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冬が最適!宿根草のお手入れと株分け方法。花いっぱいの大株を目指そう【ガーデニング】

  • 2026.1.20

冬が最適!宿根草のお手入れと株分け方法。花いっぱいの大株を目指そう【ガーデニング】

宿根草は植えっぱなしOK! 手間がかからないという点で人気があります。けれども、じつは手をかけるほどに株が充実したり、花数が増えたりするのも事実。地上部が枯れている冬は土づくりをふくめて、宿根草のお手入れに最適なシーズンです。株分けで株数をふやすこともできます。

宿根草のお手入れは冬が最適!

寒さ厳しい時期は、暖かい部屋で春からのガーデンプランを練るのが最高です。けれども、ちょっと待った! 冬枯れた宿根草の茎葉が消えて、庭がすっきり見渡せる時期は、昨シーズンに植栽のバランスがイマイチだったり調子の悪かった植物を植え替えるのに最適!

寒さに強い宿根草は茎葉を落とし、休眠して冬越ししているので、株を掘り上げたり根をいじってもダメージがあまりありません。これに対して、冬も茎葉を残す常緑性の宿根草や低木は比較的寒さに弱いものが多いので、冬はそっとして春先にお手入れしましょう。

シードヘッドも楽しみたいけれど

近ごろは、植物本来の姿を生かした植栽や季節ごとの姿をそのまま楽しむ「ナチュラリスティックガーデン」というスタイルが人気を集めています。冬は枯れた宿根草の茎葉やシードヘッド(タネをつけた花がら)を残し、その造形的な美しさや霜の華を楽しむ庭がふえています。

ただ、この時期に宿根草の株元には早くも次のシーズンの新芽が見えませんか? 古い茎葉を切り取ることで、植物は次のフェーズに進むように促されるともいいます。クリスマスローズなどは古い葉が倒れて、花芽が伸び出します。

古くなった茎葉は光合成でエネルギーをつくることがもうできません。シードヘッドを楽しむのは年明けまでにして、この時期には古い茎葉を切り取って株元に日光を当て、新芽が伸び出せるようにしましょう。

窮屈な思いをしている鉢植えを植え替えよう

鉢で宿根草を育てていると、鉢の中は1~2年で根がいっぱいになり、水や養分を吸収しにくくなります。このように根づまりすると下葉が黄ばんで落ちたり、花数が減ってしまいがち。寒さに弱い植物以外は、この時期に植え替えするのがおすすめです。

クリスマスローズのように、もう新芽が動き出していても大丈夫。根を傷めないように古い土を落として、3月までに新しい培養土で植え替えます。できれば1~2回り大きなサイズの鉢に植え替えたほうが、植物は根をいっぱい伸ばせますが、鉢のサイズをどんどん大きくはできませんよね。

鉢のサイズを大きくしたくない場合は、根があまり密に張っていない根鉢中心の古土を落とすなど、根鉢をサイズダウンして同じサイズの鉢に新しい用土で植え替えます。同じサイズで深さのある鉢を利用してもよいでしょう。

株分けしてお気に入りの宿根草をふやす

鉢植えの株が大きく育っていたら、株分けして複数の鉢に植え替えてもよいでしょう。庭植えでも株が混み合うと病害虫の被害が出やすくなったり、蒸れて傷みやすいので、株分けします。下の写真は夏前のギボウシですが、大株の分け方がよくわかります。

冬は地上の茎葉がありませんが、大株の根全体を掘り上げて子株ごとに分け、鉢や庭に植えなおします。その際、まだごく小さな株は無理に分けず、いくつかまとめて植えるほうが安心です。また、子株に分かれていない大株は剪定バサミなどで株を切り分けましょう。

スイセンやダリアなどの球根植物も「分球」といって、花後に新しい球根が複数に分かれることがあります。これらも掘り上げて球根を分けて植えると、その年は無理でも翌年などに開花。多年草の苗や球根はタネだけでなく、株分けや分球でもふやせます。

多年草がのびのび育つフカフカの土づくり

庭植えの宿根草はとくに肥料を与えなくても大丈夫です。庭土が団粒構造(土の粒子が集合体をつくってすき間を保ち、通気性などが優れる状態)を保ってフカフカなら、宿根草の根は伸びやすくて株は丈夫に成長。宿根草が大株になれば、周囲は日陰になって雑草が生えにくく、生えても抜きやすくなります。

そのために、冬は庭土を深くまでよく耕して、腐葉土やたい肥などの有機質を混ぜこむのがおすすめです。土壌の有機質がふえると微生物が活性化して、土の団粒化が進みます。森の落ち葉が積もった地面がフカフカしているのと同じです。

庭土を深く耕すことは「天地返し」といって、マチュア世代には厳しい作業。なので、難しいようなら腐葉土などを、庭土の表面にまくだけでも効果はあります。また、株の植え替え作業の際に、植え穴の底や株まわりに腐葉土などを混ぜ込むとよいでしょう。冬の間のちょっとしたお手入れによって、春からの庭やベランダが昨シーズン以上に華やかになります。

※2024年1月17日に配信した記事を再編集しています。

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