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大の“スピッツファン”青木マッチョ、映画『楓』の魅力熱弁!特技のカリンバ生演奏に会場&行定勲監督が感動

  • 2026.1.21

スピッツの名曲を原案とした映画『楓』(公開中)のスペシャルトークイベントが1月20日にT・ジョイ PRINCE 品川で行われ、行定勲監督と芸人の青木マッチョ(かけおち)が出席した。スピッツをこよなく愛し、本作にも心を揺さぶられたという青木が映画の魅力を熱弁すると共に、特技としている楽器、カリンバで「楓」を生演奏。監督と会場から大きな拍手を浴びた。

【写真を見る】大きな身体をかがめながら、温かなカリンバの音を響かせた青木マッチョ

『楓』(公開中)のスペシャルトークイベントが開催された
『楓』(公開中)のスペシャルトークイベントが開催された

本作は、事故で双子の弟・恵を失った涼(福士蒼汰)が、残された恵の恋人・亜子(福原遥)の前で弟のフリをしたことから始まる、せつない運命を描くラブストーリー。上映後の会場に姿を現した青木は、「すばらしい、きれいな映画の後に、マッチョが出てきて申し訳ない気持ち」と恐縮しきり。青木がブレイクを果たすきっかけとなったバラエティ番組「ラヴィット!」をよく観ているという行定監督は、「すごくうれしい」と青木との登壇に喜びを吐露。「保護猫のやつも観ています」と青木の活動もよく把握している様子で、これには青木も「よかった…!」と緊張を和らげていた。

青木マッチョ、エンドロールで流れる「楓」は「新曲のような感覚」
青木マッチョ、エンドロールで流れる「楓」は「新曲のような感覚」

以前から“スピッツ好き”であることを公言している青木。スピッツの名曲をもとにした本作について、スピッツファンとして「最高でした」と感動をあらわにしつつ、これまでに「3回観ました」とコメント。

「もともとスピッツが好きで、そのなかでも『楓』が一番好きだったんです。映像を通して『楓』の空気感や、スピッツの独特の空気感を感じられましたし、謎解き要素やミステリーも好きなので、映画の前半で『どういうこと?』という要素も出てきて引き込まれました。中盤で(涼と恵)が双子だったというところからはめちゃくちゃ楽しくて」と魅力を熱弁。「そういった展開がありながら、最後にスピッツ本家の『楓』が流れる。これまでめちゃくちゃ『楓』を聴いてきましたが、初めて『楓』を聴いた時を超えるような、鳥肌が立つような感覚を覚えて。それが本当に気持ちよかったし、染みました」とエンドロールで流れる「楓」は過去最高だと持論を述べた。加えて「大きく言うと、『新曲でましたよ』というくらいのテンションで聴ける。ずっと聴いていた曲でも、新しい聴こえ方になる」と本作を観た後では、また新たな味わいを感じられたとも話していた。

青木マッチョの絶賛の言葉に、行定勲監督は「うれしい」と笑顔
青木マッチョの絶賛の言葉に、行定勲監督は「うれしい」と笑顔

とはいえ青木は、「『泣きました』と言いたいんですが、僕、泣けないんですよ。泣けるような感覚になるんですが、それが涙につながらない」と告白。「生まれて、オギャーの時しか泣いたことしかなくて。それ以降、ないんですよ。小さい時に注射でも泣きませんでしたし、卒業式、引退試合も泣かない。普通の人だったら泣いているんだろうな」と明かすと、行定監督が「僕も泣かない。心では泣いているよね」と同調し、青木と共感し合っていた。

上映後の会場に姿を現した行定勲監督
上映後の会場に姿を現した行定勲監督

スピッツにハマったきっかけに話が及ぶと、「スピッツを知ったのが、中学校の時」だという青木は、「音楽そのものにハマった時期があって。いろいろな音楽を聴いているなかで、スピッツに出会って。聴いたことのない雰囲気や、空気感を感じた。ドラムもやっていたので、スピッツの曲をやってみようと思ったらめちゃくちゃ難しくて。ゆったりとしたテンポの曲が多いので簡単かなと思ったら、細かい技が入っているし、初見では絶対に無理。一見するとゆったりとしているのに、すごい技術が入っているってカッコいいなと思った」とスピッツ愛を叫びながら、「『楓』は、草野(マサムネ)さんのとびきりきれいな声がふんだんに使われている気がする」と続けた。

濃密なトークが繰り広げた2人
濃密なトークが繰り広げた2人

スピッツ好きの青木が本作への愛をあふれさせたことに、行定監督は「すごくうれしい」と笑顔。「(スピッツの曲は)言葉に重きを置きつつも、歌を聴くと、そうは聴こえない。平易な言葉を使っているのに、深い。世界観を描く詩人としても、相当すごい」とスピッツというバンドのすごみを実感していたそうで、「映画にするには、なかなかハードルが高いことだと思いながら作っていた」からこそ、青木からの賛辞は「とてもうれしい」と重ねて喜びをにじませていた。

「めっちゃ緊張する」という青木を、行定監督が撮影!
「めっちゃ緊張する」という青木を、行定監督が撮影!

映像的なこだわりやセリフの解釈など、青木から行定監督に細かい部分について質問をぶつけるひと幕もあり、上映後のイベントらしく濃密なトークが繰り広げられたこの日。最後には、青木が特技であるカリンバで「楓」を生披露することになった。「めっちゃ緊張する」という青木は、「バターが溶けて流れ込んでいく…」という劇中で緊張をほどくおまじないとして登場するセリフを発して演奏をスタート。行定監督がスマホで動画を撮り始めるなか、青木がやさしく、温かなカリンバの音色を響かせると、会場には涙する人の姿も見受けられた。

【写真を見る】大きな身体をかがめながら、温かなカリンバの音を響かせた青木マッチョ
【写真を見る】大きな身体をかがめながら、温かなカリンバの音を響かせた青木マッチョ

演奏が終わると、行定監督は「鳥肌が立ちました」と感激しきり。大きな拍手を浴びた青木は「気持ちいいです。最高です」とご満悦で、「僕は出てはいないんですが(笑)、監督の話を聞いてからだと、映画の見え方もかなり変わってくると思う。ぜひもう一度。いや、もう二度。観てもらえたら」としっかりとアピールしていた。

取材・文/成田おり枝

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