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記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ

  • 2026.1.26

“なごやめし”としても人気が高まっている、きしめんと味噌煮込みうどん。提供するお店は名古屋市内に数多くありますが、とっておきの一杯を味わうなら「Higashiyama Nikoten(ヒガシヤマ ニコテン)」を訪ねてみて。小麦粉や昆布、かつお節などをはじめ、一つひとつ吟味した素材を大切に。常に挑戦を続ける店主がこだわり抜いた味に魅了されます。知っているはずの料理なのに驚きと感動がある、別格の一杯を味わってみませんか。

記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ
記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ

「何の店だろう?」と気になる店構え

記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ
中の様子がよく見える、ガラス張りのお店

日本でも有数の規模を誇る東山動植物園の最寄り駅、東山公園駅。名古屋駅から地下鉄東山線に乗って、約18分で到着します。地下鉄の出口から1~2分歩いた大通り沿いにある、ガラス張りのお店が「Higashiyama Nikoten」。カラフルなイスが目を引く店内は一見、カフェのようにも見えます。“きしめん”や“味噌煮込みうどん”といった看板も出ていないので、「何の店だろう?」と覗き込んでいく人も多い店構えです。

記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ
白を基調とした明るい空間。カラフルなイスがアクセントに

定食屋さんがルーツで、以前は市内の別のエリアで営業していましたが、2021年にこの場所に移転してきました。こちらを営んでいるのは、中村誠さんと宏実さんのご夫婦。全部で20席ほどの店内はお二人で対応するのにちょうどよく、お客様一人ひとりの様子も把握できるサイズ感だそうです。

最上級の素材をふんだんに使った出汁

記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ
きれいに澄んでいて、鍋の底まで見える出汁。調味料を加えていない状態でこんなに深い褐色に

出汁には極上の素材を使用。昆布やかつお節は、一般的な麺類のつゆでは考えられない、羅臼昆布の1等級や2等級、真昆布、最高級の本枯節などを選んでいます。しかも、それらを惜しみなく使い、おいしさを存分に引き出すことで、加える調味料は最小限に。豊かな香りや風味の奥深さに惚れ惚れとして、ため息が出るようなおいしさに仕上げられています。
鰹節だけでなく鯖節なども使いますが、あわせて出汁は取らず、それぞれに取った出汁を使う際にブレンド。こちらも、メニューやお客様ごとに微妙に調節をしているそうです。

記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ
味噌煮込みうどんの麺。この日は、太麺、細麺、やや幅広の3種類。数に余裕があれば、どの麺がいいか、リクエストにも応じてもらえる

麺はもちろん、誠さんの手打ち。愛知県産の小麦粉きぬあかりを使用していて、つるりと心地よい口あたり、もっちりとした弾力が楽しめます。取材の際は、味噌煮込み用3種類、きしめん5種類がスタンバイ。太麺は食べづらいと思われる年配の方には細めを使うなど、お客様やメニューによって使い分けているとか。おいしく味わってもらうための工夫や心配りが行き届いています。

別添えの麺を自分で加える趣向が珍しい、味噌煮込みうどん

記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ
ぐつぐつ味噌煮込みうどん(1800円)。卵や鶏肉、豚肉、にんじん、きのこなどが入って具だくさん。ねぎは提供直前で投入する青ねぎと、よく煮込んだぶつ切りの白ねぎが入っていて、異なる風味や食感が楽しめる

Nikotenではメニューのラインナップも魅力的です。味噌煮込みは、鶏肉と卵が主役の親子をはじめ、海老天や牡蠣、きのこが入るものなど。土鍋の中には、メインのほかにもさまざまな具が入っていて、食べ進めるうちにうれしい発見がありますよ。
そして、他では味わえないおすすめの一品が「ぐつぐつ味噌煮込みうどん」です。固形燃料で加熱されている鍋に、別添えの冷たいうどんを自分で加えながら。そのままでも食べられる麺をさっとくぐらせたり、しっかりと煮込んだり。お好みで楽しんでみてくださいね。

きしめんは出汁のおいしさをまず確かめて

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天ぷらきしめん(大えび天2尾1800円)。小さめのえび天2尾なら1500円。オマール海老なら2500円など、海老の種類によって価格が異なる

きしめんも、海老の天ぷらやかしわの天ぷらが付くもの、きのこ入りなど種類豊富。オマール海老の天ぷら付きもありますよ。きしめんが運ばれると、すぐに麺に箸を伸ばしたくなりますが、まずはつゆから味わって。うま味と香りがすーっと染みわたり、さらに食欲をそそられます。麺は透き通るような厚さでつるりとなめらか。口当たりはやさしいのに、もっちもちの食感です。

天ぷらなどの素材の良さも格別

記憶に残るきしめん・味噌煮込みうどんを求めて、名古屋・東山公園の「Higashiyama Nikoten」へ
天ぷらを揚げるのは宏実さんが担当。あつあつの揚げたてが運ばれる

天ぷらきしめんでは、海老だけでなく、野菜の天ぷらも添えられます。この日は、さつまいもや大葉、新玉ねぎに加えて、珍しいほうれん草の根も。3日に一度ほど、誠さんが市場へ仕入れに行って、海老などの魚介や野菜などを仕入れているので、季節の食材やなかなか味わえない食材にも出会えることもありますよ。

「素材の声を聞いて、それに応えて作っているだけ」と話す、誠さん。常に変化し続けし、新しいものを提供する姿勢も大切にしているので、訪れるたびにどんな麺や出汁、メニューに出会えるかも楽しみです。思わず誰かに伝えたくなる、他とは違う名古屋名物。ぜひ味わってみてくださいね。

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