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「3歳で亡くなった弟にもう一度会いたい」93歳母の涙…60年前の“8ミリフィルム”を再生できるのか

  • 2026.1.22
探偵!ナイトスクープ
ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が1月16日に放送され、3歳で亡くなった弟が映っているはずの60年前の8ミリフィルムを修復し、93歳の母親に見せる様子が描かれた。

【映像】8ミリフィルムで撮影された亡き弟が映し出される様子(実際の映像)

視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「3歳で亡くなった弟の姿をもう一度」は、兵庫県の女性(62)から寄せられた次のような依頼だ。

『3年前に亡くなった父の一番の趣味はカメラで、ことあるごとにカメラを構えては、写真と動画で家族の思い出を記録してくれていました。姉と私が子供の時には、父は8ミリフィルムカメラで家族を撮影しては、気に入ったシーンだけを集めて自分で編集した「わが家の記録」というフィルムを作り、上映会を開催していました。そして、父が撮影したフィルムの中には、3歳で亡くなった私の4つ下の弟ケンイチも映っています。弟の死後、悲しい記憶に蓋をするかのように、父が上映会を開くこともなくなり、弟が映ったフィルムを見返すこともないまま時が過ぎました。そんな中、今年93歳の母がもう一度、弟が映ったフィルムを見たいと言い出しました。しかし、肝心のフィルムが素人目に見てもかなり傷んでいて、とても再生できるようには見えません。どうか、父が60年ほど前に撮影した8ミリフィルムに映る弟の姿を、また母に見せてあげてもらえないでしょうか』

この依頼を受け、永見大吾探偵が調査を開始した。依頼者宅には、亡き父が残した大量のアルバムやフィルムがあった。弟のケンイチくんは髄膜炎のため3歳という若さで亡くなっており、依頼者自身も写真でしか弟の姿を見たことがないという。

問題の8ミリフィルムは、屋上の倉庫に保管されていたが、阪神淡路大震災の際の雨漏りなどの影響で劣化が進み、変形して強い酢の臭いを放つ状態だった。永見探偵は専門家に協力を仰いだが、状態は深刻で、「再生すると切れてしまう可能性がある」と診断され、修復には1ヶ月の時間を要することになった。

1カ月後、修復されたフィルムの上映会が開かれ、93歳の母親も同席した。まず、父が生前に編集した「わが家の記録」が上映されたが、動物園や京都へ出かけた映像の中に、ケンイチくんの姿は一切映っていなかった。父は、愛する息子の死を受け入れられず、辛い記憶を呼び起こす弟の映像をあえて編集でカットしていた可能性があった。

諦めかけたその時、専門家が修復しておいた「編集前の未編集フィルム」を上映すると、そこには元気に動くケンイチくんの姿があった。女の子ばかりの姉妹の中で待望の男の子として生まれ、母に女の子用の着物を着せられて愛らしく微笑む姿や、お宮参りの様子が鮮明なカラー映像で蘇った。

60年ぶりに動く弟(息子)と再会した母と依頼者は、「一番可愛い時やったな」と涙を流して喜んだ。VTRを見届けたこの日の特命局長・関根勤は「泣かしてくれるよね。辛かったと思うよ、3歳だよ…」と涙を流しながらコメントした。

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