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横浜流星が“どうしても映画化したかった”本屋大賞受賞作。広瀬すずとW主演『汝、星のごとく』2026年秋公開

  • 2026.1.28

2023年本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの恋愛小説『汝、星のごとく』が、2026年秋に実写映画化される。主演を務めるのは横浜流星さんと広瀬すずさん。監督は『正体』『余命10年』の藤井道人さんが手がける。

横浜流星の熱意から生まれた映画

夜空を見上げながら寄り添う櫂(横浜流星)と暁海(広瀬すず)。物憂げな表情が切なさを漂わせる
夜空を見上げながら寄り添う櫂(横浜流星)と暁海(広瀬すず)。物憂げな表情が切なさを漂わせる

本作の始まりは、横浜流星さんの強い想いだった。コロナ禍にふと手に取った小説が、凪良ゆうさんの『流浪の月』。繊細な心情描写と美しさ、残酷さが同居する世界観に心をつかまれ、映画化にも携わることとなった。その後も一読者として凪良作品を楽しむ中で出合ったのが『汝、星のごとく』だった。

「読んだ瞬間、瀬戸内海のきれいな景色の中に、自分が櫂として生きたいと思いました」

僭越ながらと前置きしつつ、凪良さんと藤井監督に長文で想いを伝えたという横浜さん。その熱意は快く受け止められ、映画化への道が開けた。

「この作品を映画にするなら、人物や世界観をさらに魅力的にさせる藤井監督しかいない。『流浪の月』でご一緒したすずちゃんが暁海として生きてくれる。奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量でした」

ヒロインを演じる広瀬すずさんと横浜さんは、『流浪の月』『片思い世界』に続き3度目の共演となる。広瀬さんは以前から藤井組への参加を熱望していたといい、「監督と何度もやられている流星くんがいてくれるので、思いっきり頼りたい」とコメントを寄せている。

舞台は瀬戸内・今治の島。15年にわたる愛と選択の物語

物語の舞台となる瀬戸内海
物語の舞台となる瀬戸内海

風光明媚な瀬戸内に浮かぶ、今治の小さな島。京都から転校してきた高校生の青埜櫂(横浜流星)は、漫画家になる夢を抱いていた。一方、島で生まれ育った井上暁海(広瀬すず)は、親の問題に悩みながらも、大好きな刺しゅうを仕事にしたいと願っている。

【写真】制服を身に纏い自転車で2人乗りをする櫂(横浜流星)と暁海(広瀬すず)
【写真】制服を身に纏い自転車で2人乗りをする櫂(横浜流星)と暁海(広瀬すず)

心に孤独と欠落を抱えた2人は、惹かれ合い、恋に落ちる。しかし、それから2人の人生は大きく動き出していく——。15年という歳月の中で、それぞれの運命に翻弄されながら選択を重ねていく愛の物語だ。

海辺で笑顔を見せる2人。甘酸っぱい青春の一瞬
海辺で笑顔を見せる2人。甘酸っぱい青春の一瞬

公開された場面写真には、制服姿で自転車に2人乗りする姿や、海辺で寄り添いながら笑顔を見せる甘酸っぱい青春の一瞬が切り取られている。その一方で、夜空を見上げながら物憂げな表情を浮かべる2人、朝焼けに照らされながら無気力な表情の櫂と、言葉を飲み込んだような哀愁漂う暁海の姿も。幸福と切なさが複雑に絡み合う瞬間を映像がどう描き出すのか注目したい。

そっと重ねられた手が、2人の絆を物語る
そっと重ねられた手が、2人の絆を物語る

「登場人物は全員必死。だから目が離せない」脚本家が語る原作の魅力

原作は凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社文庫)
原作は凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社文庫)

原作は2022年に刊行されると、瞬く間に話題となった。「2022年 王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023 第1位」など数々の賞を受賞し、2023年には『流浪の月』に続き、史上最速となる2度目の本屋大賞に輝いている。

原作について読者からは、「本当は魂でわかりあえている運命の恋人たちの、若く不器用な生き方が切なくも美しい」「この本を読んでから、しばらくはこの作品の世界に浸れる」「恋愛、結婚、うまくいってない人に読んでほしい」といった声が寄せられている。

脚本を手がけた安達奈緒子さんも、原作の魅力をこう読み解く。「この作品は女性が自分自身として生きることの難しさと孤独、責任を描き切っていると感じました。ですが読み解くうちに、《役割と自由》の間に立たされ、引き裂かれてきたのは女性だけではない、これはすべての人々の苦闘の物語だと気づかされます。凪良ゆう先生が生み出す人物は全員必死。だから目が離せないのです」

自分の道を選択し進むことの自由と責任——。恋愛小説の枠を超えた深いテーマが、読者の心を揺さぶり続けている。

朝焼けに照らされながら無気力な表情の浮かべる櫂
朝焼けに照らされながら無気力な表情の浮かべる櫂
言葉を飲み込んだような哀愁漂う面持ちの暁海
言葉を飲み込んだような哀愁漂う面持ちの暁海

Netflix世界1位『イクサガミ』チームが再集結

本作には、Netflix週間グローバルTOP10で1位を獲得した『イクサガミ』を手がけた実力派スタッフ陣が集結した。撮影監督の今村圭佑さんをはじめ、音楽・大間々昂さん、照明・平山達弥さん、美術・宮守由衣さん、録音・根本飛鳥さん、編集・古川達馬さんと、藤井組に欠かせない面々が名を連ねる。

藤井監督は撮影を終え、こうコメントを寄せた。

「凪良ゆう先生の素晴らしい原作を横浜流星から託され、長い時間をかけ、脚本家の安達奈緒子さんの手により最高の脚本になりました。初めてご一緒した広瀬すずさんはじめ、映画を愛する俳優陣と、『イクサガミ』を戦い抜いた信頼するスタッフたちとこの映画を撮り終えたことに、ほどよい安堵感を感じながらこの文章を書いています。30代最後の作品がこの映画で本当によかったです」

各界で圧倒的な実力を誇るキャストとスタッフが集結し、それぞれの運命に翻弄されながらも15年に及ぶ人生の選択と深い愛を描く珠玉の一作。2026年秋、あなたの心を静かに、そして深く揺さぶる物語が届けられる。

映画『汝、星のごとく』作品情報

2026年秋公開

原作:凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社文庫)

監督:藤井道人

脚本:安達奈緒子

出演:横浜流星、広瀬すず

制作プロダクション:TOHOスタジオ、ドラゴンフライ

配給:東宝

(C)2026「汝、星のごとく」製作委員会 (C)凪良ゆう/講談社

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