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絶対に引き受けないで!「モバイルバッテリー預かってもらえませんか?」あなたの親切心を利用する犯罪の手口

  • 2026.2.23
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

今では旅行や宿泊の必需品となったモバイルバッテリー。スマホの充電切れ対策として、日ごろから持ち歩いている人も多いのではないでしょうか。

そのモバイルバッテリーをめぐり、最近、気になる報道がありました。国土交通省が、飛行機内に持ち込めるモバイルバッテリーの個数を制限する方向で検討しているというものです。現時点ではあくまで検討段階ですが、利用者の関心は高まっています。

そんな中、SNSでは「空港で見知らぬ人から『モバイルバッテリーを持ちすぎて搭乗できないから1つ預かってほしい』と頼まれても、引き受けてはダメ」といった趣旨の投稿が話題になっています。

なぜ預かってはいけないのか、空港で起こり得るリスクを身近な問題として見ていきます。

知らぬ間に「運び屋」に? 親切が犯罪につながる怖さ

モバイルバッテリーに限らず、空港で見知らぬ人から「代わりに荷物を持ってほしい」「少し預かってほしい」と頼まれる行為は、非常に危険です。

もし預かった荷物の中に違法薬物や輸出入が規制されている品が隠されていた場合、「知らなかった」「頼まれただけ」では済まされません。

税関や警察は、実際に所持していた人を密輸の当事者、いわゆる「運び屋」と判断します。税関の公式サイトでも、「他人から預かった荷物でも、自分が携行した荷物については責任を問われます」と明記されています。

そのため、どんな事情があったとしても考慮されることはなく、海外でも日本国内でも逮捕・処罰される可能性が高いのです。

外務省の公式サイトでも、「見知らぬ人はもちろんのこと、たとえ知り合いであっても、他人の荷物を安易に運ばないでください」と強く訴えています。

モバイルバッテリーの機内持ち込み、今のルールは?

今回話題になった背景には、モバイルバッテリーの機内への持ち込みルールが、この先変わるかもしれないという状況があります。

報道によると、国土交通省は、機内に持ち込めるモバイルバッテリーの個数制限を検討している段階だということです。

現在のルールでは、容量(ワット時定格量)によって、持ち込み可否が決まっています。ワット時定格量が160Whを超えるものは持ち込みが禁止されており、100Whを超え160Wh以下のものは2個まで、と定められています。

これは、過去にモバイルバッテリーが原因とみられる機内や空港での発火事故が起きているためです。今回の報道のように、安全対策としての持ち込みルールが今後さらに厳しくなる可能性があります。

「断る勇気」が自分を守る

SNSでは、「重量オーバーで入らないからこのお土産だけ持って行ってほしいと言われたことがある」「搭乗口で『ちょっとだけ預かって』と声をかけられた」「一瞬迷ったけど、怖くて断った」といった声があがっており、空港で見知らぬ人から声をかけられた経験がある人は少なくありません。

また、今回の投稿には「確かに本当にありそうで怖い」「自分だったら親切心で引き受けちゃうかも。教えてくれて助かった」といった声も見られました。

どんなに困っていそうに見えても、荷物を預かる行為はリスクしかありません。相手に悪意がなくても、結果的に自分が重大な責任を負う可能性があります。

空港では「断る勇気」も大切な自己防衛です。少しでも不安を感じたら、その場で断り、係員に相談するようにしましょう。親切心よりも、まずは自分の安全を守ることが何より重要です。


参考:
不正薬物の「運び屋」にならないように(税関)
違法薬物(大麻等)の密輸に関する注意喚起(外務省)
モバイルバッテリーを収納棚に入れないで!(国土交通省)
モバイルバッテリーの持込みにご注意ください!(国土交通省)


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