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イライラしていない?50代からの上機嫌に過ごすための【5つの心得】で怒りから解放!

  • 2026.1.24

イライラしていない?50代からの上機嫌に過ごすための【5つの心得】で怒りから解放!

誰にでもイライラしたり、くよくよ思い悩んだりすることがあるもの。でもそれを引きずらず、いつも上機嫌でいるためには、どうしたらいいのでしょう? カウンセラーの藤本梨恵子さんにお話を伺いました。

お話を伺ったのは
藤本梨恵子さん キャリアコンサルタント、産業カウンセラー

ふじもと・りえこ●愛知県出身。
デザイナーとして活動後、キャリアカウンセラー、講師に。企業・大学・公共機関での講演の登壇数は2000回を超え、婚活から就活まで相談者数は1万人を超える。
著書に『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(明日香出版社)など。

上機嫌に過ごすための5つの心得

考え方をどう変えれば、怒りやイライラから解放されるのでしょう? 覚えておきたい5つの心得をご紹介。

①期待値を下げる

どうしてできないの!? その怒りの原因は自分にある

たとえば夫に洗濯を頼んだら、シャツを伸ばさずに干したせいでシワだらけ。「これくらいどうしてできないの!?」とイライラ……そんな経験のある人も少なくないのでは。この怒りの最大の原因は、夫に対するあなたの期待値が高すぎること。「言わなくてもわかるだろう」と過度に期待してしまい、その期待が裏切られたから怒りに変わるのです。

「言わなくてもわかってほしい」と思うのは、子どもが親に対して抱く“甘え”と同じ。この甘えは家族など身近な人に抱きがちですが、相手が誰にせよ「期待どおりにやってくれれば最高。そうじゃなくても、まぁいいか」くらいに受け止めて。むしろ「そう来たか」と予想外の出来事を楽しんでみる余裕も必要です。

それができないならば、言わなくてもわかる仕組みを作ること。たとえば洗濯の仕方をメモして貼り付けるとか、シワになりにくい柔軟剤を使うとか。それだけでイライラが多少は軽減しますよ。

②考え方のクセを直す

同じ出来事でも、とらえ方を変えれば不機嫌を避けられる

生きていればイヤな出来事は必ず起こるもの。そのたびに落ち込んだりイライラしたりしていると、人生がどんどんつまらなく感じられてしまいます。対処法は、自分の考え方のクセを見直し、起こった出来事に対するとらえ方を変えてみること。たとえば、仕事先の仲間が自分の陰口を言っているのを耳にした場合、「人の悪口を言うなんて最低!」と思えば、腹が立つのは当然です。そこで、「出る杭は打たれると言うから、きっと私の仕事力がうらやましいのね」ととらえれば、他人の陰口が自信につながりますよね。

このように、ネガティブな出来事をポジティブにとらえ直すことは「リフレーム」といい、機嫌よくいるために有効なテクニック。イヤな出来事をイヤだと認識しているのはあなた自身。自分の機嫌を取るためなら、物事をどんなふうにとらえてもいいんです。この方法で無駄に落ち込むことが減り、機嫌よく過ごせる時間が増えていくはずです。

③自分のことを好きになる

好きになれなくても自分を大切にすることからスタート

自分のことが嫌いだという人は少なくありません。「彼女に比べて自分はなんてサエないの?」と落ち込んだり、「若い頃はバリバリ働いていたのに、今の自分は……」と嘆いたり。特に完璧主義の人は理想が高く、ダメな自分を受け入れるのが苦手。肩肘を張って生きているから常に息苦しく、他人に対しても厳しく接してしまいがちです。

「自分を好きになる」のハードルが高いと思うなら、まずは他人や過去の自分と比較するのをやめて、今の自分に対してやさしい言葉をかけるよう意識してみてください。失敗した自分や何もできない自分も「それでいいんだよ」「できなくて当たり前」と受け入れるのです。ダメな自分を許せれば他人への許容度も大きくなり、相手の失敗に対してイライラすることも減っていきます。自分も他人もおおらかに受け止める包容力のある人、そんな魅力的な人を目指してみませんか。

④固定観念から自由になる

「こうあるべき」を手放し、意識を変えてしなやかに

「人に迷惑をかけない」など、誰にでも無意識に従っている信念があると思います。こうした信念は確かに大切なものですが、優先させすぎると自分を縛ることになり、イライラ・くよくよを生み出すもとに。また、「自分はこういう人」「こうあるべき」に縛られてしまうのは、自身のさまざまな可能性を狭めてしまうことにもつながります。

下の図は「自分をどう認識するか」によって異なる結果が出ることを表したもの。ディズニーランドの清掃員が自分を単に「掃除をする人」ととらえるか、掃除で人を楽しませる「キャスト」ととらえるかによって、行動が変わり、周囲の環境や得られる成果さえ変わっていくことを表しています。

「こうあるべき」という信念にとらわれるのではなく、そのときどきの立場やシーンによって考えや振る舞いを変えることで、ラクに生きられます。

自分の意識によってこんなに変わる!

⑤頑張りすぎない

目標のハードルをぐっと下げて「ちょうどいい塩梅」を続けよう

心も体も疲れてしまって、何もやる気が起きない。自分のことで精いっぱいで、他人にやさしくする余裕なんてない。そんな人は、自分のキャパシティ以上に頑張りすぎているのかもしれません。問題は目標のハードルが高すぎること。クリアするのに膨大なエネルギーが必要なため、挫折して自己嫌悪に陥ったり、達成できても疲れて不機嫌になったりするのです。

そこでおすすめなのは、自分の中のハードルを思い切って下げること。「汚れた服を洗濯機に放り込めたから、今日の家事は成功!」というように、目標を一つでもクリアできたらOKを出し、小さな成功体験を味わうことで、その日一日を気分よく過ごすことができます。

一生懸命努力することは美徳である半面、必ず緊張やストレスを伴います。目指すは「機嫌が悪くならない程度のちょうどいい塩梅」。仕事でも生活でも人間関係でも、この塩梅を意識し、長くキープしていきましょう。

取材・文/後藤由里子 イラスト/ツグヲ・ホン多

※この記事は「ゆうゆう」2026年2月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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