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【専門家が解説】カメラロール内に潜む「隠れた個人情報」って?写真整理の際に気をつけたいこと

  • 2026.1.20

スマホの容量が減ってきたことに気づいたタイミングで、写真フォルダを見返すという方も多いのではないでしょうか。カメラロールを開いてみると、配達の控え、旅行の予約画面、返品のやりとり、レシート、メモ代わりに撮った書類など、いらない写真が出てくるわ出てくるわ……。
 
「ただの画像だし、もう用は済んでいるから大丈夫」
そう思って、深く考えずに保存や削除をしていませんか?
実は、写真やスクリーンショットの中には、知らないうちに個人情報が含まれていることがあります。整理のつもりで共有フォルダに入れたり、クラウドにまとめてバックアップしたことで、思わぬリスクにつながるケースも。
 
そこで今回は、写真整理で気をつけたいポイントと、カメラロールを安心して片づけるために身につけておきたい習慣を、専門家に教えてもらいました。

教えてくれたのは……
NordVPN 最高技術責任者(CTO)
マリユス・ブリエディスさん
デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍する技術者。オンライン上のプライバシーとセキュリティ保護のサービス「NordVPN」の最高技術責任者(CTO)として、革新的なVPN技術の開発と普及に尽力。

そもそも、「隠れた個人情報」とは?

「隠れた個人情報」は、写真やスクリーンショットの中に写り込んだ、自分を特定できてしまう情報のことを意味します。たとえば、次のようなものは要注意です。
•配達完了画面に写った住所・氏名・電話番号
•航空券やチケットの予約番号、二次元コード
•レシートや購入履歴に含まれる個人情報
•銀行アプリや決済画面のスクリーンショット
•身分証、契約書、医療書類の撮影画像
•チャットやメールのスクリーンショット(住所や会員番号が写っていることも)
•自宅で撮った写真に写り込んだ郵便物、表札、部屋番号、近所の看板
一見すると「ただの思い出の写真」。ですが、情報として見ると、多くのヒントが詰まった状態になっていることもあるのです。

なぜ、写真整理は注意が必要?

一枚一枚チェックしていくのは大変なので、写真をまとめてクラウドにバックアップしたり、必要な情報をスクショして共有したり、あるいは昔のスクショをそのまま残したり。特に急いでいる場合は、個人情報の保護を見落としがち。その結果、住所や予約情報が含まれた画像が、気づかないうちに移動・共有されてしまうことがあります。

心当たりがあったら要注意! チェックリストで危機管理

以下の項目を読み、当てはまるものがあったら黄色信号。ひとつでもチェックがついてしまったら、今日から意識を変えましょう。

□ 配達や返品のスクショを「念のため」と保存している
□ 身分証や書類の写真が、カメラロールにそのままある
□ スクショを送るとき、画面の端まで確認していない
□ 写真はすべて自動でクラウドに保存している
□ 「最近削除した項目」を確認したことがない

写真整理を安全にする6つのステップ

① まずは「スクリーンショット」から
写真よりも注意したいのがスクリーンショット。住所、注文番号、予約番号、二次元コードなどが含まれやすいからです。見返しながら、「これ、知らない人に見られたら困る?」と自分に問いかけてみてください。

高リスクな画像から先に削除
思い出の整理よりも、まずは危険度の高いものから処理。
・身分証やパスポート
・搭乗券、チケット、旅行予約画面
・銀行・決済・クレジットカード関連
・住所がはっきり写った配達・請求画像
・アクセスに使える二次元コード
これらの写真は特に扱い方に気を配るようにすると◎。保管が必要な場合は、カメラロールではなく、ロック付きの保管場所へ移動しましょう。

③ 位置情報の設定を見直す
写真には撮影場所の情報が含まれることも。積み重なると、生活圏が推測される可能性があります。不要であれば、カメラの位置情報はオフに。旅行写真などで使う場合も、共有時は元画像の扱いに注意を。

④送る前のひと手間は「切り取る」
スクショを送る前に、ほんの2秒チェック。
・住所が上下に表示されていない?
・予約番号や注文番号が写っていない?
・二次元コードがそのまま残っていない?
・通知やWi-Fi名が見えていない?
必要な部分だけ切り取る。必要ならぼかす。それだけで、安全性は大きく変わります。

⑤「最近削除した項目」とバックアップも確認
一度削除しただけでは不十分。一定の時間が経過しないと完全に消去されないことがあります。
・「最近削除した項目」を空にする
・クラウド側のゴミ箱やアーカイブも確認
・共有アルバムや公開リンクが残っていないかチェック
外付け保存の場合も、暗号化や強いパスワードを忘れずに。

あわせて見直したい設定

写真へのアクセス権は、さまざまなアプリで求められます。不要なアプリはオフに設定しておくようにしましょう。また、クラウド共有は公開リンクを避け、閲覧範囲を限定すべし!

写真は、大切な思い出を残すもの。しかし、スクリーンショットや書類の写真は、放置すると個人情報の入り口になることも。「スクショは溜めない。送る前に切り取る」。この習慣を身につけるだけで、個人情報を守ることにつながりますよ。

この記事を書いた人

NordVPN 最高技術責任者(CTO) マリユス・ブリエディス

マリユス・ブリエディス

デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍する技術者。現在はNordVPNの最高技術責任者(CTO)として、革新的なVPN技術の開発と普及に尽力。代表的なプロジェクトである「NordLynx」は、業界で最速かつ革新的なVPN技術として高い評価を得ている。過去にはウェブ開発やプログラミングの実務経験も豊富で、現在は複数の開発チームを率いながら、企業の成長を技術面から支えている。講演やメディア出演も多く、世界中でサイバーセキュリティの大切さを伝えている。

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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