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【小川糸さん】自然のスペクタクルを堪能!雪山での暮らしぶり

  • 2026.1.29

作家・小川糸さんが暮らす標高1600mの山小屋に4度目の冬が到来。
「森が最も美しいのは冬」という小川さんは、深い森に囲まれた静かな地で冬ごもりを楽しむ術を身に付けていました。

作家
小川 糸さん
デビュー作 『食堂かたつむり』(2008年)はイタリア、フランスで文学賞を受賞。以来30冊以上の本を出版し、海外出版も多数。『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ライオンのおやつ』は、「本屋大賞」候補に選出される。新刊小説は『小鳥とリムジン』(ポプラ社)。

非日常の白い世界。 自然のスペクタクルを堪能!

「雪山では、お日様の偉大さを痛感します」と小川さん。
マイナス10度でも陽が出ていれば真っ白い雪の照り返しで暖かく感じ、ゆりねちゃんと雪道の散歩が楽しめるといいます。
「ゆりねは、都会っ子で一昨年までは雪の上を歩くことができず、抱っこして運んでいたんです。それが、今では、ぴょんぴょん跳ねるように走って、ご機嫌の様子。美しく厳しい自然に胸を借り、私もゆりねも成長しているんだな、と思いますね」

雪の上を歩く

誰も踏み入れていない雪の上をワクワクしながら歩くとき、役立つのがストック。
「滑って転びそうになったとき助けてくれます。凍ってスケートリンクのようになっているときはスノーブーツにアイゼンを装着。爪が雪や氷に食い込み、安心して歩けます」。

星空や朝日を拝む

夕方5 時には星が輝き出し、深夜と錯覚するほど。雪の上で大の字になれば、天然のプラネタリウムに。

「山からのぼる朝日も素晴らしく、まだ暗いうちに起きて待ち構えます。満天の星だった空が東の方から明るくなって、太陽が顔を出し、美しさにため息が出ます」

冬ごもりの読書

雪に閉ざされ、山小屋にこもる時間が長くなる冬は、読書に集中できる季節。
「陽が短く、外がすぐ暗くなって気持ちも陰りがちなので、気持ちが温かくなるような本を意識して選んでいます」。

おすすめは、『イワンの馬鹿』(トルストイの民話)、『みどりのゆび』(モ−リス・ドリュオン著)、『独り居の日記』(メイ・サートン著)、『秘密の花園』(児童文学の名作)。
「時代を超えて、著者に出会える本って、やっぱり素晴らしい!」

あったか冬装備

なるべく暖房は使わずに、室内でも手首、足首、首を温めて防寒。
「手首にはラトビアのアームウォーマーをまき、家の中でもアグのムートンブーツを履いています。靴下は保温性の高い登山用のウールと五本指の2 枚重ね。カシミアのフードつきスヌードは1日中巻いています」。

外に出るときは、さらに耳当て付きのニット帽、ミナペルホネンのマフラーを重ねて。

photograph: Yuko Torisu edit & text: Mizuki Sakaguchi

大人のおしゃれ手帖2026年1月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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