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イーサン・ホークが貫禄の風貌!リチャード・リンクレイター監督との再タッグ作『ブルームーン』日本公開決定

  • 2026.1.29

『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(95)、『ビフォア・サンセット』(04)、『ビフォア・ミッドナイト』(13)、『6才のボクが、大人になるまで。』(14)など数々の映画賞へのノミネートを誇る映画監督のリチャード・リンクレイター作品『ブルームーン』が急遽、3月6日(金)に日本公開することが決定。イーサン・ホークが主演を務めることのほか、ポスタービジュアル、予告編が発表された。

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ホークが演じるのは、実在したブロードウェイの伝説的な作詞家ロレンツ・ハート役。これまでのイメージからは想像し難い年配の男性の風貌を纏いながらも、人物像を完全に体現し、圧巻の演技を披露した。リンクレイター監督とホークの再タッグで生まれた本作は、歳月を重ねてきた2人の関係性を映しだしており、高い評価を受けている。各国の映画賞では22ノミネート、8冠を達成。ゴールデン・グローブ賞では作品賞(コメディー/ミュージカル部門)、主演男優賞にノミネートされた。さらに本年度アカデミー賞の脚本賞、主演男優賞へのノミネートも果たしている。

本作は、「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」や「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などで知られる実在したブロードウェイの伝説的作詞家であるハートを描く、たった一夜の物語。長年仕事のパートナーであり、共にヒット曲を生み出してきた作曲家のリチャード・ロジャースのヒット作「オクラホマ!」が初めて上演された夜のパーティーで、ハートが抱える焦り、嫉妬、憧れ、恋、すべての感情が映されている。

ホークといえば、俳優、監督、脚本家、小説家としても活躍し、リンクレイター監督と初めてタッグを組んだ『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』などの「ビフォア」シリーズで、時間と共に変化する人間の感情や関係性をリアルに体現。このシリーズは彼の代表作であり、映画史に残る会話劇として高く評価され、パームスプリングス国際映画祭主演男優賞を受賞した。ホークは俳優のみならず、脚本にも深く関わり、登場人物の人生や会話にリアルな描写を生みだしてきた。長年の時間を共有してきた彼らが10年以上の構想期間を経て、新たな作品が誕生。彼らだからこそ描ける世界観と、観る者を引き込む一人語りのシーンは見どころだ。

そしてハートが思いを寄せるエリザベス役には、昨年カンヌ映画祭で脚本賞を受賞し、日本でも大ヒットを記録した『サブスタンス』(24)で強烈な“狂演”を見せ、大きな注目を集めている女優マーガレット・クアリー。スーという挑戦的な役柄を通して、欲望に飲まれ徐々に崩壊していく内面を鮮烈に表現し、ゴールデン・グローブ賞にもノミネート。本作においても、すでに本国では彼女の表現力が高く評価され、いま注目すべき女優の一人として確かな存在感を示している。

また、ハートが信頼を寄せる相談相手エディ役には、『アイリッシュマン』(19)や「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」などの話題作に出演するボビー・カナヴェイル。ハートのかつての相棒リチャード・ロジャース役を演じるのは、アンドリュー・スコットだ。彼は英国インディペンデント映画賞で最多7冠を獲得した映画『異人たち』(23)にも出演し、本作で第75回ベルリン国際映画祭最優秀助演俳優賞(銀熊賞)を受賞している。

解禁された予告映像では、かつての相棒が成功を収めた夜、サーディーズのバーで愛と嫉妬、そして憧れが交錯する自身の感情と向き合う、伝説の作詞家ハートの姿が映し出される。一方、ポスタービジュアルは、ハートと彼が思いを寄せる相手であるエリザベスの仲睦まじい様子が切り取られた、いまにも2人の会話が聞こえてきそうな1枚に仕上がっている。

リンクレイター監督が自身の原点とも言える「会話劇」に立ち返った作品『ブルームーン』で、ぜひ、監督の世界観に存分に浸ってもらいたい。

文/山崎伸子

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