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夫が夢中で困る!『宇宙刑事ギャバン』って何なの? “メタルヒーロー”の歴史をガチオタが解説

  • 2026.1.25

『超宇宙刑事ギャバン』が令和に復活! このニュースに配偶者やパートナーが歓喜している姿を見たことはありませんか?

実は今、1980年代に子供たちを熱狂させた「メタルヒーロー」シリーズが、この令和の時代に復活を遂げることが決まり、特撮界隈はざわついているのです。

(筆者撮影/無断転載禁止)
(筆者撮影/無断転載禁止)

これまで50年にわたる歴史を築いてきた「スーパー戦隊」シリーズが放送終了となり、その後継番組として『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の放送が始まろうとしています。現在、40代から50代の男児時代を熱狂させた「メタルヒーロー」シリーズは一体どんな作品だったのでしょうか?

今回は、そんな「メタルヒーロー」シリーズの歴史をわかりやすく解説します。夫や彼氏と盛り上がれること間違いなし!

シリーズの礎を築いた「宇宙刑事」3部作

「メタルヒーロー」シリーズの歴史は、1982年、『宇宙刑事ギャバン』の放送開始と共に幕を開けました。

当時、いわゆる‘‘三大特撮ドラマ''と呼ばれる「ウルトラマン」「仮面ライダー」「スーパー戦隊」のうち「ウルトラマン」と「仮面ライダー」の2作品が一旦シリーズに区切りをつけ、放送が途絶えていた頃です。

そんな中、世の中では空前のSFブームが巻き起こっており、製作側は、なんとか特撮の再起をかけてブームに便乗する形で新しいヒーロー像を築こうと模索。こうして出来上がったのが『宇宙刑事ギャバン』でした。

「宇宙刑事ギャバンBlu-ray BOX 1」
「宇宙刑事ギャバンBlu-ray BOX 1」

同作は、地球征服を目論む宇宙犯罪組織マクーに立ち向かうため、銀河連邦警察から派遣された宇宙刑事ギャバン=一条寺烈を主人公に物語が展開されていきます。

串田あきら氏が歌う「若さ若さってなんだ?振り向かないことさ!」という強烈な歌詞も有名な作品ですが、これが子供たちの間で空前の大ヒットを記録することとなります。

銀色メタリックなボディと端正なマスクで作り上げられたギャバン、当時の刑事ものにありがちだった熱血漢溢れる主人公像。

それはまるで「スター・ウォーズ」のライトセーバーのようなレーザーブレードを初めとした武器の数々、巨大龍をモチーフにした電子星獣ドルなどなど、まさに男の子が大好きな要素が詰め込まれた‘‘おもちゃ箱''のような作品であり、特撮ドラマの歴史に燦然と輝く功績をあげたのです。

「仮面ライダー」に代わる新たな単独ヒーロー作品を手にした東映は「宇宙刑事」をシリーズ化することを決め、以降、赤いメタリックボディが特徴の『宇宙刑事シャリバン』、青いメタリックボディが特徴の『宇宙刑事シャイダー』の2作品を製作。特撮の新たな看板シリーズとして定着していきました。

「宇宙刑事」から「メタルヒーロー」へ

「宇宙刑事」シリーズは1985年の『宇宙刑事シャイダー』をもって一つピリオドを打ちます。しかしながら、その人気に衰えを感じさせないほどに好調だったことを受け、若干のテコ入れをする形で継続することを東映は判断。

そうして始まった『巨獣特捜ジャスピオン』は、「宇宙刑事」シリーズのようにメタリックボディのヒーローを主人公に据えながらも、過去3作品のような熱血系ではなく、コミカル要素に重きを置き、巨大怪獣の登場を多くすることで差別化を図りました。

「宇宙刑事シャイダー Blu-ray BOX 1」
「宇宙刑事シャイダー Blu-ray BOX 1」

このテコ入れが功を奏す形となり、同シリーズは「宇宙刑事」シリーズから「メタルヒーロー」シリーズへと進化を遂げ、刑事ものだけに限らずあらゆるジャンルのヒーローを網羅するようになっていきます。

アンドロイドを主人公とした『超人機メタルダー』、メタリック×ハイテクなイメージを刷新し忍者をモチーフにした『世界忍者戦ジライヤ』といった実に多種多様なヒーローたちが登場していきました。

1990年代を最後に第一線から退く

単独ヒーローとして1980年代を駆け抜けた「メタルヒーロー」シリーズは、90年代に入ると、今度はチームヒーローとして存在感を示すようになっていきます。

1990年放送スタートの『特警ウィンスペクター』は、まさに原点回帰といった具合に、刑事ものへの再挑戦を掲げた作品となっていますが、その中に複数人のヒーローが活躍するチームとしての魅力を組み込むという新要素を加えた作品でした。

DVD「特警ウインスペクター VOL.4」
DVD「特警ウインスペクター VOL.4」

2000年代以降の「仮面ライダー」シリーズなどの特撮を見るとわかるように、この頃から少しずつ単独ヒーローの孤独な戦いというスタイルが視聴者に受け入れられない形になってきており、時代がチームでの戦いを求めるようになっていたと感じます。

そのため、「メタルヒーロー」シリーズもそういった時代の変化に合わせて、個人からチームへの転換を図り、ここから「レスキューポリス」シリーズ、「ビーファイター」シリーズといったチームヒーローメインとなっていったのです。

その後90年代後半になると、『ビーロボカブタック』『テツワン探偵ロボタック』という二頭身ロボが活躍するコメディシリーズへとシフトチェンジ。しかしながら、「ウルトラマン」シリーズの復活や「平成仮面ライダー」シリーズ企画発足などを受け、「メタルヒーロー」シリーズは、その17作品にも及んだ歴史に幕を下ろすこととなりました。

2000年代以降の活躍、そしてリブート

とはいえ、「メタルヒーロー」シリーズの人気には根強いものがあり、2000年代以降も数多くの作品においてゲストとして登場したり、はたまたリブートされたりといった歴史を辿ってきています。

その最たる例は、やはり2012年。「メタルヒーロー」シリーズ30周年を記念して、新たなキャストで描かれた『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』から始まった「NEXT GENERATION」シリーズが挙げられるでしょう。

Blu-ray「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」
Blu-ray「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」

同シリーズでは、オリジナルの一条寺烈からバトンを受け継いだ十文字撃を初めとした新世代の宇宙刑事たちの活躍が描かれ、シャイダーやシャリバンの単独作品も存在しています。さらには、同じく東映製作の「スーパー戦隊」シリーズや「仮面ライダー」シリーズとのクロスオーバーも果たしており、いつしか‘‘三大特撮ドラマ''から本シリーズを加えた‘‘四大特撮ドラマ''と謳われるようにもなりました。

特撮の歴史において、まさに分岐点となったシリーズでありながら、同時に新たな時代の先駆者ともなったシリーズが「メタルヒーロー」シリーズなのです。

新たな可能性に期待!

そんな「メタルヒーロー」シリーズが、今度は「PROJECT R.E.D.」と銘打ち、「スーパー戦隊」シリーズからバトンを受け継ぐ形で、令和の世に復活を果たします。

いまだベールに包まれている部分が多く、その全貌は明らかになっていませんが、どうやら3人体制のチームヒーローとして描かれるようです。中には「メタルヒーロー」シリーズの中ではあまり印象の無い女性ヒーローも存在している予感。

いずれにせよ、新時代の「宇宙刑事」として新たな可能性を見せつけてくれることは確か。当時、ハマった人もそうでない人も、この機会にぜひとも楽しんでみてはいかがでしょうか。

(zash)

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