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米教師が“極端な給料の低さ”に不満を漏らし、共感の声が殺到「物価高についていけない」

  • 2026.1.19
Maskot / Getty Images

長年、中高生の「なりたい職業ランキング」で1位を獲得している教師という職業。しかし先日、アメリカに住む中学校教師の女性が、給料についての不満をSNSで発信。給料が住宅価格の上昇に追いついていない現状を明かし、他の教師たちからも共感の声が寄せられた。

米教師が“給料”に不満を漏らす

日本では、公務員として安定しており、福利厚生も整っている教師。しかし『New York Post』によると、アメリカでは、公立学校の教師が高収入な職業ではないことは誰もが知っており、低賃金が原因で家を買うことができなかったり、物価高についていけなかったりする教師も少なくないという。

そして先日、フロリダ州で中学校教師を務めるクリステンさんは、自身のTikTokに“教師の給料”について不満を語った動画を投稿。「教師の給料についてのちょっとした愚痴」と題された動画では、給料が住宅価格の上昇にまったく追いついていない現状について語られている。

「私がこの家を購入したのは2016年で、価格は約16万ドル(約2,500万円)でした。当時の年収はおよそ4万ドル(約630万円)。ところが2025年現在、住宅の価値は35万〜36万ドル(約5,500万〜約5,660万円)にまで跳ね上がっています。それでも、修士号を持つ教師としての年収は約5万4,000ドル(約850万円)にとどまっています」

クリステンさんは、「いったい、みんなはどうやって家を買っているの?」と疑問を投げかけ、「この価格帯で、どうやって住宅を購入できるというの?」と訴えた。

家賃を払うために仕事を掛け持ちする教師も

同動画は2026年1月9日時点で2万8,000回以上も再生されており、850件以上の「いいね!」を獲得。コメントは530件も寄せられており、アメリカ国内の教師たちから共感の声や、自身がいる地域の給料を書き込む人、また「お金が欲しいなら教師を辞めるべき」といった声も届いている。

  • 「私も教師ですが、2017年に17万5,000ドル(約2,750万円)で購入した家を、2023年に29万5,000ドル(約4,630万円)で売却し、海外で教えるために移住しました。正直、理由はお金です(笑)。現在はシンガポールで教えていますが、地元ノースカロライナ州のほとんどの校長よりも多く稼いでいます。学士号だけでこれほどの収入です。もはや、アメリカで再び教師をする気にはなれません。状況はあまりにも厳しすぎると思います」
  • 「私は9年間、給料が上がっていません。ジョージア州では、年功によるステップ昇給も19年目で打ち止め。私たちは2002年に家を建てましたが、今では同じ家を建て直すことも、購入することもできません。私たちにとって、ずっと住み続ける家になっています」
  • 「お金目当てで教師になる人はいない」
  • 「私の娘も、私と同じように教師になったばかりです。でも、どうやら私はもう家を買うことはできそうにありません」
  • 「正直、そんなにやりがいのある仕事ではありません。年月が経つにつれて、やりがいよりも頭を悩ませる問題のほうが重くのしかかってきます」
Burak Sür / Getty Images

また、家を買う余裕がないため、アパートの家賃を払うだけでも2つの仕事を掛け持ちをしているという人もおり、「疲れ切っている」とコメントする人も。

アメリカの教師の給料の現状とは?

州によっては教師の給与を大幅に引き上げたところもあり、全米教育協会(NEA)によると、全米の教師の平均給与は72,030ドル(約1,130万円)で、前年から3.8%上昇。データによると、1年間で最も給与が増えた州は、オクラホマ(10.5%)、アイダホ(9.1%)、ユタ(8.9%)に限られており、これらの州の給与は全国平均より低いものの、最も給与の低い州と比べると大幅に上回っていると『AS USA』は報道している。

最も給与が低い州は、ミズーリ(平均55,132ドル/約870万円)、フロリダ(平均54,875ドル/約860万円)、ミシシッピ(平均53,704ドル/約840万円)で、給与が高い州は、カリフォルニア(平均101,084ドル/約1,590万円)、ニューヨーク(K-12教育者平均95,615ドル/約1,500万円)、マサチューセッツ(平均92,076ドル/約1,450万円)だという。

Klaus Vedfelt / Getty Images

州ごとに見ると、アメリカの教師の給与には、4万7,000ドル(約740万円)以上もの大きな格差があり、さらに同協会の統計では、現在の教師の給与は10年前に比べて平均で5%も減少しているとのこと。

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