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校則違反ばかりの孫娘が祖母にいたずらメイク!?「こんな良作があったんだな…」と感銘コメント相次ぐ【作者に聞く】

  • 2026.1.23
話しかけても無言で生気なく佇んでいた祖母がいきなり顔を近づけてきて…!? 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
話しかけても無言で生気なく佇んでいた祖母がいきなり顔を近づけてきて…!? 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

「こんな良作があったんだな…」「心が生き返りました」「ずっと覚えているお話になる」。そんな感謝と感銘の声が相次いだ漫画がある。タイトルは『NO MAKE , NO LIFE !』。会話らしい会話もなかったやんちゃな孫娘と祖母が、“化粧”をきっかけに少しずつ心を通わせ、互いの生き方がほんのり明るい方向へ動き出す物語だ。

停学メイク女子と、元気をなくした祖母

化粧に金髪、そしてたばこ…校則違反を繰り返し、ついに停学 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
化粧に金髪、そしてたばこ…校則違反を繰り返し、ついに停学 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
NO MAKE , NO LIFE !_P02 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
NO MAKE , NO LIFE !_P02 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
NO MAKE , NO LIFE !_P03 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
NO MAKE , NO LIFE !_P03 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

主人公・早船典子は、化粧が大好きな女子高生。派手なメイクで登校を続けた結果、ついに学校から停学処分を受けてしまう。停学中、母親に頼まれて向かったのは祖母の家。「おばあちゃんの話し相手になってあげて」と言われ、学校の噂話や何気ない出来事を語りかけるが、祖母の反応は薄く、表情もどこか沈んだままだ。やんちゃだけれど心根はやさしい孫と、元気を失い無口になった祖母。その距離は、思った以上に遠かった。

「虫かい?」その一言が孫のいたずら心と祖母の人生スイッチをONに

沈黙が続く部屋で、祖母がふいに典子のつけまつげへ手を伸ばす。ベリッ。「虫かい?」とつぶやく祖母。その一言に、典子のイタズラ心がピカーンと点火する。「ちょっとだけだから!ごめんごめん、すぐ落とすし!」と笑いながら、祖母に化粧を施す典子。ふざけ半分のメイクだったはずが、鏡を見つめる祖母の目に、じわりと生気が戻っていく。その変化に、典子はハッとする。

だが、帰宅した父親は祖母の化粧を見るなり激怒する。「みっともないだろ、いい歳して、こんな顔」。ゴシゴシと拭われる祖母の顔に、典子は思わず叫ぶ。「ばあちゃん、気に入ってるじゃん!」「みっともない!? 化粧があ!?」。怒りと悔しさが入り混じる中、化粧は無情にも落とされてしまう。そして翌日、思いもよらない出来事が起こる。祖母が、ひとりで外へ出かけてしまったのだ。

地味だけど、感情フル彩度。ラストが“最高に美人”な理由

本作を手がけたのは、『貧女ハウスへようこそ』や『実録怪談 本当にあった怪奇村/新犬鳴トンネル』などで知られる三ノ輪ブン子さん(@minowabunko)。「日常の些細な出来事や身近な人との関わり方が少し変わるだけで、人は一歩前に進める――」そんな思いを込めて本作を描いたという。「最近ぱっとしないな」と感じている人が、読み終えたあとに「ちょっと変わってみようかな」と思えたらうれしい、と語る。

特にこだわったのは、祖母の笑顔だとか。ずっと笑えなかった人が、ふと見せるその瞬間を描きたかったという。読者からも「台詞がなくても心情が伝わる」「登場人物が全員生きているみたい」といった声が届き、「ラストが最高に美人だった」というコメントが象徴するように、最後の典子の表情には物語すべてが詰め込まれている。派手さはないが、感情の解像度はフル彩度。静かに胸を打つ一作だ。

現在、三ノ輪ブン子さんは電子雑誌「comicタント」(ぶんか社)にて、都市伝説系漫画『ただのうわさです』(原案:飯倉義之)を連載中。ホラーを主戦場としながらも、ジャンルを越えて人の心を描き続ける姿勢は健在だ。

取材協力:三ノ輪ブン子さん(@minowabunko)

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