1. トップ
  2. ファッション
  3. “2016年”が今熱い! 10年前のトレンドに再流行の兆し

“2016年”が今熱い! 10年前のトレンドに再流行の兆し

  • 2026.1.21

新年が明けてまだ3週間ほどしか経っていないが、すでに2026年一発目となるトレンドが浮上。ここ最近、“2016年”というキーワードが一世を風靡しており、誰もがカメラロールをはるか前まで遡り、10年前の自分の写真を探し出しては、ソーシャルメディアにアップすることに夢中になっている。

10年前の2016年が、どんな年だったかを簡単に振り返ってみよう。グッチGUCCI)、サンローランSAINT LAURENT)、そしてセリーヌCELINE)は、まだアレッサンドロ・ミケーレエディ・スリマン、そしてフィービー・ファイロという、この時代を象徴するクリエイティブ・ディレクターにそれぞれ率いられており、スキニーデニム、ミレニアルピンク、ポインテッドトゥのアンクルブーツがストリートスタイルを席巻していた。ビヨンセの『レモネード』がヒットチャートの首位を獲得し、映画『ラ・ラ・ランド』が賞レースを独走。毎年恒例のメットガラMET GALA)とメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートの特別展は「Manus x Machina : Fashion in an Age of Technology(テクノロジーの時代におけるファッション)」というテーマのもと開催された。

そして今、2016年を決定づけたファッショントレンドの数々に、世間はかつてないほど関心を向けている。当時流行していたスキニーデニムはランウェイとストリートの両方で堂々とカムバックを果たし、アンクルブーツはもはや定番化。5年ほど前までは誰も見向きもしなかったバレエシューズの人気も勢い良く再燃し、今や圧倒的に支持されているフットウェアのひとつだ。

過去からインスピレーションを得て、現代のニーズに合ったスタイルを完成させる。当時の着こなしをそっくりそのまま真似るのではなく、部分的に踏襲しているからこそ、10年の時を経てリバイバルした2016年の懐かしいファッションは、今も新鮮に映るのだ。

本当に魅力のあるトレンドは消えることなく、形を変えて復活する。2026年の今、再び人気を集めている9つの色褪せない“2016年のトレンド”を、US版『VOGUE』のエディター陣が個人的なエピソードを交えながらご紹介。

1. あのころの憧れ。話題を呼んだイットバッグ

ミンティ・メロン/ショッピング・マーケット・エディター

2016年にも、絶大な人気を誇る“イットバッグ”というものはあった。「eBayとかで買うなら今です。私もサンローランの『サックドジュール』を手放さずに残しておいて本当に良かったと思っています。だけど、今はバレンシアガBALENCIAGA)のあのストライプ柄のショッピングトートを狙っています!ネットを漁って、絶対に見つけてみせます」

2. いよいよカムバック。タイトなスキニーデニム

Viviana Volpicella
Dakota Johnson in Gucci
Anne V, Stella Maxwell, and Irina Shayk

タリア・アバス/ショッピング・ディレクター

「2016年は大学院進学のためにニューヨークに引っ越した年でした。荷物を詰めすぎたスーツケースを2個と、手元にあったスキニージーンズを全部持っていきましたね。中でも特に好きだったのが、授業に毎日穿いて行ったAGジーンズ(AG JEANS)のダメージデニムと、ポケットの代わりにフロントジッパーがふたつ付いていた、コーティング加工が施されたペイジ(PAIGE)の黒いデニムです。冬はブーツと合わせて、夏はプリティ・バレリーナ(PRETTY BALLERINA)のバレエシューズと合わせて穿いていました。当時の私のワードローブは決して今参考にしたいようなものではないですが、この前同僚に、黒いスキニーデニムはどこで手に入るかと聞かれました……」

ここ数年、復活の兆しを見せているスキニーデニムは、いよいよ本格的に再流行し始めているようだ。

3. 不朽の定番、アンクルブーツ

Stella Maxwell and Bella Hadid
Joan Smalls with a Chanel bag

リビー・ペイジ/エグゼクティブ・ショッピング・ディレクター

「言うまでもなく、アンクルブーツは流行り廃りがありません。私も2016年に買ったアクネ ストゥディオズACNE STUDIOS)のブーツを今でも持っていて、今日も履いています」

4. ロマンティックなミレニアルピンク

ミンティ・メロン/ショッピング・マーケット・エディター

「リバイバルしているトレンドのすべてを支持しているわけではありませんが、ミレニアルピンクの復活は素直にうれしいです。エッジの効いたルックにさりげなくロマンティックな雰囲気を加えてくれると思うので」

5. ストリートで映えるボンバージャケット

Lily Donaldson
Ursina Gysi

マデリン・ファス/ファッション・マーケット・ディレクター

「2016年にザラZARA)で手に入れたリバーシブルのサテン刺繍ボンバージャケットは、当時のお気に入りアイテムでした。まだクローゼットの奥に眠っているかもしれないです。あのころは何ブランドかがボンバージャケットを打ち出していて、リン・イェーガーがその歴史をたどる記事を『VOGUE』に寄稿したのもこの年でした。クラシックなボンバージャケットのシルエットは今も旬ですが、2026年はケイトKHAITE)、サンローラン、ヌール ハムール(NOUR HAMMOUR)が展開している、ソフトでリラックスしたフィット感のレザーのものが多いです」

6. 隠れた万能シューズ、スリッポンローファー

Diana Moldovan with Gucci shoes

アンドレア・ゼンデハス/ショッピング・マーケット・エディター

「2026年春夏コレクションで復活を遂げるはるか前の2016年、スリッポンミュールはすでに一世を風靡していました。アレッサンドロ・ミケーレがグッチのランウェイにファー付きのタイプを送り出して、瞬く間にカルト的な人気を誇る定番アイテムになったんです。

今年はスリッポンのローファーがカムバックしていて、個人的にはボッテガ・ヴェネタBOTTEGA VENETA)とセリーヌのものが特に素敵だと思っています。10年前に持っていたベーセーベージェー(BCBG)のベージュの1足を、今でも鮮明に覚えています。リラックス感のあるデニムからセクシーなスリップドレスまで、あらゆるものに合わせていましたね。スリッポンローファーは急いでいるときにもスッと履ける、最高のトレンドシューズなんです」

7. レースが艶やかなスリップドレス

ミンティ・メロン/ショッピング・マーケット・エディター

「個人的にレースのスリップドレスは、復活してくれて純粋にうれしいトレンドのひとつです。クロエCHLOÉ)のおかげで大々的にカムバックしましたけれど、その前からずっとお気に入りのアイテムでした。夏はバレエシューズとペンダントネックレスを合わせた控えめなスタイリングにして、冬はレザーのボンバージャケットを上から羽織って、足もとはブーツにするのが好きです。本当に魅力的なスタイルは、決して廃れることはありません!」

8. ロックムード漂うスキニースカーフ

クリスチャン・アレール/シニア・ファッション&スタイル・ライター

「サンローランを率いていたエディ・スリマンから大いに影響を受けて、2016年当時の自分はスキニーマフラーをかなり愛用していました。レザージーンズやスキニーデニム、ヒール付きのブーツと合わせて、クールなロックスタイルに仕上げていましたね。自分の中ではこのロック風のスタイルはずっとトレンド入りしています。今年こそ、本格的に復活させたいです」

9. 頼れる相棒、バレエシューズ

Urban Outfitters overalls and Céline shoes

ハンナ・ジャクソン/Vogue.comファッションライター

「バレエシューズの魅力については、もう語り尽くされています。履き心地がよく、気取っていなくて、何にでも合う。ただ、いくら2016年のファッションが復活しているとはいえ、スキニーデニムとサイドパートのヘアスタイルと合わせた、いかにもなスタイリングは絶対にしません」

Text: Minty Mellon Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.COM

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる