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「お前だけ一台も売れてない」新人ディーラーがハマった“落とし穴”の正体は見た目判断!? ディーラー漫画で学ぶ仕事の本質【作者に聞く】

  • 2026.1.29
車検の予約名は「早乙女薫」。てっきり美人の女性かと思いきや…!? 画像提供:みこまる(@micomalu)
車検の予約名は「早乙女薫」。てっきり美人の女性かと思いきや…!? 画像提供:みこまる(@micomalu)

新人営業マンが最初にぶつかる壁。それが「ノルマ」だ。憧れの自動車メーカーに入社した田端も、その現実に直面していた。目標はトップセールスマン。しかし、入社後しばらく経っても、まだ一台も売れていない。本人なりに努力はしている。だが、結果は出ない。「なぜ成約できないのか?」同僚や先輩の仕事を観察し、お客様と向き合う中で、その理由を少しずつ掴んでいく彼の姿を描いた、みこまるさん(@micomalu)が描く成長漫画「田端、明日は売るつもり」を紹介しよう。

「売りたい!」気持ちが先走り、お客様が見えていなかった

「田端、明日は売るつもり!」第1話01 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第1話01 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第1話02 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第1話02 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第1話03 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第1話03 画像提供:みこまる(@micomalu)

本作は、WEB漫画賞「クニエ漫画グランプリ2021」でSNS読者賞を受賞した作品である。テーマは「共感」。働く側としても、客の立場としても、頷ける場面が多い。自動車ディーラーの裏側が、驚くほど丁寧に描かれている。

自動車販売店に勤める新人営業マン・田端。同期の中で、まだ車を売れていないのは彼だけだ。売りたい気持ちばかりが先行し、「お客様の心」を掴めていない。たとえば、小さな子どもが泣き出しても、見積書作成を優先してしまう。農作業用のバンで来店した客を、同僚に回してしまう。無意識のうちに、自分の都合を優先していた。その積み重ねが、一台も売れない理由だった。

見た目で判断した瞬間、すれ違いは起きる

ある日、先輩が風邪で欠勤する。田端は、車検の引き渡しを任されることになった。客の名前は「早乙女薫」。乙女チックな名前だが、来店したのは、かなりいかつい男性だった。整備内容の説明が伝わらず、「日本語で説明しぃや」と怒られてしまう。

整備士のフォローで、その場は収まったものの、田端は、自分の未熟さを痛感する。少しずつ学び、失敗を重ねながら、「お客様と心が通じる」とは何かを理解していく。そして最終話では、彼らしいノリ全開の“波乗りパフォーマンス”が待っている。

いい話、トラブル…お客の数だけエピソードがある

本作を描くにあたり、みこまるさんは実際に取材を行っている。事前にアンケートを取り、現場の声を集めたという。「いい話ばかりではなく、困ったお客さんやトラブルも多かったです。でも、お客さんの数だけエピソードがあって、すごく面白いと思いました」と取材時の気持ちについて語っている。なかでも印象的なのが、第2話に登場する軽トラックのおじいさん。これは、取材先の店長が実際に体験した話だという。見た目からは想像できないほどの豪邸に住んでいたそうだ。

全6話の読み切り形式ながら、田端と周囲の成長がしっかり描かれる。

連載間隔が空いても楽しめるよう、毎話読み切りに近い構成にしたと、みこまるさんは語っている。

先輩、同僚、整備士、店長、そしてお客様。多くの人と関わる中で、田端は問い続ける。「仕事とは何か」「売るとは何か」。その答えが、物語の中で少しずつ形になっていく。

取材協力:みこまる(@micomalu)

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