1. トップ
  2. 「開始15分で掴まれた」11年前 “日曜劇場史に残る快挙”を達成…「天才的」主役を喰うほどの“名演”で魅せた逸材

「開始15分で掴まれた」11年前 “日曜劇場史に残る快挙”を達成…「天才的」主役を喰うほどの“名演”で魅せた逸材

  • 2026.2.9

視聴率の金字塔を打ち立てた伝説的なヒット作から、ドラマの枠を超えた破格のスケールで日本中を熱狂させた話題作まで、常にエンターテインメントの最前線を走り続けてきたTBS系列で放送中の「日曜劇場」。私たちの価値観や日常にまで影響を与えるような力強い物語は、日本のテレビ史に輝く数々の実績を残してきました。今回は、そんな“快挙を遂げた日曜劇場”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2015年放送のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“快挙を遂げた日曜劇場”ドラマ『天皇の料理番』

undefined
映画『燃えよ剣』舞台挨拶 鈴木亮平(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『天皇の料理番』(TBS系)
  • 放送期間:2015年4月26日~7月12日

あらすじ

故・杉森久英さんの同名小説を原作とした連続テレビドラマ。

福井で暮らす秋山家での唯一の心配事は、仏門修行に出た16歳の次男、秋山篤蔵(佐藤健)。父の周蔵(杉本哲太)や、弁護士を目指す長男の周太郎(鈴木亮平)を中心に、家族一同が明るい未来を夢見ていたものの、その不安は的中。正月から篤蔵が酒に酔って墓石をなぎ倒すという不祥事を起こして寺を破門され、家へ担ぎ込まれる事態となります。

何をやっても長続きしない篤蔵の将来を案じた周蔵は、鯖江の昆布問屋への婿養子の話を取り付けます。新しい環境で長女の高浜俊子(黒木華)の夫となった篤蔵は、鋭い嗅覚を活かして昆布をかぎ分ける才能を見せ、義父からも一目置かれる存在になっていきました。

そんなある日、配達のために軍隊を訪れた篤蔵は、田辺祐吉(伊藤英明)が調理する牛肉の香りに強く惹きつけられます。そこで勧められるままに食べた揚げたてのカツレツは、これまでの人生で味わったことのないほど強い衝撃を彼に与えました。この1口のカツレツとの出会いが、田舎の厄介者だった青年に料理という確かな夢を与え、やがて天皇の料理番を勤め上げるまでに成長していく波乱万丈の物語が動き出します―。

ドラマ『天皇の料理番』の見どころ※ネタバレあり

TBSテレビ60周年特別企画として制作されたドラマ『天皇の料理番』は、明治から昭和という激動の時代を舞台に、料理への情熱を武器に天皇の料理番へと登り詰めた一人の青年の奮闘と、彼を支えた人々を描いた壮大な人間ドラマです。夢を追い求めるなかで直面する挫折や葛藤、そして彼を献身的に支える家族や仲間たちが織りなす絆の深さは、観る者の心を激しく揺さぶりました。SNSで「開始15分で掴まれた」という声からは、視聴早々に虜になる完成度であることがうかがえます。さらに「毎週泣いてた」「何度見返しても号泣」といった感動する視聴者が相次ぎ、放送から時を経てもなお色褪せない感動を視聴者に与え続けています。

また、主演の佐藤健さんをはじめとする俳優陣の魂を削るような熱演は、本作の大きな見どころです。特に、主人公の夢を病床から励まし続ける兄・周太郎を演じた鈴木亮平さんの献身的な役作りは、多くの人々の記憶に刻まれました。物語の進行に合わせて、鈴木さんは半年間で体重を76キロから20キロも減量し、次第に衰弱していく様子を文字通り命懸けで体現したその姿は、凄まじいリアリティを持って迫ります。その主役を喰うほどの名演にSNSでは「信じられないぐらい別人」「役作りに感服」「天才的」といった称賛の声が上がっている通り、俳優たちの徹底したプロ意識と真摯な芝居が物語に圧倒的な説得力を与えています。

最強スタッフが再集結…「東京ドラマアウォード2015」で“4部門制覇”を達成

“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトで創設された「東京ドラマアウォード」。8回目を迎えた「東京ドラマアウォード2015」の授賞式において、文字通り会場を席巻したのがドラマ『天皇の料理番』でした。名作ドラマ『JIN-仁-』を手掛けたプロデューサー・石丸彰彦さん、演出・平川雄一朗さん、脚本・森下佳子さんという黄金トリオが再びタッグを組んだ本作は、連続ドラマ部門のグランプリを受賞。さらに、主演の佐藤健さんが主演男優賞、黒木華さんが主演女優賞、そして鈴木亮平さんが助演男優賞を受賞するという、主要4部門制覇の日曜劇場史に残る快挙を成し遂げました。

SNSでは「納得だわ」「本当におめでとう」「日曜劇場の中で一番好き」「間違いなく名作」「これからも語り継がれる」といった熱いレビューが寄せられ続けている本作。そんななかでの、「東京ドラマアウォード2015」での4部門制覇は、視聴者からの人気だけでなく、プロデューサーやテレビ誌記者といった専門家たちも極めて高く評価した結果です。特に佐藤健さんの包丁さばきや、鈴木亮平さんの徹底した役作りといった、俳優陣の並々ならぬ覚悟が作品に圧倒的なリアリティを与えました。

ドラマ『天皇の料理番』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“夢に生きた料理人の波乱万丈な生涯”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です