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井口裕香エッセイ連載「ヒップ・ステップ・ジャンプ!」/エピソード4:声優の仕事への好影響

  • 2026.1.26

エピソード1:負けず嫌い(性格の変遷)

こんにちは! 今回は「体づくりを続けていたら、声優の仕事にも思わぬ好影響があったよ」というお話をしたいと思います。

正直、筋トレって最初は「写真集に向けて体を整えるぞ!」が目的だったんですけど……気づいたら、仕事の現場での感覚まで変わってきていて。これが、自分でもけっこうびっくりしています。

まずひとつは、集中力。

最近、小説の朗読のお仕事をさせていただくことが増えてきたんですが、小説をひとりで読み続けるって、想像以上に集中力が必要なんですよね。アフレコやゲーム収録みたいに掛け合いがあるわけじゃなくて、ずーっと自分の呼吸とテンポで進めていく感じ。

そのときに、体を鍛えてからのほうが集中が長く続くなぁと感じるようになりました。

集中が途切れにくいというか、頭の中が散らからないというか。もちろん作品にもよるんですけど、「今日は最後までいけた……!」っていう日が増えた気がします。

もうひとつは、声の安定感。

これは、高音が出るようになったとか、声が変わったとかではなくて。グッと力を入れたときに、声がぶれにくくなった感じです。

多分、姿勢が整ったのが大きいんだと思います。背中が丸まっていると呼吸も浅くなりやすいし、胸が閉じていると変に力んじゃう。だけど、体を鍛えるようになって胸が自然に開くようになってから、マイク前でリラックスできる瞬間が増えました。

「力を抜いて」って言葉では簡単だけど、ほんと難しいじゃないですか(笑)。でも、体が整ってると、抜きやすいんですね。

あと、これはちょっと意外だったんですけど、服の選び方も変わりました。

声優の現場って、ノイズが立たない服を選ぶのがわりと大事で。カサカサする素材とか、ジャラっとするものは避ける。そういう制約の中で、以前の私はダボっとした服ばかり選んでたんです。体のラインが出るのが嫌で、隠したくて。

でも、ボディメイクをしてからタイトな服でも安心して着られるようになって、服の選択肢が増えました。音も立たないし、気持ちよくマイクの前に立てる。現場での心持ちが全然違うんですよね。

それともうひとつ。アフレコスタジオで座っているときの感覚。

前は、体型が気になって「私、場所取ってるな……」って意識しちゃう瞬間があったんです。隣との距離が近いと、余計に(笑)。

でも今は、そういう意識がふっと消えました。

余計なことを考えなくなると、そのぶん台本に集中できるし、呼吸も落ち着くし、結果的に「いい状態で現場にいられる」時間が増える気がします。

あと、友達や声優仲間から「前より明るくなったね」と言われることも増えました。

自分では「そんなに変わってないはずだけど……?」って思うんですけど(笑)。でも、体を動かしているとエネルギーが出るのは確かで。健康的な生活って、ちゃんと気持ちにも出るんだなぁと。

こういう変化って、写真集みたいに“成果が目に見えるもの”とはまた違って、じわじわ効いてくる感じなんです。

声優の仕事って、声だけの仕事に見えるかもしれないけど、実は体が土台。姿勢も、呼吸も、集中力も、気持ちの持っていき方も、全部つながっている。

だから私は、これからも体を動かし続けたいと思っています。見た目のためだけじゃなくて、いい状態で現場に立つために。

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