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『パリに咲くエトワール』の谷口悟朗監督が語る、近藤勝也&吉田玲子とタッグを組んだ理由とは?

  • 2026.1.22

『ONE PIECE FILM RED』(22)の谷口悟朗監督と、『崖の上のポニョ』(08)など多くのスタジオジブリ作品のキャラクターデザイン、原画をつとめた近藤勝也が、初タッグを組んだオリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』が3月13日(金)より全国公開される。このたび谷口監督のコメントと場面写真が解禁された。

【画像を見る】画家を夢見る主人公のフジコが真摯な表情でスケッチをするシーン

【画像を見る】画家を夢見る主人公のフジコが真摯な表情でスケッチをするシーン [c]「パリに咲くエトワール」製作委員会
【画像を見る】画家を夢見る主人公のフジコが真摯な表情でスケッチをするシーン [c]「パリに咲くエトワール」製作委員会

主人公フジコの声を担当するのは、若手実力派俳優の當真あみ。アニメ映画『かがみの孤城』(22)で主人公の声優を務め、2025年にはドラマ「ちはやふる-めぐり-」、映画『ストロベリームーン』(25)でも主演を務める當真が画家を夢見る少女フジコを瑞々しく演じる。フジコとパリでともに夢を追う少女、千鶴を演じるのは嵐莉菜。2022年映画『マイスモールランド』(22)で主演を務めたのち、『少年と犬』(25)などの話題作に出演。雑誌ViViの専属モデルも務めており、主人公フジコを演じる當真とは、昨年の夏のドラマ「ちはやふる-めぐり-」で共演し話題となった。さらに、フジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人の青年ルスランを演じる早乙女太一をはじめ、門脇麦、尾上松也、角田晃広、津田健次郎、豪華キャスト陣が集結した。

バレエのレオタードを手にほのかな笑みを浮かべる千鶴 [c]「パリに咲くエトワール」製作委員会
バレエのレオタードを手にほのかな笑みを浮かべる千鶴 [c]「パリに咲くエトワール」製作委員会

『ONE PIECE FILM RED』、「コードギアス 反逆のルルーシュ」など、数々のヒット作で知られる谷口監督が描くのは、20世紀初頭のパリを舞台に夢を追う2人の少女の物語。完全オリジナル劇場アニメ『パリに咲くエトワール』は、谷口監督自身の「少年が主人公の作品とはまた異なる方向性の作品を作りたい」という思いから動きだした企画だ。企画当初、女の子を主人公に据えた物語を構想しながらも、谷口監督はなかなか“地に足がついた感触”を得られずにいたという。そこで本作への参加を仰いだのが「けいおん!」、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(20)などアニメ界で引っ張りだこである脚本家の吉田玲子だ。

『パリに咲くエトワール』は3月13日(金)より公開 [c]「パリに咲くエトワール」製作委員会
『パリに咲くエトワール』は3月13日(金)より公開 [c]「パリに咲くエトワール」製作委員会

「吉田さんが思う“すてきなこと”や好きなことを、一度自由に足していただいて、やりとりを重ねるうちに内容が固まっていきました」と谷口監督は振り返る。「パリを舞台の一部に」するという構想は当初からあったと話すが、話し合いを重ねるなかで、物語の舞台は芸術と文化が最も輝いた時代―ベル・エポックのパリへと定まり、画家を夢見るフジコと、バレエに心惹かれる千鶴という2人の少女の姿が、物語として立ち上がっていった。

また、本作を語るうえで欠かせないのが、キャラクターデザインに近藤を迎えたこと。『魔女の宅急便』(89)、『崖の上のポニョ』などで知られる近藤の参加は、作品の方向性の大きな要素となった。「近藤さんのデザインは本当に王道です。最近のアニメは変化球や過剰な装飾を施しがちですが、近藤さんのデザインはシンプルなのにキャラクターの存在感がちゃんと伝わってくる」と谷口監督は語る。その「王道であること」の強さこそが、時代に翻弄されながらも夢に手を伸ばす少女たちの姿と深く重なった。

そして「近藤さんも本作の企画に興味を持ってくれて、デザインだけでなく冒頭のシーンや、フジコの心象表現として登場する妖精のシーンなどの原画も描いてくださって、印象的なシーンになりました」と谷口監督はその表現力への信頼を明かしている。

谷口、近藤、吉田と、それぞれが長年第一線で活躍してきたクリエイターたちが、「まっすぐな物語」を描いた『パリに咲くエトワール』。困難な時代のなかであっても、夢へ手を伸ばし続ける少女たちの姿は、観る者の心に希望を灯していく。

このたび、フジコと千鶴の友情や夢に向かう姿、そしてパリでの日常のひとコマを描いた場面写真が解禁となった。フジコがスケッチに向かう真剣な姿からは画家を夢見る彼女の思いが伝わってくる。また、バレエのレオタードを手にほのかに笑みを浮かべる千鶴や、エッフェル塔を背景に薙刀を抱えながらともに歩く2人の姿など、パリでの新たな日々が瑞々しく写しだされたカットだ。

夢に、友情にまっすぐ向かう少女たちの姿は、観るものすべての心を揺さぶる。劇場アニメ『パリに咲くエトワール』のさらなる続報にぜひご期待いただきたい。

文/山崎伸子

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