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「なんで再放送されないの?」「どうかお願い…」放送から30年 止まない“切実な訴え”…「今じゃ絶対作れない」と語られる名ドラマ

  • 2026.2.9

「またあのドラマをテレビで観たい!」と、多くのファンが心待ちにしている名作たちがたくさんあります。今は配信などで手軽に作品を楽しめる時代ですが、決まった時間にテレビの前でワクワクしながら観ていた体験を再び味わうことは、やはり特別なものです。今回は、そんな“再放送を希望する声が集まる名作ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、1996年放送のドラマ『若葉のころ』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“再放送を希望する声が集まる名作ドラマ”『若葉のころ』

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1997年ごろ撮影 奥菜恵(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『若葉のころ』(TBS系)
  • 放送期間:1996年4月12日~6月28日

あらすじ

自らの実力で名門高校への入学を果たした相沢武司(堂本剛)は、過酷な家庭環境の中で懸命に生きていました。3年前に母親を亡くして以来、酒に溺れて働かなくなった父親の相沢悟郎(故・根津甚八さん)に代わり、学業の傍らアルバイトをこなし、幼い弟や妹たちの世話を一手に引き受けていたのです。

一方、小学校からの内部進学で同じ高校に通う藤木甲斐(堂本光一)は、何不自由のない裕福な家庭で育ちながらも、拭い去ることのできない深い孤独感に苛まれていました。住む世界の全く異なる2人でしたが、ある事件を境に心を通わせ、固い友情を育むようになります。

しかし、彼らの純粋な絆は、逃れられない宿命によって試されることになります。お互いの父親の存在や、1人の少女を巡る想いが複雑に絡み合い、武司と甲斐の運命は激しく揺れ動き、残酷な方向へと加速していくのでした―。

ドラマ『若葉のころ』の見どころ※ネタばれあり

1996年に放送されたドラマ『若葉のころ』は、対照的な家庭環境に身を置く2人の少年の友情と葛藤を軸に、貧困や家族の確執、そして人間の善悪の境界線を鋭く描いた重厚なヒューマンドラマです。物語が進むにつれてあらわになる、残酷な現実や逃れられない運命に翻弄される少年たちの姿は、当時の視聴者に強烈な衝撃を与えました。爽やかなタイトルとは裏腹に、社会の不条理や人間の業を真っ向から描いた物語に対し、SNSでは「単なる青春モノではない」「考えさせられる」といった声が多く寄せられるなど、今なお色褪せない深いメッセージ性を放っています。

また、本作が名作として語り継がれる最大の要因は、当時まだデビュー前後の初々しさが残っていたKinKi Kids(現:DOMOTO)の2人が見せた、魂を震わせるような熱演にあります。特に、過酷な環境下で家族を守ろうとする少年の孤独や、親との確執に苦しむ繊細な心理描写は、観る者の胸を締め付けるほどの説得力を持っていました。多感な時期の2人にしか出し得ない特有の透明感と危うさを見事に表現した演技力に対し、SNSでは「瑞々しいお芝居が良かった」「天才的な役者センス」といった絶賛の声が寄せられています。この瑞々しくも鋭い演技の応酬が、物語の切なさをより一層際立たせ、視聴者の心に深く刻み込まれたようです。

KinKi Kids主演の感動作

1996年に放送され、家族の絆や友情、そして社会の不条理を鋭く描き出したドラマ『若葉のころ』。SNSでは「今じゃ絶対作れない」といった声も上がるほど、現代の価値観ではかなり攻めているとも言える濃密な人間ドラマが繰り広げられました。

その一方で「再放送してください」「なんで再放送されないの?」「どうかお願い…」といった、もう一度テレビで堪能したいと願う声も溢れています。当時10代だったKinKi Kidsの2人が見せた感情剥き出しの演技や、透明感溢れるヒロインを演じた奥菜恵さんの姿を再び目にしたいという声は、放送から30年が経った今もなお、衰えるどころか勢いを増しています。

ドラマ『若葉のころ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“切なくも危うい青春の物語”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です