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頸椎損傷で首に“ボルト12本”「ロボットみたい」 ヴァイオリニスト・天満敦子さん、“引退の危機”乗り越えた今

  • 2026.1.22
【写真・画像】 1枚目
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ヴァイオリニストの天満敦子さん(70)が、1月21日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)に出演。2022年に診断された「頸椎損傷」による壮絶な闘病生活と、そこからの奇跡的な復活について語った。

【映像】首の手術痕とコルセット装着の入院姿

ルーマニアの秘曲『望郷のバラード』を亡命音楽家に託されて日本に紹介し、クラシック音楽界で異例の大ヒット。年間100回以上の演奏会を行う人気ヴァイオリニストとして活躍していた天満さん。しかし2022年、突然体の自由が利かなくなり、緊急手術を受ける事態となった。

診断名は「頸椎損傷」で、手術は首に12本のボルトを入れる大掛かりなものに。現在の状態について天満さんは、「首を固められていて、首だけを動かすことができない。ロボットみたいで、とっても不便。口は動きます(笑)」と、切実ながらも明るく語る。

原因として、当初医師からは「ヴァイオリンの弾きすぎではないか」と疑われたというが、天満さんは「私練習しないから、そんなわけないんです。一日1~2時間しか弾いたことないので。むしろ、コンサートのほうが長いくらい」とコメント。ただ、本番の「一発集中」の負担が積み重なったのではないかと分析した。

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ALS(筋萎縮性側索硬化症)の疑いから検査入院、そうでないことがわかるとすぐに入院、そして手術へ。「とても急がないといけない状態だったらしく、入院したらその日の夕方に頭全部剃られちゃって。何が起きてるのか訳わからなかったです」。手術後は5カ月もの入院生活を余儀なくされた。

当時はコロナ禍の名残で面会も制限されていた上、首は大きなコルセットで固定された状態。「携帯電話も見えないから、ここ(目線)まで持ち上げないといけない」という不自由さに加え、術後しばらくは鉛筆すら持てず、車椅子生活で歩くこともできなかったという。

「絶望です、本当に。どうなるか予想がつかなくて、辛かった」

転機が訪れたのは、手術から4カ月後のこと。「弾いてみたいな」という意欲が湧き、久しぶりにヴァイオリンを手にした。

「手はまだ鉛筆も持てないぐらいですから、震えちゃってるんですけど。でも、音が出た時は嬉しかった」

かつてのように弾けるかどうかではなく、「あ、こういう音がしてたんだ」という純粋な喜びが、復活への第一歩となった。

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2023年5月、東京・紀尾井ホールの公演で復活を果たした天満さん。一人での演奏に不安を感じていた中、「ピアノと一緒に弾けばいいんじゃない?」と提案してくれたというピアニストの岡田博美さんや、楽器を運んでくれるマネージャーの支えがあり、今もステージに立ち続けている。

ライフワークとなっている戦没画学生慰霊美術館「無言館」での演奏も再開した。「絵が聴いてくれてるんです」と語る天満さんは、スタジオでも演奏を披露。司会の黒柳徹子はうっとりとその音色に耳を傾けていた。(『徹子の部屋』より)

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