1. トップ
  2. 「信じるかどうかはあなた次第」投資で億万長者?アメリカで話題の「サイキック投資」でオカルト世界の扉が開く【作者に聞く】

「信じるかどうかはあなた次第」投資で億万長者?アメリカで話題の「サイキック投資」でオカルト世界の扉が開く【作者に聞く】

  • 2026.1.26
アメリカで話題の「サイキック投資」によって、大儲けした人がいるという。 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房
アメリカで話題の「サイキック投資」によって、大儲けした人がいるという。 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房

超能力で未来を予知し、その情報をもとに株を買う。ここまで聞いて「いやいや、そんなわけあるか」と思った人、安心してほしい。その感覚は正常だ。しかしアメリカでは今、「サイキック投資」と呼ばれる手法が本気で語られているというから話はややこしい。そんな“信じる前にツッコミたくなる話”を筆頭に、都市伝説、怪奇現象、異世界の存在まで、オカルトを全力で詰め込んだのが『オカルト異世界ばなし』である。日本のオカルト専門サイト「TOCANA」元編集長・角由紀子さん (@sumichel0903) の知識量を原作に、漫画家グラハム子さん(@gura_hamuco)が「怖がらせに来ているのか、笑わせに来ているのか分からない」絶妙なテンションで描き切った一冊だ。

最初から情報が斜め上すぎ! 「1万円硬貨」という導入

第1話「幽体離脱の練習法」1 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房
第1話「幽体離脱の練習法」1 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房
第1話「幽体離脱の練習法」2 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房
第1話「幽体離脱の練習法」2 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房
第1話「幽体離脱の練習法」3 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房
第1話「幽体離脱の練習法」3 画像提供:「オカルト異世界ばなし」1巻(C)原作 角由紀子・(漫画)グラハム子/竹書房

本書は冒頭からアクセル全開だ。2012年、茨城県つくば市のコンビニで使われたという「1万円硬貨」。日本では1万円といえば紙幣一択のはずだが、造幣局製と見分けがつかないほど精巧な硬貨だったという。

さらに衝撃なのは、使った男性が「へ?使えないの?」と心底驚いていた点である。いや、こちらが驚きたい。結果、「この人はパラレルワールドから来たのではないか」という説が浮上するのだが、ここまで来ると否定より先に想像が楽しくなってくる。

超能力で銘柄選び?アメリカ発「サイキック投資」

そんな本書の中でも、とりわけ現実世界に踏み込んできているのが「サイキック投資」だ。超能力者が未来を予知し、その情報をもとに銘柄を選ぶという、理論も分析も一旦横に置いた潔い投資法である。一般的な経済誌や専門家が扱わない銘柄も多く、当たればリターンはかなり大きいらしい。もちろん再現性や根拠を求め始めると頭が痛くなるが、「当たった人がいるらしい」という一点突破で話が進んでいくのがオカルトの強さだ。

ガチもネタも全部盛り。自由すぎるオカルト本

原作を手がけた角由紀子さんは、「おもしろいオカルトなら何でも載せた」と語る。TOCANAで取材してきたガチな怪談から、個人的な体験談、聞き込みで拾った小ネタまで、ジャンル分けなど気にしない。その結果、1冊の中で心霊、異世界、予知、投資が普通に並走している。冷静に考えるとかなりカオスだが、グラハム子さんのポップな絵柄がすべてを「まあ、いいか」と思わせてくれるのだから不思議である。

オカルト初心者が描いたからこそ生まれた温度感

作画のグラハム子さん自身、連載開始当初はオカルトに詳しかったわけではなかったという。だからこそ、聞いた話を変に整理せず、そのままストレートに描くことを意識した。結果、「怖い」「信じられない」より先に「なんだこれ」という感情が湧き、気づけば次の話を読んでいる。連載を続けるうちに本人もどっぷりハマり、今では「見えない世界はあるもの」と思って生きているというから、オカルトの感染力は侮れない。

怖がる前に、まずは笑おう!不思議を楽しむためのオカルト入門書

オカルトと聞くと身構えてしまう人も多いが、本作はむしろ逆だ。異世界も幽体離脱も予知予言も、「あるかもしれない」という前提で読んだほうが楽しい。信じるか信じないかは最後まで読んでから決めればいいし、決めなくても特に困らない。日常の隙間に、ちょっとだけ世界線がズレる感覚を差し込んでくれる。それが『オカルト異世界ばなし』である。

取材協力:角由紀子(@sumichel0903)・グラハム子(@gura_hamuco)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる