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【ホラー】深夜の自室で背後に気配→古いラジオが拾った不気味な声?日常に潜む恐怖の瞬間【作者に聞く】

  • 2026.1.22
気配を感じて振り返ってそこには何もいない…いや、見えていないだけ? 鳩ヶ森(@hatogamori)
気配を感じて振り返ってそこには何もいない…いや、見えていないだけ? 鳩ヶ森(@hatogamori)

夜、一人で部屋にいるときに背後に感じる視線や、お風呂で髪を洗っているときの薄ら寒い気配。誰もが覚えのあるそんな「ささやかな恐怖」を描いたのが、鳩ヶ森(@hatogamori)さんのホラー漫画『周波数』だ。「日常に潜む狂気」をテーマに掲げ、第2回朝日ホラーコミック大賞を受賞した気鋭の作家が描く、静かだがやけに余韻が怖い物語の裏側に迫る。

深夜の自室、背後に感じる「気配」の正体

最近では見かけなくなったラジカセがモチーフ。ラジカセの周波数を合わせると聞こえてくるのは…? 鳩ヶ森(@hatogamori)
最近では見かけなくなったラジカセがモチーフ。ラジカセの周波数を合わせると聞こえてくるのは…? 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P02 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P02 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P03 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P03 鳩ヶ森(@hatogamori)

作者の鳩ヶ森さんは、本作のテーマを「子供が夜の暗い自室で背中に感じる薄ら寒さ」だと語る。一人でいるときに感じる何者かの気配。あの懐かしくも恐ろしい感覚を思い出してゾッとしてほしい、という願いが込められている。

物語のキーとなるのは、レトロなラジカセだ。鳩ヶ森さん自身、中学生のときに親から譲り受けたラジカセに深い思い入れがある。

「親としては勉強をがんばりなさいということだったのでしょうが、勉強は全くせず、夜通しラジカセをいじって遊んでいました。そのときの思い出が今回のネタになったので、結果オーライとしています」とおもしろいエピソードを明かしてくれた。

古いラジカセが拾った、この世ならざる音声

作中では、つまみを動かして周波数を合わせる不安定なラジカセが、不気味な音声を拾い上げる。当時は外国の放送の混線だとわかるはずもなく、不気味な音声は怪現象そのものだった。

鳩ヶ森さんは、「断りもなく日常に恐怖が片足を突っ込んでくる感覚を最も重視して描きました」と語る。特にこだわったのは異形のモノのビジュアルだ。幽霊を恐ろしく描くには「目」が重要だと思っていたが、描き進めるうちに実は「歯」がポイントなのだと気づいたという。

物語の終盤、ラジオからは火災ニュースが流れる。当初は「遺体は3人」と報じられたが、のちに「次女も見つかった」という続報が入る。ラジオが拾っていたあの声は、果たして人間が聞き取れる音域だったのか。

読者からは「幽霊が出やすい場所は周波数19Hz以下が多いらしい」という不気味な符号を指摘する声も上がっている。夜更かしが増えるこの時期、日常のすぐ隣にある狂気を感じてみるのはいかがだろうか。

取材協力:鳩ヶ森(@hatogamori)

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