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利重剛13年ぶりの長編監督作『ラプソディ・ラプソディ』5月公開決定!主演は高橋一生

  • 2026.1.30

主演に高橋一生を迎え、利重剛が『さよならドビュッシー』(12)以来13年ぶりにメガホンをとった長編映画『ラプソディ・ラプソディ』が5月1日(金)より公開となることが決定。あわせて、場面写真と主演の高橋、利重監督のコメントが到着した。

【写真を見る】呉城久美演じる見ず知らずの夏野と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロインの繁子

【写真を見る】呉城久美演じる見ず知らずの夏野と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロインの繁子 [c]2026 利重剛
【写真を見る】呉城久美演じる見ず知らずの夏野と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロインの繁子 [c]2026 利重剛

本作は、人付き合いを避けながら生きて来た男、夏野幹夫が、知らない間に籍を入れられていたことをきっかけに、人生が思いがけない方向へと動きだしていく様を描く、優しくユーモラスな人間ドラマ。ある日、パスポート更新のため役所を訪れた夏野が何気なく受け取った戸籍謄本を見ると、そこにはまったく身に覚えのない「続柄:妻」の文字が。「繁子」という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知った夏野は、その日から「夏野繁子」探しの日々がはじまる。てんやわんやのすえ、街角の小さな花屋で見つけたのは、触れるものみな壊してしまう、破天荒すぎる女性だった。「なんで、僕と結婚したんですか?」、夏野が抱いた好奇心は、やがて2人の人生に予想もしなかった変化をもたらしていく。

監督は、『ザジ ZAZIE』(89)で劇映画監督デビューし、『クロエ』(02)で第51回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式招待されるなど、国内外で注目を集めてきた利重。名バイプレイヤーとして数々の映画やドラマに出演し続けている利重がメガホンをとるのは、『さよならドビュッシー』以来13年ぶり。不器用な大人たちがつまづきながらも前に進んでいく様を、あたたかくユーモアたっぷりに描きだした。主人公の夏野を高橋が演じるほか、見ず知らずの夏野と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロインの繁子を呉城久美が演じる。さらに芹澤興人、池脇千鶴などの実力派俳優陣が脇を固め、監督の利重もキーパーソンとして自ら出演する。また、日本を代表する世界的ジャズピアニスト、大西順子が音楽を手掛ける。

本作について高橋は、「幹夫の人生をひと夏生きる間に、もう一度その感覚を丁寧に見つめる時間を過ごせた気がしています」と撮影を振り返る。あわせて解禁された場面写真には、受け取った戸籍謄本を見て戸惑いを隠せない夏野、利重演じる大介叔父さんとの共演シーン、謎多き女性、繁子の姿がとらえられている。

撮影は監督の地元でもある横浜で行われ、横浜市中区全面協力のもと、実在のレストランやカフェ、店舗が劇中にそのまま登場する。「街を眺めながら、あの主人公たちはその後どうしてるかなと想像してもらえるような作品を目指して作りました」という監督コメントにある通り、映画と現実の世界がそのままつながっているかのような体験が味わえる、“街映画”としても魅力あふれる作品となっている。

人とつながりやすくなった一方で、簡単に関係を断ち切ることもできるいまだからこそ、不器用ながらも一生懸命に目の前の人と向き合おうとする夏野たちが私たちに勇気と感動を与えてくれる本作。ハートフルで予測不能な物語に期待が高まる。

<キャスト、スタッフコメント>

●高橋一生(夏野幹夫役)

「兼ねてから尊敬していた利重さんに、利重さんが長年あたためてこられた作品でお声がけいただき、幹夫という人間を通して、初夏の横浜を過ごしました。人と深く関わっていくことは、時に誰かや世界を変えてしまうことにもなり得る。幹夫は、それを極端に嫌がりながら生きている人物です。演じているうちに、登場人物たちと同じように、撮影期間中、ふと我に返ると、幹夫を守りたいと思っている自分がいることに気づきました。

ただ、『こうしてあげたい』『こうしたらいいのに』という気持ちは、いつの間にか相手の上に立ってしまう危うさも含んでいて、よかれと思うことが、かえっていろいろなことを固定して、誰かを弱い存在として扱ってしまうこともあるのだと、幹夫を通して考えさせられた気がしています。そんな気持ちの時は、大抵その対象より自分の方が劣っているものですが笑。

とはいえ、不器用でも、滑稽でも、人は自分が見ている世界から、別の人間の世界に交わっていかなければならない。当たり前のことではありますが、その当たり前が、いつの間にか端折られてしまいがちな世の中で、幹夫の人生をひと夏生きる間に、もう一度その感覚を丁寧に見つめる時間を過ごせた気がしています。誰にでもあったような感覚を、純粋に持ち続けてしまった不器用な人間同士が、表現の仕方は違いながらも、やさしい世界で出会っていく物語です。全編横浜ロケでの撮影は、街の方々にもとてもあたたかく受け入れていただきました。その空気も含めて、ぜひ劇場で、この時間を過ごしていただけたら嬉しいです」

●利重剛(監督・脚本)

「僕は、映画館を出たあともまだ映画が続いているように感じる映画が大好きです。街を眺めながら、あの主人公たちはその後どうしてるかなと想像してもらえるような作品を目指して作りました。『そう、たまにはこんな感じのものを観たかったんだよ』と言ってもらえるような作品になっていればうれしいです」

文/鈴木レイヤ

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