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夫「10年介護お疲れ!用済みだから離婚だ!」義両親の葬儀で切り捨て。1週間後、泣きすがる夫!実は

  • 2026.1.27

私は専業主婦で、夫と娘の3人で暮らしていました。結婚して15年、そのうち10年は義両親の介護に費やしてきました。
義父は「すまないね」と言い、義母は「ありがとう」と何度も手を握ってくれました。
実の両親を亡くしていた私にとって、2人は本当の親のような存在だったのです。――けれど、夫は違いました。自分の親なのに介護も家のこともすべて私に丸投げで「なんだなんだ?また仲良しごっこしてんのか?」と言うのです。休みの日は外出ばかりで、帰宅も次第に減っていきました。
それでも私は、義両親を見送るまでは離婚しないと決めていました。2人のそばに、最後までいたかったから……。

葬儀の日に、気持ちが決まった

義父が亡くなったのは、ある日の夜でした。その2日後、義母もまるで後を追うように静かに息を引き取りました。私は義母の手を握り「……2人一緒に、仲良く逝ったのね……」と呟きました。義母の顔はとても穏やかでホッとしたのを覚えています。

その後、葬儀社の方から 「ご家族のご希望があれば、合同でお見送りすることもできますよ」と提案してもらい、葬儀は同じ日に執り行うことになりました。日程の調整、親族への連絡、書類の手続き、細かな打ち合わせなど、気づけば、すべて私ひとりで進めていました。夫は「面倒だな! お前が決めていい」と言い、何一つ関わってはくれませんでした。

そして迎えた、葬儀当日。 夫が現れたのは、葬儀が始まる直前でした。私が「どこに行ってたの?」と聞いても、夫は「間に合ったんだから文句言うなよ」と理由も言わず……。その言い方に、胸の奥がひやりと冷たくなりました。祭壇に並んだ2人の写真を見つめながら、私ははっきりと思いました。 この人とは、もう一緒に生きていけない。

「もう用済みだから離婚な」

葬儀を終えて家に戻った夜。部屋の中には線香の匂いが残っていました。私はソファに座り、しばらく動けずにいました。 今日一日で、心も体も、すっかり疲れ切っていたのだと思います。そこへ、夫が何事もなかったかのような顔で「10年介護ごくろうさん! もう用済みだから離婚な。ほら、離婚届」と言い放ったのです。

一瞬、何を言われたのかわかりませんでした。あまりにも唐突で軽い口調に私は「……今、なんて言ったの?」と思わず聞き返していました。すると夫は面倒くさそうにため息をつき「だからさ。介護も終わったし、もう夫婦を続ける意味がないだろ? お前だって、これで自由になれてラッキーじゃん?」と言うのです。この人は、本気だと気づいた瞬間、娘が「それ、ひどすぎるよ! じいじとばあばが亡くなった日に、どうしてそんなこと言えるの?」と声を荒げました。しかし夫は、娘の言葉すらまともに受け止めず「子どもは黙ってろよ! お前もそのうちわかるから」とあしらったのです。私は、驚きも、悲しみもありましたが、それ以上に納得している自分がいました。

「……わかったわ」私はそう言って、離婚届にサインをして夫に手渡しました。夫は満足そうに「話が早くて助かるわ。じゃ、あとはよろしくな」と一言残し出かけて行ったのでした。私を心配して娘が「ママ、このままでいいの?」と声をかけてくれたのですが、私はうなずき「……大丈夫。そう簡単にはいかないわ」と呟きました。そのとき、私の中ではもう、次の人生が静かに動き始めていました。

離婚から1週間後、遺言が伝えた“想い”

離婚から1週間後。弁護士から「手続きの話もあるので、あなたと娘さんも来てください」と義両親の遺産についての連絡を受け、娘と一緒に義実家へ向かったのです。

ところが、義実家の玄関を開けると、家の中には夫と見知らぬ若い女性がいたのです。夫はヘラヘラしながら「こいつ、彼女。まぁ、もう離婚したし関係ないよな! 彼女とは付き合って3年なんだ」と言い放ったのです。娘が小さく「ママ、今の聞いた?……自分で言っちゃったね」とポツリ。気まずい空気が流れる中、弁護士が到着し、静かに説明を始めました。弁護士が「故人は遺言書を残されています。財産は売却して現金化し、手続きの担当は元奥さまを指名されています。遺言書には、“元奥さまとお嬢さんに託したい”という意思が明確に記されています」と言ったのです。娘が涙を流し「じいじとばあば、最後までママのこと守ってくれてたんだね」と私を見つめながら呟きました。弁護士は「元奥さまの献身的なサポートが嬉しかったと書かれています。娘さんの言う通り、そう受け取って差し支えないと思います」と教えてくれました。遺産は自分のものだと思っていた夫と彼女はその場で揉め始め大変でした。

その後、私は手続きを済ませ新たな生活を始めました。義両親が私たちに託してくれた気持ちをありがたく受け取り、これからは娘とふたり、静かに幸せを積み重ねていきます。

◇ ◇ ◇

誰かの思いやりの上にあぐらをかき、裏で誠実さを欠いた行動を重ねれば、いずれその結果は自分に返ってきます。人知れず支えていた人の優しさこそが、最後にはきちんと報われるのでしょう。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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