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シャビ・アロンソ解任で「救われる」レアル・マドリーの6名

  • 2026.1.19

レアル・マドリーは、シャビ・アロンソ監督の退任を発表した。今シーズンのクラブの動向を追ってきた者にとって、このニュースに驚きはないだろう。

昨夏、カルロ・アンチェロッティの後任として44歳の若き指揮官が就任。クラブワールドカップの終了から本格的にチーム作りを開始した。成績自体は決して悲惨なものではなかったが、その戦術的なサッカーはいまひとつ選手たちの信頼を勝ち取れぬまま時間が過ぎていった。

今回は『Planet Football』から「シャビ・アロンソ監督の解任によって救われることになるだろう6名の選手」をご紹介する。

ヴィニシウス・ジュニオール

最も分かりやすい「受益者」が彼だろう。ヴィニシウスの契約延長交渉は、今季を通じて舞台裏で停滞していたと言われている。クラブにとって最も価値ある資産の一人だが、現行契約は来年で満了する状況だ。

スペイン首都からの報道によれば、彼は「アロンソが指揮を執り続ける限り、延長にはサインしない」と拒否していたとも…。クラシコの終盤に交代を命じられた彼は「いつも俺ばかりだ!こんなチームから出ていってやる!」と叫びながらピッチを後にした。

後に彼はSNSで「チームメイト、クラブ、会長」への謝罪を投稿したが、そこに監督への言葉はなかった。社内のパワーゲームにヴィニシウスが勝利したといえる。

ジュード・ベリンガム

ベリンガムはクラブワールドカップでこそシャビ・アロンソの下で懸命にプレーしたが、肩の手術を受けた影響でプレシーズンと今季の開幕からしばらく欠場しなければならなかった。

復帰後はほぼ全試合に先発していたものの、11月には『Mundo Deportivo』が「ベリンガムはチームで与えられている役割に納得していない」と報じていた。

それを証明するように、アロンソ体制でも随所に輝きは見せていたものの、バロンドールを争った昨季のような圧倒的でダイナミックな姿を見ることはできなかった。そこにチームへのフラストレーションが影響していた可能性は高い。

ロドリゴ

このブラジル人アタッカーは、アロンソ体制下で深刻なゴール不足に苦しんだ。昨シーズンから数えて、なんと32試合ノーゴールという屈辱的な時期を過ごした。彼の能力を見れば信じられないような数字である。

ただ、今季の彼の出番は限定的だった。27試合のうち、先発はわずか11試合。フル出場は3回しかなかった。その状況のなかで結果を残すことは難しかったのかもしれない。

暫定的に指揮を執るアルバロ・アルベロア監督の下、ロドリゴは「脇役」からの脱却を狙っているはず。チームの戦術が変化する中、適応できればすぐに彼のゴールが見られるようになるだろう。

フェデリコ・バルベルデ

シャビ・アロンソ政権において、もう一つの興味深いトピックがバルベルデの扱いだった。

ピッチの両端をカバーできるバルベルデの仕事率は、前監督が好む精密な中盤のメカニズムには馴染まなかったようだ。彼はトニ・クロースやルカ・モドリッチのように、パスでテンポを支配するタイプの選手ではないし、緻密なポジショニングで先を取るタイプでもない。

さらに、アレクサンダー=アーノルドとダニ・カルバハルの負傷離脱が重なったことで、彼は右サイドバックの穴埋めを強いられた。報道によれば、彼はこの役割に対して繰り返し不満を口にしていたという。

キリアン・エムバペ

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

データだけを見れば、エムバペはアロンソの下で驚異的な数字を残している。27試合で30ゴール7アシスト。これは彼がこれまで指導を受けてきたどの監督よりも高い得点率であり、調子は良いように見えている。

しかし、このエースがゴールを量産する一方で、同時にチーム全体は機能不全に陥っているようにも見えた。今のレベルの機能性のままでは、彼がいつも渇望してやまないチャンピオンズリーグ制覇やバロンドールには手が届かないだろう。

エムバペはアロンソに不満を持っているという直接的な報道はないものの、スーペルコパ敗退後に見せた彼の振る舞いは、指揮官に対する敬意を欠いたものに映った。

エンドリッキ

「次のペレ」として評価された天才アタッカーであり、ロドリゴやヴィニシウス以上の逸材として鳴り物入りでブラジルからやってきたエンドリッキ。しかしながら、その才能の片鱗はまだ十分に発揮されていない。

加入1年目の昨季はヨーロッパサッカーへの適応期間として過ごしたが、アンチェロッティからシャビ・アロンソに代わって以降、彼の序列はさらに下がったように見えた。

結果的にアロンソの下ではわずか3試合(先発に至っては1回しかない)の出場にとどまり、冬にはリヨンへのローン移籍を余儀なくされた。来季彼がマドリーのトップチームに再合流することを考えれば、この指揮官交代は新たな希望となるだろう。

筆者:石井彰(編集部)

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