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【ホラー】園児だけが知る暗闇の公園…子どもを夢中にさせた“文字のない絵本”がすべてのはじまりだった【著者に聞く】

  • 2026.1.24
くらやみこうえん 画像提供:色白ゆうじろうさん
くらやみこうえん 画像提供:色白ゆうじろうさん

数年前からホラー漫画を描いている色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さんは、SNSを中心に短編漫画を公開している。独特な世界観がなんとも魅力的で、どの作品も続きが気になってしまう。今回は3つの作品を紹介するとともに、著者に「くらやみこうえん」を描くうえで工夫された点などについても伺った。

絵本を読んでいるだけなのに元気を失っていく園児たち

「くらやみこうえん」の絵本に執着する園児たち 画像提供:色白ゆうじろうさん
「くらやみこうえん」の絵本に執着する園児たち 画像提供:色白ゆうじろうさん
「くらやみこうえん」1-1 画像提供:色白ゆうじろうさん
「くらやみこうえん」1-1 画像提供:色白ゆうじろうさん
1-2 画像提供:色白ゆうじろうさん
1-2 画像提供:色白ゆうじろうさん

子どもが夢中になるものほど、ときに大人の胸をざわつかせる。本作「くらやみこうえん」に登場する絵本も、まさにそんな存在だ。文字は一切なく、描かれているのは薄暗い公園と、ぽつんと立つ人影だけ。園児たちはこの絵本に強く惹かれ、「夢の中で“くらやみくん”と遊べる」と話すようになるが、次第に表情は乏しくなり、元気も失われていく…異変を感じた先生は、売れないホラー作家・Kに相談し、無事に演じたちは元に戻っていくのであった。

この不気味な物語を描いたのは、漫画家の色白ゆうじろうさん。制作のきっかけについて、「幼稚園児の娘から『くらやみこうえんっていう公園がある』という話を聞いたこと」が始まりだったと語る。子どもだけが知る“楽しい場所”という噂も、「暗闇の公園」と聞いた瞬間に感じた不穏さを膨らませ、物語へと発展させていったという。

もし悪夢が終わらなかったらどうなっていたのか。色白さんは「心や生命力を、少しずつ吸われ続けていたかもしれません。寄生虫が宿主を殺さないように、“くらやみくん”も生かしたまま力を奪っていたのではないかと思います」とゾッとする展開を語る。

色白さんは他にも、包帯だらけの子どもが事故を防ぐ「カーポート」や、許嫁の霊が真実を告げる「送り火」など、読み終えたあとも静かに余韻が残る短編を描いている。派手な恐怖ではなく、日常の隙間に入り込むような怖さを味わいたい人にこそ、ぜひ読んでほしい作品だ。

取材協力:色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)

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