1. トップ
  2. 恋愛
  3. ヤバいぶりっ子だと思っていた弟の彼女の壮絶な過去。幼少期の複雑な家庭環境が与えた影響【著者インタビュー】

ヤバいぶりっ子だと思っていた弟の彼女の壮絶な過去。幼少期の複雑な家庭環境が与えた影響【著者インタビュー】

  • 2026.1.30

【漫画】本編を読む

「155センチ! でっか~! みゆ149センチじゃけえ憧れる~!」

幼さアピールに余念がない女性の、痛すぎる行動を描いた『ちっちゃくてかわいいワタシ 痛すぎる勘違い女の正体』(ぱん田ぱん太/KADOKAWA)。

主人公・きよかが弟の彼女・みゆと出会い、物語は始まる。

みゆは大学1年生だが、小学生かのような振る舞いをする女の子だった。きよかの夫の膝に座ったり、「身長が低いから吊り革を掴めない」「童顔で小学生に間違われる」と言ったり、やたらと自分の“子供っぽさ”を強調してくる。

彼氏や同級生たちとはうまくやっていたみゆだったが、その仮面は次第に剥がれはじめ…。

なぜみゆはこんなにも「幼さ」にこだわり、周囲にアピールするのか。その背景には、彼女の生まれた家庭環境の影響があった。

強烈なぶりっ子キャラはどうやって生まれたのか。ウザいエピソードの参考にしたのは? そんな制作裏話や読者へ届けたい思いなど、著者のぱん田ぱん太さんに話を伺った。

――みゆには、障害のあるお兄さんの生活を優先され、妹の世話を押し付けられていた…という過去があります。昨今の“きょうだい児問題”にも繋がると思うのですが、どのような意識で描かれたのか教えてください。

ぱん田ぱん太さん(以下、ぱん田):社会問題について何か言える立場ではありませんが、妹が重度知的障害者だという知人の言葉を聞いたことがあります。

「妹のことはすごく愛しているけど、我慢しないといけないことも多くて時々辛くなる」と、話していたのをよく覚えていて。

そういう経験もあり、辛いけど親を100%憎むこともできない……という絶妙な苦しさを表現する意識は持って描きました。

――みゆの過去について、読者からの反応はいかがでしたか。

ぱん田:「過去を知ってみゆちゃんのファンになった」という感想があれば、「だからなに?」という声も届いたり。賛否両論でとても面白かったです。

これから読む方には、自分はどう感じるのかを楽しみにしていてほしいです。

――本作を読んだ読者の方にとって、この物語がどんな存在となってほしいでしょうか。

ぱん田:子育て世代の人には、この作品を通して自分の幼少期をぜひ振り返ってみてほしいなと思います。

未だに、自分が幼い頃の親の態度についてやりきれない気持ちを抱えている人はいるでしょうし、それが子育てに影響していくこともありますよね。

そういう部分を振り返ってもらって、この作品が自分と向き合う一歩になれたら嬉しいです。

取材・文=原 智香

元記事で読む
の記事をもっとみる