会いしたかった先輩」
宮世琉弥、天海祐希は「すごくお会いしたかった先輩」

「すべて」と答えたのが齋藤で、「すべてを受け取りたい」とにっこり。「お人柄もそうですし、こうやって人前でプロとしてお話しされている姿もそうですし、天海さんは本当にカッコいいです」と尊敬の眼差しを向けつつ、「天海さんが持っている、しょうもないことがほしい」と願い、天海と会場を笑わせた。

天海祐希から受け取れるとしたら、どのような技術やマインドを受け取りたい?
天海祐希から受け取れるとしたら、どのような技術やマインドを受け取りたい?

高橋は「私」と書いたフリップを披露し、アフレコやプロモーション活動など長く一緒に過ごすなかで「1日中、インタビューを一緒にさせていただく日もあった。言葉の紡ぎ方や、天海さんの持っている芯の強さみたいな部分が、本当にステキだなと思う。もちろんすべてではないですが、僕はそれを盗んで、天海さんのステキな部分を受け取れた気がしている。次は、高橋文哉自身を受け取っていただけるような俳優に成長して、また再会させていただきたい」と熱望した。

齋藤飛鳥、「天海さんは本当にカッコいい!」と羨望の眼差し
齋藤飛鳥、「天海さんは本当にカッコいい!」と羨望の眼差し

「そんなふうに言っていただいて、ありがとうございます」とお礼を述べた天海は、「私のほうこそ、皆さんとご一緒していろいろな刺激を受けた。本当にしっかりしているし、自分のダメなところや、足りないところもちゃんと受け止めていて、それぞれ自分の役者としての人生を歩んでいくという覚悟も感じられる。これからもものすごく楽しみ。とても頼もしいですよね」と3人の個性や姿勢を称え、「私も頑張って、皆さんと声だけではなく、またお芝居で共演できるとうれしい」とさらなるタッグに期待。続けて彼らの演技を一気に味わえるのが本作だとしっかりとアピールしつつ、「私たちの想いや情熱を受け止めていただいて、たくさんの方に宣伝していただけたら、もっともっとクスノキの輪が広がっていくと思う」と呼びかけて大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

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