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「絵に描いたような素敵な家族」あの人が羨ましい。対照的なふたりのママ友の“幸せ比べ”【著者インタビュー】

  • 2026.1.27

【漫画】本編を読む

仲良くなれるはずだったママ友同士が、ふとしたきっかけでギスギスした間柄に転落していく。そんな、女性同士の複雑な感情の変化を描いた漫画が『私はあのママ友より幸せだと思っていたのに』(すやすや子/KADOKAWA)だ。

主人公のサヤカはイケメンの夫、9歳の娘、生まれてすぐの息子との4人暮らしだ。おしゃれに気を遣い、美男美女夫婦として憧れられるサヤカ夫婦。そんなサヤカ家族のもとに、同じマンションに引っ越してきたエミ家族が挨拶にくる。

「絵に描いたような素敵な家族」サヤカたちを見て憧れを抱くエミ。しかし実際は、サヤカは夫の不倫やモラハラに苦しめられ、終わりの見えないワンオペ育児にも疲弊し、産後うつ気味であった。

一方、エミは娘と夫との3人暮らしで家庭も円満。しかし、第二子の不妊治療がうまくいかずに苦しんでいた。

サヤカはエミへ、エミはサヤカへ。互いに羨ましい思いを募らせていく。やがて、ある事件が引き金となりふたりの関係は泥沼化。さらに、サヤカのキラキラした一面も崩れ落ちていき…。

「羨望」「妬み」「優越感」女性が抱えるじっとりとした感情を描く本作は、どのようにして生まれたのか? コミックエッセイ『毎日全力、たまーにズボラなすや子さんち』でも知られる著者のすやすや子さんに、お話を伺った。

――本作は同じマンションに暮らすふたりの女性が主人公です。それぞれ個性的な女性ですが、見栄っ張りなサヤカと遠慮がちなエミ、読者はどちらに共感していたのでしょうか。

すやすや子(以下、すや子):サヤカの気持ちがわかる、という方のほうが多くいらっしゃいましたね。

ちょっと見栄を張ってしまう、人に良く思われたい。サヤカのそういう部分に共感してくださる方が多かったイメージです。

――ふたりの女性はそれぞれどのようなイメージで描きましたか?

すや子:サヤカは感情を表に出すタイプ、エミは逆に感情をあまり表に出さないタイプにしようと思って描き分けました。

私自身は夫の前では感情を出したりするので、性格的にはサヤカに似ているかなと思っています。

――そうなると、感情をあまり表に出さないエミは描写しづらかったのでしょうか?

すや子:エミのことは、もうひとりの自分のような気持ちで見ていました。

「人前で猫を被っている私は、こんな風に見えてるんじゃないだろうか?」と俯瞰しながら描きました。私の中では、サヤカとエミは自分の延長上のキャラクターという感じです。どちらの気持ちにも寄り添いながら描きました。

取材・文=原智香

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